Microsoft と連携し、AI エージェントにコネクティビティ、コンテキスト、コントロールをもたらす

by Amit Sharma, 翻訳:古川えりか | December 3, 2025

CData が Microsoft と協力

この度、大変嬉しいお知らせがあります。Microsoft Ignite 2025 の初日に、Microsoft 社より、CData のマネージド MCP プラットフォーム「Connect AI」を Copilot Studio、Azure AI Foundry、そして新発表の Agent 365 プラットフォームにネイティブ統合するというコラボレーションが発表されました。このパートナーシップは、エンタープライズ AI エージェントを成功に導くための3つの重要な要件、すなわち「コネクティビティ(Connectivity)」「コンテキスト(Context)」「コントロール(Control)」に対応するものです。

この三本柱が連携しなければ、AI エージェントは孤立したまま、その力を十分に発揮することができません。必要なデータにアクセスできない(コネクティビティ)、データの意味を理解できない(コンテキスト)、あるいはエンタープライズ展開に必要なセキュリティフレームワークが欠如している(コントロール)といった課題が残るのです。Connect AI の実績ある機能を Microsoft のエージェントエコシステムにネイティブ統合することで、安全かつインテリジェントに思考し、推論し、行動できるエージェントのデプロイが可能になります。

Microsoft が Connect AI を選んだ理由:エンタープライズ AI 成功の三本柱

Microsoft 社が Agent 365 のローンチにあたり、MCP 接続のパートナーとして CData を選定したのは、私たちのエンタープライズで実証済みのデータインフラストラクチャがあったからです。10年以上にわたり実戦で鍛え上げられた当社の技術は、現在、Google Cloud、Salesforce Data Cloud、Palantir といった業界リーダーの最も要求の厳しい AI 展開を支えています。

Connect AI は、AI エージェントを成功に導くための三本柱すべてを実現します。

  • コネクティビティ: 350を超える事前構築済み、保守されたコネクタを備えた単一の MCP プラットフォームが、効率的なツールセットを通じて各API のあらゆる機能へのアクセスを提供します。これによりツールの乱立を排除し、トークン使用量を最適化します。

  • コンテキスト: セマンティックリッチなデータモデルが、ソースシステムの仕組み(スキーマ、メタデータ、エンティティリレーションシップ、ビジネスロジック)をエージェントに教え込み、コンテキスト過負荷なしにクリーンな推論を可能にします。

  • コントロール: アイデンティティファーストのセキュリティにより、OAuth/SSO を通じてソースシステムの権限が継承されます。さらに、AI 固有のロールベースアクセス制御、最小権限、包括的な監査証跡も追加されます。

これらの柱が連携することで、企業やソフトウェアプロバイダーはすでに、AI エージェントを印象的なデモから、企業全体で思考し行動できる運用環境対応のシステムへと進化させています。

CData が Agent 365 エコシステムをどのように支えているかは、Microsoft 社のブログ「From Innovation to Enterprise Trust with Microsoft Agent 365」をご覧ください。


Connect AI が Microsoft の AI 機能を強化する方法

Microsoft の AI エコシステムをご利用の企業にとって、Connect AI は AI エージェントを以下のように強化します。

Copilot Studio では、マネージド MCP 接続を通じて、Microsoft エコシステムを超えた350以上のエンタープライズシステムに即座にアクセスできるようになります。SAP、Salesforce(カスタムオブジェクトを含む)、Oracle、ServiceNow、Snowflake、レガシーデータベースなど、ビジネスを支える数百ものシステムにリアルタイムで接続できます。既存のトピックは、各システムの仕組みに関するセマンティックな理解を継承することでよりスマートになり、確立されたガバナンスモデルはこれらすべての新しい接続にシームレスに拡張されます。

Azure AI Foundry では、エンタープライズ開発者とソフトウェアプロバイダーの双方が、データランドスケープ全体を横断して推論する高度な AI アプリケーションを構築できます。

  • エンタープライズ IT チーム向け: 当社の効率的なツールセットにより、社内 AI アプリケーションで企業のデータ全体にわたる複雑なマルチソース分析が可能になります。

  • ソフトウェアプロバイダー向け: Connect AI がユニバーサルな接続レイヤーとなり、カスタム統合を構築・保守することなく、エージェントが顧客のエンタープライズシステムに即座にアクセスできるようになります。

どちらも、より短い開発サイクルとより正確な AI 出力の恩恵を受けられます。これらはすべて、将来の AI 技術の進歩に合わせて自由にイノベーションを起こせる中立的なデータインフラストラクチャレイヤー上に構築されています。

Agent 365 により、企業は理想的な AI ガバナンスの補完機能を得られます。Agent 365 がエージェントの実行可能な操作を管理し、Connect AI がソースシステムのツールやデータへの制御されたアクセスを提供します。Connect AI のアイデンティティファーストのセキュリティモデルにより、RBAC(ロールベースアクセス制御)権限はソースから継承され、AI 固有のデータ制御も追加されます。すべてのデータアクセスは記録され、すべての権限は強制適用され、セキュリティチームは Agent 365 のガバナンスフレームワークを通じて完全な監視を維持できます。

Connect AI Agent Diagram

AI への期待と実際のパフォーマンスのギャップを埋める

この連携は、エンタープライズ AI にとって重要な転換点となります。Connect AI を Microsoft のエコシステムにネイティブ統合することで、私たちはついに企業に3つの本質的な要素を提供できるようになりました。すべてのビジネスシステムへの包括的な接続性、それらのシステムがどのように連携するかのセマンティックな理解、そして IT 部門が信頼できるエンタープライズグレードのセキュリティです。

エージェントがあらゆるシステムにアクセスし、すべてのデータ関係を理解し、実績あるセキュリティフレームワーク内で動作できるようになれば、実験段階から不可欠なビジネスツールへと変貌を遂げます。複雑なクロスシステムの質問に答え、ワークフローを自動化し、大規模にインサイトを提供するのです。AI で勝利を収める企業は、エージェントに自社ビジネスの最も深く正確な理解を与える企業となるでしょう。

企業のお客様へConnect AI の14日間無償トライアルで、Microsoft AI エージェントへのデータ接続をぜひお試しください。また、Connect AI と Microsoft AI 製品との統合についての詳細もご覧いただけます。

ソフトウェアプロバイダーの皆様へ: AI 接続のための CData の組み込み機能について詳しく知りたい方は、フォームからお問い合わせください。

※本記事はCData US ブログ CData and Microsoft Collaborate to Power AI Agents の翻訳です。