
2025年、上司から「これからは生成AIだ!なんかやって」と突然言われ、困った方も多かったのではないでしょうか?
「なんか」って言われても…議事録を自動で作る?企画書をもっと早く書く?
でも、本当にそれが自社に必要なことなのでしょうか?
やりたいのは「守り」か「攻め」か
生成AIの使い方を考える前に、まず「何を目指すのか」を明確にしましょう。
例えば、次の2つの方向性で考えてみるのはいかがでしょうか?

1.守り = 今の仕事をもっと楽に、早く
現在の業務はそのままに、コスト削減や効率化を目指す。
(例)
- 毎週の報告書作成に3時間かかっている → 1時間に短縮したい
- お客様への返信メールの文面に悩む → 下書きを作ってほしい
- 膨大な資料から必要な情報を探すのに時間がかかる → すぐに見つけたい
2.攻め = 新しいビジネスを生み出す
新規事業を起こしたり、これまでとは違う顧客層を開拓したりして、売上・利益の拡大を目指す。
(例)
- 新しい顧客層を開拓するアイデアを考えたい
- これまでになかった商品・サービスを企画したい
- 競合他社の動向を分析して、自社の戦略を練りたい
まずは、あなたの会社が今求めているのはどちらなのかを考えてみましょう。
守りの場合|業務フローの理解から
生成AIというと特別なもののように感じるかもしれませんが、実は「仕事を楽にするための道具」の一つです。特別視する必要はありません。
ですので「守り」の場合、はじめに行うことはこれまでと変わりありません。
業務の中で「詰まっている場所」(ボトルネック)、つまり手作業で時間がかかっている部分やミスが起きやすい部分などを見つけ出すところから、になります。
なお、生成AIが自社データにアクセスすることができれば、業務フローのボトルネックを効率的に見つけ出せるかもしれません。
(例)
- タスク管理アプリの作業開始日時と終了日時を用いて時間のかかっているタスクを抽出する
- 予算と実績を分析して特にコストのかかっているものを抽出する
後は、そのボトルネックが生成AIで解消できそうであれば、そこが生成AIの使いどころ、となります。
ちなみに、生成AIが得意な業務は以下のとおりです。ボトルネックとなっている部分がこれらに該当しない場合は、生成AI以外のIT活用を検討した方がいいかもしれません。生成AIは非常に便利ですが、万能薬・銀の弾丸では無いことは留意する必要があります。
生成AIの得意業務
| 得意なこと | 例 |
1 | 文章の下書き | 取引先へのメール、報告書の第一稿など |
2 | 提案書や企画書の骨組み作り | 「どんな章立てにしようか?」を相談 |
3 | 要約 | 長い会議の議事録を3行でまとめる |
4 | 翻訳 | 海外の資料を日本語に |
5 | 分析 | データの傾向を読み取って説明してもらう |
6 | 調査・検索 | 「○○について教えて」と質問 |
7 | アイデア出しや相談相手 | 「こんな企画どう思う?」と壁打ち※ ※壁打ち = 自分の考えを誰かに話して、フィードバックをもらうこと |
攻めの場合|自社についての理解が大前提
攻めの場合は、生成AIを「相談相手」として使います。
これまで、新規事業を考えたり会社の方向性を決めたりする際には、外部のコンサルタントに相談することもありました。生成AIは、そうした相談相手の役割も果たせます。
ただし、生成AIはあくまで「相談相手」です。最終的な判断はあなた自身が行う必要があります。
そのためには、自社の強み・弱み、競合の状況、お客様のニーズなど、ビジネスの背景をしっかり理解しておくことが大前提です。
もちろん、こうした背景の整理も、生成AIに自社データを読み込ませることで効率的に行えます。
生成AIを最大限活かすカギ = 「自社データ」との連携
ここまで見てきたように、生成AIは「守り」でも「攻め」でも活用できます。
そして、どちらの場合でも重要になるのが「自社データとの連携」です。
でも、「それって難しいプログラミングが必要なのでは?」と思いますよね。
そこで役立つのが「MCP(Model Context Protocol)」という仕組みです。

これを使えば、プログラミングの知識がなくても、生成AIと自社データをつなぐことができます。
MCPについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ:
【MCP とは?】API の仕様から一つ一つ紐解くMCP 入門
MCPを実際に使うには?〜2つの選択肢〜
CDataでは、数百種類のデータソース(業務システムやクラウドサービスなど)に接続できるMCP製品を提供しています。
用途に応じて2つのタイプから選べます。
1. CData MCP Servers(小規模スタート向け)
お手元のPCにインストールして使うタイプです。まずは少人数でいろいろ試してみたい、という場合に最適です。
2. CData Connect AI(本格導入向け)
インストール不要のクラウド型です。部門や全社で使う場合に便利な、ユーザー管理機能などが揃っています。
「生成AIと○○のデータを連携させたい」など、具体的なご相談がありましたら、お気軽に「お問い合わせ」からご連絡ください。
まとめ
質問の仕方(プロンプト)次第でさまざまなことができる生成AI。
だからこそ「どこで使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。
そんなときは、まず「守り」か「攻め」か、どちらを目指すのかを考えてみてください。
チェックリスト
□ 今の業務を楽にしたい → 「守り」から始めましょう
□ 新しいことに挑戦したい → 「攻め」を試してみましょう
□ 両方やりたい → まずはどちらかを選んで小さく始めましょう
ただし、生成AIは便利な道具ですが、万能ではありません。「本当に生成AIが最適な手段なのか?」は、よく検討してくださいね。