2024年9月にCData へ入社してから気付いたら4ヶ月が過ぎようとしています。
この4ヶ月間でさまざまなイベントやコミュニティにも顔を出す機会も増え、刺激的な毎日を送ることができました。
こんにちは、パートナーサクセスの今西です。
今回は2024年12月20日、東京西新宿のエン・ジャパン様のオフィスで開催された
「CHALLenGERs ユニバース── kintone +Power Platform ユーザーリアル交流会」の様子をレポートします。
業務改善や、DX への挑戦がテーマの交流会
初開催で60名を超えるユーザーがオシャレな会場に集結。
kintone +Power Platform ユーザーがどのように業務改善やDX に立ち向かっていったのか、単なる成果報告や、成功体験だけでなく、苦労したプロセスも含め赤裸々に話し合う熱い交流会でした!
正解のないDX だからこそ、失敗談を聞けるのは大変貴重で、
SNS にはあげられない「ココだけのハナシ」もたくさん聞くことができました。
会社の垣根を超えて、互いの課題や失敗、成功をシェアする場。
イベント名の通り、挑戦者が集まるコミュニティがCHALLenGERs ユニバースです。
各講演者が語る「私の挑戦」とは?
ここからは各講演者のダイジェストをお送りいたします。
開会のご挨拶|西川様
開会の挨拶ということで、 CHALLenGERs ユニバースの発起人の1人、西川さんのご挨拶。
エンジニアのような技術的な記事は調べればすぐに見つかるが、DX 推進にはそれがない。
実際に行ってみると社内政治や予算といった壁がつきもの。
DX 推進には絶対的な正解は存在しないため、成功には経験に基づくノウハウが重要だが、このノウハウを持っているのは、実際にDX推進にチャレンジした人だけ。
だからこそ、現在DX 推進を行っているチャレンジャーたちを結集させ互いにノウハウを共有しあいたい。
こうした場を通じて、横のつながりをつくり参加者全員がDX 成功に向けて、動けるコミュニティを作りたいと熱い思いを語っておりました。
知見を独占せずに、互いにシェアすることの大切さを改めて感じました。
エン・ジャパンのノーコード活用+人材育成|高橋様
CHALLenGERs ユニバース主催者のエン・ジャパン、高橋さんの講演からスタート。
「私の顔写真はフリー素材ですので、ご自由にご利用ください」と冒頭で仰っていたので、載せさせていただきました!
題材は「エン・ジャパンのノーコード活用+人材育成」について。
DX をしようと思ってDX をしたのではなく、現場が求めるスピードとバックオフィスや情シス側のスピード感のギャップを埋めようとしたら、結果DX をやっていたという言葉が印象に残りました。
現場(フロント)とエンジニア(バック)の間を繋ぐ、ミドルオフィスを作り、
フロント側の要望をノーコードツールで実装しつつ、基盤関連の構築や更新はバックオフィス側に任せることで互いのスピード感を調整したとのこと。
そしてこのミドルオフィスを作るにあたって、現場を知る社員にノーコードツールを使うようにリスキリングしたというのだから驚きです。
優れたナレッジを集約し、コンテンツ化することで社員のリスキリングを推し進め、
現場のことを知っている+kintone も触れる人材を増やしました。
このコンテンツも高橋さんがコツコツ作成していった結果、教育コストも下がり、採用コストも下がったのに、DX 推進が加速していくという良スパイラルを生み出しているという素敵な事例でした。
「猪木問答」で読み解くDX|永田さん
続いてはDX に行き詰まる企業の現場がどのようなものか、
新日本プロレスの人気が低迷した時代の「猪木問答」になぞらえて解説。
・愛想を尽かして離れていった人材に対してとやかく言っても仕方ない
・なにが問題なのかが曖昧なまま、とにかく手を動かしてもよくない
・会社の仲間たちと協調せずに、1人で突っ走っても変わらない
「自分たちの会社の強みってなんだっけ?」と本質や思想に立ち返り、ビジョンを定め、
それを元に仲間たちを巻き込みながら、強みを活かす形でのDX とはなんなのか?を考えながら進むことが大切とのことでした。
星野リゾートが取り組んだ市民開発の10年の計|久本様
社内DX 化ということで、気軽にノーコードツールを使えるようkintone を全社員に配ったら、
アプリはどんどん増えるものの、同じようなアプリが乱立し、人が入れ替わるとアプリのメンテナンスが誰もできなくなる等、ガバナンスを効かせて普及させることの大切さを実体験を交えてお話されていました。
他にも外部からの知見を得ることの大切さも語られていました。
・外部から講師を招いて「データモデリング」について教育
・社員をkintone へインターンさせて他社がどのような形でノーコードツールを使っているのかを学ぶ
こうした外部の環境から知識を仕入れることで新たな気付きを得られ、なにがあれば社内でノーコードツールが役立つのかの議論が活発化し、社内イノベーションの総量を増やしたと仰っていました。
社内コミュニティへのチャレンジ|世森様
「DX の基盤は人材育成と、人と人とのつながり」と定義し、下記3つを念頭にコミュニティ運営を行ったお話でした。
・既にDX 推進をしている方を孤独にさせない
・やさしくサポート
・DX 推進をやっている人同士のつながりを強固に
最初の立ち上げ期に仲間を集めてDX 推進を行うのではなく、役員の方々へ「DX 推進におけるコミュニティの有用性を他社事例や論文を交えて伝えた」という箇所が大変勉強になりました。
新しいチャレンジはボトムアップ型のアプローチよりも、トップダウン型のアプローチの方が浸透しやすいという事例をあちらこちらで聞くので(前職でDX 推進を行っていたときも実際にそうでした)、成功率の高いアプローチ方法なのだと感じます。
また役に立つコミュニティを心がけ、コンテンツの数・質にはこだわって作成し、結果として海外拠点を巻き込んだコミュニティを作れたという素晴らしい事例でした。
LT枠1|石井様
・アプリ内製開発の促進
・kintone 機能の低認知の改善
・IT への低リテラシー問題
これらの課題にどう取り組んだかの紹介をされていました。
とはいえ市民開発者であるユーザーの声をすべて拾うのはリソース的にも難しいので、
どのレベルでの支援が必要なのかをINCOTERMS (国際商業会議所が策定した貿易条件の定義)になぞらえて基準をつくり、ユーザーとの良い関係性を保ちつつ、DX 化を促進しているというお話でした。
DX 推進を行う上で、サポート業務が逼迫しユーザー側もわからないまま放置され、結果使い慣れたツールや業務形態に逆戻りするという悪循環はよく聞く話。
こうしてユーザーごとにリソースを分配することで上手くDX 推進を行っている成功事例でした。
それと全然関係ないのですが、仕事部屋に置いているテーブルをリペイントする際に利用させていただいていた刷毛がこちらの企業の商品でした。塗りムラもなくキレイに塗れてテンション高く仕事ができています!
この場を借りて感謝申し上げます!
LT枠2・kintone x Power Platform with CData Connect AI|りなたむ様
講演時にご利用されていたスライドも公開されていたので、一緒に記載いたします。
事業会社ごとに豊富なテンプレートがあり、ほしい機能はプラグインで簡単に追加できる『kintone』と、ローコード開発ソリューションである『Power Platform』を組み合わせる方法をデモを交えて実演。
デモで作成した「レンタカー登録アプリ」には、出発時のメーターや、出発時の燃料、傷の有無等を視覚的に記録できます。
こうした紙のレイアウトに近いアプリをPower Apps で作成できます。しかもローコードで。便利すぎませんか…?
ただこのデータをkintone へ連携するためにはカスタムコネクタを利用する必要があり、作成したアプリによってAPI レイアウトが変わるため、それをハードコーディングしていくのは保守的な観点からも辛い……。
そこで弊社製品のCData Connect AI を用いて、このカスタムコネクタを作ることなく、データのやり取りを行えるようにしませんか?という内容でした。
サービスのそれぞれの良さを上手く活かすことが、これからの業務改善に必要と結んで発表は終了。
サービスの良さを繋ぎ合わせられるツールとして、弊社製品をご紹介いただきありがとうございます!
LT枠3・きぬあさ的情報発信のススメ|きぬあさ様
講演時にご利用されていたスライドも公開されていたので、一緒に記載いたします。
きぬあさ様の講演は二弾構え!
第一弾は、クラウドサービスの導入は増えても、残り続けるレガシーアプリとどう付き合うか。
レガシーアプリにはおいそれと手を加えられないため、あちらに打ったデータはこちらでも入力する……といった二重入力問題をどう解決するかをお話されていました。
windows10, 11ユーザーであれば無料で使えるPower Automate for desktop(PAD) を使って、面倒な転記作業を自動化してしまおうというもの。
脱レガシーアプリができれば理想的だけれどすぐの移行は難しい。
そんな方へ向けての対処療法としてのレシピの紹介でした。
第二弾は、情報発信の重要性について。
アウトプットを通じて自身の勉強にもなるし、コミュニティの拡大にも繋がる。
自分の勉強にもなるし、誰かを助けにもなるかもしれない情報発信をぜひやりましょうという内容でした。
ハードルが高いと思われがちな情報発信も「もっと気軽に行っていいんだよ」と
包み込むような優しい口調でお話されていて、そっと背中を押してくれているような印象を抱きました。
早速アウトプットできましたよ!と謎の報告をこちらでさせていただきます。
LT枠4・とあるJTC 情シスの挑戦|小野様
講演時にご利用されていたスライドも公開されていたので、一緒に記載いたします。
最後のご登壇は、まさ様のDX 推進における泥臭いチャレンジについて。
・情シスってなんか上から目線だよね
・あの人達っていったいなにしてる人たちなの?
・DX 化について懐疑的
こういった逆風の中でツールを導入するだけでなく、
社外に協力を仰ぎ、DX を行った方へ活躍の場を用意し、手段ではなくゴールを見せ、まずは小さな成果を出すことを意識して、徐々にDX 化を浸透させていっている素敵なチャレンジのご紹介でした。
こうしたチャレンジのヒントは外にあるコミュニティから学び、アウトプットを繰り返した結果とのこと。
社内だけに留まらず、外へ出ていき情報を得ることの大切さを熱く語っておりました。
たくさんのチャレンジに溢れた熱量の高い素敵なイベント
kintone +Power Platform ユーザーイベントと銘打っておりましたが、ツールの垣根を超え各々がどのように業務改善やDX に立ち向かっていったのか、単なる成果報告や、成功体験だけでなく、苦労したプロセスも含め赤裸々に話し合う熱い交流会でした。
クロージングの後の交流会も大盛りあがり。
終了予定時間を30分超えても話は絶えず、むしろ会場のボルテージが時間が経つごとに増していました。
登壇者の方々はもちろん傍聴側の方々もDX について一家言持っている方が多く、様々なチャレンジを聞くことができた素敵な1日でした!
次回は大阪で開催!
既にLT 枠は締め切られている程参加者の熱量が高いイベント。
いつかはお話する側で参加したいと思います。