
Windows 環境で直感的に使えるETL ツールとして人気の「Simple Data Integrator (SDI)」。
主にオンプレミスのデータベース連携で活用されている方も多いのではないでしょうか。
もし、その使い慣れたSDI から、Salesforce やkintone といったクラウドサービスのデータも同じように扱えたら、データ活用の幅は大きく広がります。本記事では、多種多様なSaaS やDB に接続できる「CData Drivers」とSDI を組み合わせ、驚くほど簡単にSaaS データ連携を実現する手順をご紹介します。
使い慣れたツールでクラウド連携を実現する2つのツール
今回ご紹介するデータ連携の仕組みは、2つのツールによって実現しています。

1つ目は、クラウドテクノロジーラボが開発したWindows 上で動作するETLツール「Simple Data Integrator (SDI)」です。その名の通り、非常にシンプルで分かりやすいGUI が特徴で、データマッピングや連携フローをノーコードで簡単に構築できます。特にSQL Server やOracle といったオンプレミス環境のデータベース間連携に強みを持ち、多くの現場で活用されています。

2つ目が「CData Drivers」です。これは、Salesforce やkintone、Dynamics 365をはじめとする300種類以上のSaaS やDB に対して、標準的なSQL でアクセスできるようにする「通訳」のような役割を果たすデータ接続ドライバーです。
通常、SaaS のデータにアクセスするには複雑なAPI の知識が必要ですが、CData Drivers を使えば、まるで社内のデータベースを扱うのと同じ手軽さで、各種ETL ツールからSaaS データを操作できるようになります。
SDI が持つ汎用的なODBC 接続機能と、CData Drivers が提供する豊富な接続先を組み合わせることで、既存のオンプレミス環境とクラウドサービスをシームレスに連携させることが可能になります。
SDI からkintone の取引先データを抽出する手順
それでは実際に、SDI からCData ODBC Driver を介してkintone のデータを取得し、CSV ファイルとして出力する手順を見ていきましょう。
CData kintone ODBC Driver のインストール

まず、CData kintone ODBC Driver をダウンロードしてインストールします。インストール後、Windows の「ODBCデータソースアドミニストレーター」を起動し、kintone への接続設定を行います。注意点として、SDI は 64bit 動作のため、Windows の「ODBC データソース(64 ビット)」で DSN を作成ください。
ここでは、kintone のログインID、パスワード、などを入力し、「CData Kintone Sys」といった分かりやすい名前のDSN(データソース名)として保存します。
このDSN が、SDI からkintone を呼び出す際の「窓口」となります。
SDI データソースの接続設定

次にSDI を起動し、データソースの接続設定画面を開きます。接続タイプの一覧から「ODBC」を選択し、先ほど作成したkintone 用のDSN を指定します。
接続テストを実行し、「正常に接続されました」と表示されれば、SDI からkintone へ開通したことになります。
SDI にて新しい連携フローを作成

データの入力元となるソースに、登録したkintone のデータソースを選択します。
すると、kintone 内のテーブル一覧が表示されるので、今回は「Turtorial」テーブルを選びます。
続いて、データの出力先となるデスティネーションにCSV ファイルを設定します。今回はCSV 出力のため自動でカラム一覧が表示されていますが、マッピングが必要な場合には「マッピング詳細設定」からどのデータをどの列に出力するかを直感的に定義できます。
すべての設定が完了したら、作成した連携フローを実行します。処理が正常に完了すると、指定したフォルダにkintone のデータが格納されたCSVファイルが生成されているはずです。
たったこれだけの手順で、クラウド上のSaaS データをローカルファイルとして取得することができました。
さいごに
Simple Data Integrator (SDI) とCData Drivers を組み合わせることで、これまでオンプレミスDB 連携が中心だった環境でも、わずかな設定変更だけでSalesforce やkintone といった主要SaaS とのデータ連携を簡単に実現できます。
Windows ベースの使い慣れたツールで、データ活用の可能性を大きく広げてみてはいかがでしょうか。
CData Drivers は30日間の無償トライアルを提供しています。
ぜひお手元のSDI 環境で、そのシンプルさと強力な接続性を体感してみてください。
ご不明な点があれば、お気軽にテクニカルサポートまでお問い合わせください。
https://jp.cdata.com/support/