CData API Server を Azure App Service にデプロイし、設定情報を SQL Server に保存する方法

by 宮本航太 | June 2, 2025 | Last Updated: October 28, 2025

Azure App Service × API Server

こんにちは、シニアプロダクトスペシャリストの宮本です!


Azure 上で CData API Server を手軽に公開するには、Azure App Service が最適です。
今回は、Azure App Service へのデプロイ方法と、設定データを外部データベースに保存する構成についてご紹介します。


CData API Server とは

API Server とは

CData API Server は、主要なデータベースから OData 規格の REST API をノーコードで生成できるアプリケーション製品です。
例えば、Salesforce の外部オブジェクトから基幹データベースに API Server 経由でアクセスできるようになります。
基本的な操作方法などは以下記事をご参照ください。
https://jp.cdata.com/blog/install-api-apiserver


Azure App Service × API Server

構成自体はシンプルです。Azure App Service 上にCross Platform 版のAPI Server を配置し、設定情報を外部データベースに保存する構成となります。

Azure App Service構成図


API Server の準備

最初に以下リンクよりCData API Server のトライアルを申し込みます。
https://jp.cdata.com/apiserver/download/
その後に届くメールの中に製品のダウンロードリンクが入っていますので、「Cross-Platform (.tar.gz)」の方を選択してダウンロードします。

ダウンロードができたら、解凍/展開を行います。

解凍/展開後


上記状態になりましたら、次は設定ファイルを生成します。コマンドプロンプトでapiserver.jar が格納されているパスまで移動したら、以下のコマンドを実行してください。

java -jar apiserver.jar -GenerateProperties


これでapiserver.properties というファイルが生成されます。

設定ファイル生成


Azure App Service ではポート80 にルーティングされるため、API Server 側のポートを80 に変更する必要があります。また、今回は設定情報とユーザ情報を外部データベースに保存しますので、その設定も行う必要があります。
本シナリオでは、外部データベースには今回SQL Server を選択します。また、cdata.app.directory のパスも変更します。パスは任意ですが、今回は /home/site/ 配下にapisrv_data というディレクトリを自動作成し、そこに保存するようにしています。


では、apiserver.properties を開いて以下のとおりに更新しましょう。

cdata.app.db=jdbc:sqlserver://xxxxxxx:1433;database=xxxx;user=xxxxx;password=xxxx;encrypt=false;
cdata.initParameters=APP_USERS:\"jdbc:sqlserver://xxxxxxx:1433;database=xxxx;user=xxxxx;password=xxxx;encrypt=false;\"
cdata.app.directory=/home/site/apisrv_data
cdata.http.port=80

apiserver.properties編集画面

以上でAPI Server 側の準備は完了です。


Azure App Service でアプリ作成

ここからは Azure App Service 側の設定手順をご紹介します。
作成ボタンからWeb アプリを選択してアプリ作成を開始します。

Webアプリ作成開始


次に、Web アプリの設定内容を決めていくのですが、注意して欲しいところは以下になります。

  • 公開: コード

  • ランタイムスタック: Java 17

  • Java Web サーバーのスタック: Java SE (Embedded Web Server)

  • オペレーティング システム: Linux

Webアプリ作成のランタイム指定


デプロイタブ

  • 基本認証: 有効にする

Webアプリ作成の基本認証


ネットワークタブ

  • パブリックアクセスを有効にする: オン

Webアプリ作成のネットワークタブ


あとは基本デフォルト状態でOKです。
設定が完了したら作成しましょう。以下の画面になったら完了です。

アプリ作成完了


Azure App Service へAPI Server をデプロイ

作成したアプリのリソースに移動し、デプロイセンターのFTPS 資格情報タブを開き、FTPS エンドポイントとユーザー名、パスワードをコピーしておきます。

FTPS情報


次に、ファイル転送ツールを使用して、先ほど展開したAPI Server をAzure App Service に転送します。
今回はWinSCP を使用してみます。先ほどコピーした情報をセットして接続します。

winscp


接続したら、Azure App Service 側に不要なファイルがあるので削除し、API Server の「webapp」、「apiserver.properties」、「apiserver.jar」をAzure App Service に転送します。

API Server のデプロイ


Azure App Service スタートアップコマンドの設定

最後の設定として、Azure App Service 起動時に実行されるコマンドを設定します。
コマンドは以下を設定してください。

java -jar /home/site/wwwroot/apiserver.jar

スタートアップコマンドの設定


Azure App Service 上のAPI Server にアクセス

概要ページの既定のドメインのリンクをクリックしてみましょう。

Azure App Service提供のドメイン


アカウント作成の画面が表示されれば成功です。

ログイン画面


もし以下のエラーが出た場合は、Microsoft 公式のMS SQL のJDBC Driver をダウンロードし、Azure App Service のlib ディレクトリに格納することでエラーは解消します。

エラー


lib ディレクトリへアップロード

mssql jdbc driver のアップロード


ユーザー作成後、ライセンスのアクティベーションを行うことで利用できるようになります。
なお、外部データベースに指定していたSQL Server では、以下のようなテーブルが作成され、ここに設定情報とユーザ情報が格納されていきます。

SSMSテーブル一覧


おわりに

いかがでしたでしょうか。Azure App Service 上にAPI Server V25 をホスティング+外部DB への設定情報の保存を行うことができました。今回ご紹介したAPI Server は 30 日間のトライアル利用が可能ですので、是非お試しください!
https://jp.cdata.com/apiserve