Mendix のローコード開発プラットフォームで SAP Ariba Source のデータを使ったアプリを構築

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
CData JDBC Driver for SAP Ariba Source を使って SAP Ariba Source のデータ と Mendix を連携し、アプリを構築。

Siemens 社が開発した Mendix は、Web およびモバイルアプリケーションを迅速に開発、テスト、デプロイするためのローコードプラットフォームです。デジタルトランスフォーメーションの推進とビジネスのアジリティ向上を実現します。CData JDBC Driver for SAP Ariba Source と組み合わせることで、Mendix Studio Pro を使って SAP Ariba Source のデータを活用したさまざまなアプリケーションを作成できます。

CData JDBC ドライバーは、 最適化されたデータ処理機能を組み込み、リアルタイムSAP Ariba Source のデータと連携する際に、比類のないパフォーマンスを発揮します。複雑な SQL クエリを SAP Ariba Source に発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接 SAP Ariba Source にプッシュし、サポートされていない操作(多くの場合、SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みの SQL エンジンを使用してクライアントサイドで処理します。組み込みの動的メタデータクエリ機能により、ネイティブのデータ型を使用して SAP Ariba Source のデータを操作・分析できます。

この記事では、Mendix が提供する JDBC インターフェースと CData JDBC Driver for SAP Ariba Source を組み合わせて、SAP Ariba Source のデータを活用したアプリケーションを Mendix で簡単に作成する方法を紹介します。

Mendix 環境の準備

このセクションでは、先ほど紹介した Mendix Studio Pro を使用して、SAP Ariba Source のデータを使ったアプリを開発する方法を説明します。事前に Mendix Studio Pro をインストールしておいてください。

CData JDBC Driver for SAP Ariba Source のインストール

まず、Mendix と同じマシンに CData JDBC Driver for SAP Ariba Source をインストールします。JDBC ドライバーは以下のパスにインストールされます。

C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for SAP Ariba Source 20xx\lib\cdata.jdbc.saparibasource.jar

アプリケーションの作成

それでは、アプリの作成を始めましょう。まず、Database Connector が利用可能なアプリを作成します。

  1. Mendix Studio Pro を起動し、「Create New App」をクリックします。
  2. 「Blank Web App」オプションを選択します。
  3. 「Use this starting point」をクリックして続行します。
  4. 任意の名前でアプリを作成します。また、後で参照するために「Disk location」の情報をメモしておきましょう。
  5. これで新しいアプリが作成されました。

アプリケーションに Database Connector を追加

次に、作成したアプリに Database Connector モジュールを追加します。

  1. 右上の Marketplace ボタンをクリックします。
  2. Marketplace の検索セクションで Database Connector を検索し、選択します。
  3. Download をクリックして、最新の Database Connector をダウンロードします。
  4. Import Module ウィンドウで、Action として Add as a new module を選択します。
  5. アプリ画面に Database Connector が表示されれば、次のステップに進む準備が整いました。

Mendix Studio Pro への JDBC ドライバーの追加

この Database Connector で CData JDBC ドライバーを使用するには、JDBC ドライバーの JAR ファイルをプロジェクトに追加する必要があります。

  1. 先ほどメモした Mendix プロジェクトフォルダ内に「userlib」というフォルダがあります。そのフォルダに「cdata.jdbc.saparibasource.jar」と「cdata.jdbc.saparibasource.lic」の2つのファイルを配置します。
  2. これで、Database Connector で CData JDBC ドライバーを使用できるようになりました。

データモデルの作成

それでは、アプリを作成していきましょう。まず、Database Connector からデータを読み込み、一覧画面に表示するためのデータモデルを定義します。データを読み込む前に、データモデルを作成しておきます。

  1. MyFirstModule の「Domain model」に Entity を追加します。
  2. Entity 名とフィールド定義を入力します。
  3. DBeaver などのツールを使用して、CData JDBC ドライバー経由でテーブル定義情報を確認すると、データの設定を簡単に行えます。
  4. Entity を定義します。

JDBC URL 用の定数を作成

次に、Database Connector で使用する JDBC URL の定数を作成します。

  1. MyFirstModule に「Constant」を追加します。
  2. Add Constant ウィンドウで定数に名前を付けます。
  3. SAP Ariba Source に接続するための JDBC URL を生成します。jdbc:saparibasource: で始まり、セミコロンで区切られた一連の接続文字列プロパティを続けます。

    それでは、SAP Ariba Source に接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定します。

    • API:CData 製品にSAP Ariba データを取得させたいAPI を指定してください。ビジネスロールに基づき、Supplier、Sourcing Project Management、またはContract API を選択します(可能な値は、SupplierDataAPIWithPaginationV4、SourcingProjectManagementAPIV2、または ContractAPIV1 です)
    • DataCenter:アカウントのデータがホストされているデータセンター
    • Realm:アクセスしたいサイト名
    • Environment:テスト環境、または本番環境のいずれかを指定してください。(可能な値は、TEST またはPRODUCTION)

    Supplier Data API またはContract API に接続する場合は、さらに以下のプロパティも設定してください。

    • User:API 呼び出しを行うユーザーのId
    • PasswordAdapter:認証するUser に関連付けられたパスワード

    Supplier API に接続している場合は、ProjectId をデータを取得したいソーシングプロジェクトのId に設定してください。

    OAuth 認証

    続いて、接続プロパティを設定した後、認証のためにOAuth 接続を設定する必要があります。

    • AuthScheme をOAuthClient に設定します
    • サービスにアプリケーションを登録し、APIKeyOAuthClientId、およびOAuthClientSecret を取得する必要があります

    OAuth アプリケーションの作成について、詳しくはヘルプドキュメントをご確認ください。

    OAuth の自動リフレッシュ

    以下のプロパティを設定して、接続してみましょう。

    • APIKey:アプリケーション設定のApplication key
    • OAuthClientId:アプリケーション設定のOAuth Client Id
    • OAuthClientSecret:アプリケーション設定のOAuth Secret

    接続すると、CData 製品が自動でOAuth プロセスを完了します。

    1. CData 製品がSAP Ariba からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします
    2. CData 製品がアクセストークンの期限が切れると自動的にリフレッシュします
    3. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定された場所に基づいてメモリに保存されます

    組み込みの接続文字列デザイナー

    JDBC URL の構成には、SAP Ariba Source JDBC ドライバーに組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。

    java -jar cdata.jdbc.saparibasource.jar
    

    接続プロパティに値を入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    一般的な JDBC URL は以下のとおりです。

    jdbc:saparibasource:API=SupplierDataAPIWithPagination-V4;APIKey=wWVLn7WTAXrIRMAzZ6VnuEj7Ekot5jnU;Environment=SANDBOX;Realm=testRealm;AuthScheme=OAuthClient;
    
  4. 前のステップでコピーした接続文字列を Default value セクションに入力し、OK をクリックします。

SAP Ariba Source のデータを取得するマイクロフローの作成

作成した Entity に基づいて、Database Connector からデータを取得するマイクロフローを作成しましょう。

  1. MyFirstModule から「Add microflow」をクリックします。
  2. 任意の名前でマイクロフローを作成します。
  3. まず、先ほど定義した Entity 用のオブジェクトを作成します。マイクロフローに「Create Object」アクションを追加します。
  4. Create Object ウィンドウで、Entity の「Select」ボタンをクリックします。
  5. 先ほど定義した Entity を選択します。
  6. 任意の Object name を入力し、OK をクリックします。
  7. 次に、Database Connector からデータを取得するために、マイクロフローに Execute Query アクションを追加します。
  8. Execute Query ウィンドウで各入力項目を定義します。
  9. 「jdbc url」には、先ほど定義した定数を指定します。
  10. SQL には、SAP Ariba Source からデータを取得するクエリを記述します。
  11. 今回は UsernamePassword は不要なので、「empty」に設定し、前のフローで作成したオブジェクトを Result object として割り当てます。List Name セクションには任意の名前を指定します。
  12. 最後に、マイクロフローの出力を定義します。
  13. End Event をダブルクリックして開き、Type ドロップダウンから「List」を選択し、先ほど定義した Entity とリンクします。次に、Execute Query の出力結果を Return value として設定します。
  14. これで、SAP Ariba Source からデータを取得するマイクロフローが完成しました。

一覧画面の作成とマイクロフローへのリンク

最後に、マイクロフローから取得した結果を表示する画面を作成しましょう。

  1. Toolbox メニュー内の「Home_web」をダブルクリックして開きます。
  2. Data containers セクションから Data grid テンプレートをドラッグ&ドロップして一覧画面に配置します。
  3. Data grid を配置したら、ダブルクリックして Edit Data Grid 設定画面を表示します。
  4. Data source タブに移動し、データソースタイプを Microflow とリンクします。
  5. 先ほど作成したマイクロフローを選択します。
  6. OK をクリックします。
  7. OK をクリックすると、カラムの自動検出を促すメッセージが表示されます。「Yes」をクリックして続行します。
  8. 次に、各 Data grid 用のコントローラーを生成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。今回は各ロジックを設定しないので、「No」をクリックします。
  9. 以下のようなシンプルな Data grid 画面が作成されます。

動作確認

それでは、正しく動作するか確認しましょう。

  1. 「Publish」ボタンをクリックして、作成したアプリを準備します。完了したら、「View App」をクリックしてアプリを開きます。
  2. 以下のような SAP Ariba Source のデータの一覧が表示されれば成功です!SAP Ariba Source の API を意識することなく、ローコードで SAP Ariba Source と連携したアプリを作成できました。

今すぐ始めましょう

CData JDBC Driver for SAP Ariba Source の 30日間無料トライアル をダウンロードして、Mendix で SAP Ariba Source のデータに接続するアプリを簡単に作成してみてください。

ご質問がございましたら、サポートチーム までお気軽にお問い合わせください。

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