Claris FileMaker Pro のスクリプト機能を使ってSalesforce Data Cloud のデータに接続

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
CData ODBC Driver for Salesforce Data Cloud と FileMaker Pro のスクリプト機能を使用して、Salesforce Data Cloud に接続し、FileMaker アプリケーションでSalesforce Data Cloud のデータを操作する方法を解説します。

Claris FileMaker は、データの管理や整理のためのカスタムアプリを作成できるローコードデータベースアプリケーション開発ツールです。強力なリレーショナルデータベースエンジンと直感的なインターフェースを組み合わせており、技術者でも非技術者でも、デスクトップ、Web、モバイルプラットフォーム向けのアプリケーションを設計・デプロイできます。

この記事では、CData ODBC Driver for Salesforce Data Cloud と FileMaker のスクリプト機能を使ってSalesforce Data Cloud のデータに接続する方法を解説します。

Salesforce Data Cloud 用の ODBC データソースを作成

まだ設定していない場合は、最初に ODBC DSN(データソース名)で接続プロパティを指定します。これはドライバーインストールの最終ステップでもあります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して ODBC DSN を作成・設定できます。

それでは、Salesforce Data Cloud への認証方法を設定していきましょう。Salesforce Data Cloud では、OAuth 標準による認証をサポートしています。

OAuth 認証

AuthSchemeOAuth に設定してください。

デスクトップアプリケーション

CData 製品では、デスクトップでの認証を簡略化する埋め込みOAuth アプリケーションを提供しています。

また、Salesforce Data Cloud コンソールで設定および登録するカスタムOAuth アプリケーションを介してデスクトップから認証することも可能です。詳しくは、ヘルプドキュメントカスタムOAuth アプリの作成をご確認ください。

接続する前に、以下のプロパティを設定してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESHInitiateOAuth を使用すれば、繰り返しOAuth の交換を行ったり、手動でOAuthAccessToken を設定する必要がなくなります
  • OAuthClientId(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントID
  • OAuthClientSecret(カスタムアプリケーションのみ):カスタムOAuth アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット

接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSalesforce Data Cloud のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

以下のようにドライバーがOAuth プロセスを完了します。

  • コールバックURL からアクセストークンを取得します
  • 古いトークンの期限が切れた際は、新しいアクセストークンを取得します
  • OAuthSettingsLocation にOAuth 値を保存し、接続間で永続化します

Web アプリケーションやヘッドレスマシンを含むその他のOAuth 認証方法については、ヘルプドキュメントをご確認ください。

DSN を設定する際には、Max Rows 接続プロパティも設定することをお勧めします。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時にパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

スクリプトを使用して FileMaker でSalesforce Data Cloud のデータを接続・同期

このセクションでは、CData ODBC Driver for Salesforce Data Cloud とスクリプト機能を使用して、FileMaker にリアルタイムのSalesforce Data Cloud データを接続する手順を説明します。初回インポート時には、FileMaker は外部データソースからすべてのデータを取り込みます。2回目以降のインポートでは、外部ソースで変更されたデータのみが更新されます(差分更新)。また、現在のレコード順序でデータを置換したり、これらの差分更新を自動同期のためにスケジュール設定することもできます。

Mac/Windows/Linux システム向けの最新版 FileMaker Pro は、こちらのリンクからダウンロード・インストールできます。

スクリプトを使った FileMaker との接続と同期

FileMaker のスクリプト機能を使用すると、単一のコマンドで一連のアクションを実行し、複雑なタスクやワークフローを自動化できます。スクリプトを使ってSalesforce Data Cloud と連携することで、FileMaker アプリケーション内でSalesforce Data Cloud のデータへの接続、インポート、更新、置換を自動化し、データ管理を効率化できます。

スクリプトを使った初回インポートとデータの追加

このセクションでは、以下の手順でスクリプトを使ってSalesforce Data Cloud のデータを FileMaker にインポートします:

  1. FileMaker Pro を開きます。左パネルから Create に移動し、Blank > Create を選択します。
  2. 任意のファイル名を入力して Save をクリックします。
  3. Manage Database ウィンドウで Tables タブに移動し、Salesforce Data Cloud のデータを表示するテーブルを作成または名前変更します。
  4. Fields タブで、テーブルで使用するフィールドを作成・追加します。
  5. Relationships タブで、複数のテーブルがある場合はテーブルのリレーションシップを追加し、OK をクリックします。
  6. テーブル構造を再度開いて変更するには、File > Manage > Database に移動します。
  7. Scripts > Script Workspace に移動します。
  8. New Script を選択して新しいスクリプトワークスペースを開きます。
  9. 右側の Steps パネルから Records > Import Records > Insert into Script を選択します。
  10. Specify Data Source ドロップダウンで ODBC Data を選択します。
  11. Select ODBC Data Source ウィンドウから CData SalesforceDataCloud Sys を選択し、Continue をクリックします。Salesforce Data Cloud の資格情報を入力して OK をクリックします。
  12. Specify ODBC SQL Query ダイアログで、SQL text エディタに SQL クエリを入力して、インポートしたいSalesforce Data Cloud のデータを指定します。
  13. あるいは、Query Builder を選択して SQL Query Builder ウィンドウを開きます。Tables セクションから対象テーブルを選択し、Columns セクションから関連するカラムを選択します。各選択後に Insert into SQL Query をクリックしてクエリを自動生成します。WHEREORDER BY 句、または専用のタブを使用してクエリを手動で編集することもできます。OK をクリックしてクエリを確定します。
  14. OK をクリックします。
  15. Specify import order オプションで Specify をクリックし、Salesforce Data Cloud の資格情報を入力します。
  16. Specify Import Order ウィンドウで、先ほど追加したターゲットフィールドのインポート順序を定義します。ソースフィールドとターゲットフィールドの間で Add を選択して、Salesforce Data Cloud のデータを新しいレコードとしてテーブルに挿入します。Import をクリックします。
  17. これでスクリプトがワークスペースに表示されます。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートを処理します。
  18. FileMaker がSalesforce Data Cloud のデータをテーブルとしてインポートします。

スクリプトを使ったインポート済みデータの更新または置換

Salesforce Data Cloud のデータを FileMaker にインポートした後、以下の手順でスクリプトを使ってSalesforce Data Cloud で行われた変更を更新または置換できます:

  1. 前のセクションで説明した手順に従って Script Workspace に戻ります。
  2. 既存のスクリプトを選択し、設定ボタンをクリックして Specify Import Order の下の Specify を選択し、認証のためにSalesforce Data Cloud の資格情報を再入力します。
  3. Specify Import Order ウィンドウで、ソースとターゲットの間で Update を選択して、インポート済みのSalesforce Data Cloud データを更新します。これにより、マッチフィールドの値が同じ場合に、選択したフィールドのSalesforce Data Cloud データ値でターゲットの検索セットが更新されます。マッピングで少なくとも1つのマッチフィールドを定義し、Add remaining data as new records チェックボックスを選択する必要があります。Import をクリックします。
  4. あるいは、ユースケースに応じて Update の代わりに Replace オプションを選択します。これにより、ターゲットの検索セット内の選択したフィールドが、現在のレコード順序でSalesforce Data Cloud のデータに置換されます。Import をクリックします。
  5. FileMaker がスクリプトをワークスペースに追加します。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートクエリを処理します。
  6. FileMaker が更新または置換されたSalesforce Data Cloud のデータをテーブルとしてインポートします。

今すぐ始めましょう

CData ODBC Driver for Salesforce Data Cloud の30日間無償トライアルをダウンロードして、Salesforce Data Cloud のデータを Claris FileMaker に統合し、FileMaker アプリケーションでSalesforce Data Cloud のデータを活用してみてください。

ご質問がある場合は、サポートチームまでお問い合わせください。

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Salesforce Data Cloud ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなSalesforce Data Cloud アカウントデータに直接接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインタフェースを使用して、データベースのようにSalesforce Data Cloud データにアクセスし、読み、書き、更新を実行できます。