Oracle Data Integrator で Microsoft Exchange データをETL

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
Oracle Data Integrator を使用してMicrosoft Exchange のデータをデータウェアハウスに転送する方法を説明します。

JDBC 標準を使用して、既存のスキルを活かしながらMicrosoft Exchange に読み書きできます。 Oracle Data Integrator(ODI)などの ETL ツールにドロップインで統合できる CData JDBC Driver for Microsoft Exchange を使えば、リアルタイムのMicrosoft Exchange のデータをデータウェアハウス、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータテクノロジーに接続できます。

JDBC 接続により、ODI でMicrosoft Exchange を他のデータベースと同様に扱うことができます。RDBMS と同じように、フラットファイルではなくリアルタイムでMicrosoft Exchange API に直接接続できます。

この記事では、JDBC ベースの ETL(Microsoft Exchange から Oracle へ)の手順を説明します。Microsoft Exchange エンティティのデータモデルをリバースエンジニアリングした後、マッピングを作成し、データロード戦略を選択します。ドライバーが SQL-92 をサポートしているため、組み込みの SQL to SQL Loading Knowledge Module を選択するだけで簡単に実現できます。

ドライバーのインストール

ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバー JAR(cdata.jdbc.exchange.jar)と .lic ファイル(cdata.jdbc.exchange.lic)を、ODI の適切なディレクトリにコピーします。

  • UNIX/Linux(エージェントなし): ~/.odi/oracledi/userlib
  • UNIX/Linux(エージェントあり): ~/.odi/oracledi/userlib および $ODI_HOME/odi/agent/lib
  • Windows(エージェントなし): %APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
  • Windows(エージェントあり): %APPDATA%\odi\oracledi\userlib および %APPDATA%\odi\agent\lib

ODI を再起動してインストールを完了します。

モデルのリバースエンジニアリング

モデルをリバースエンジニアリングすると、ドライバーのMicrosoft Exchange のデータに対するリレーショナルビューのメタデータが取得されます。リバースエンジニアリング後は、リアルタイムのMicrosoft Exchange のデータをクエリし、Microsoft Exchange テーブルに基づいてマッピングを作成できます。

  1. ODI でリポジトリに接続し、New -> Model and Topology Objects をクリックします。
  2. 表示されるダイアログの Model 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: Exchange と入力します。
    • Technology: Generic SQL を選択します(ODI バージョン 12.2 以降の場合は Microsoft SQL Server を選択)。
    • Logical Schema: Exchange と入力します。
    • Context: Global を選択します。
  3. 表示されるダイアログの Data Server 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: Exchange と入力します。
    • Driver List: Oracle JDBC Driver を選択します。
    • Driver: cdata.jdbc.exchange.ExchangeDriver と入力します。
    • URL: 接続文字列を含む JDBC URL を入力します。

      Microsoft Exchange への接続

      Exchange への接続には2つのスキーマがあります。

      • Microsoft Graph
      • Exchange Web Services(EWS)(非推奨)
        Note:Microsoft は、Exchange Online ユーザーに対してMicrosoft Graph への切り替えを推奨しています。

      Microsoft Graph とEWS を切り替えるには、SchemaMSGraph またはEWS(非推奨)に設定します。

      Microsoft Exchange OnPremises への認証

      Microsoft Exchange OnPremises は、Basic(デフォルト)、Digest、Negotiate、NTLM 認証をサポートします。

      Basic(デフォルト)

      Microsoft Exchange OnPremises では、Basic がデフォルトの認証として設定されます。 Basic 認証を使用するには、以下のプロパティを設定します。
      • AuthSchemeBasic
      • User:ユーザーのログインID。
      • Password:ユーザーのログインパスワード。

      他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

      Microsoft Exchange Online への認証

      Microsoft Exchange Online は、複数のOAuth ベースの認証をサポートしています。 Microsoft Graph を介してExchange Online に接続する場合は、SchemaMSGraph に設定します。

      認証方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成には、Microsoft Exchange JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーをご利用ください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.exchange.jar
      

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      一般的な接続文字列は以下のとおりです。

      jdbc:exchange:User='myUser@mydomain.onmicrosoft.com';Password='myPassword';Server='https://outlook.office365.com/EWS/Exchange.asmx';Platform='Exchange_Online';
      
  4. Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: ドロップダウンメニューから選択します。
    • Database (Catalog): CData と入力します。
    • Owner (Schema): Microsoft Exchange でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は Exchange と入力します。
    • Database (Work Catalog): CData と入力します。
    • Owner (Work Schema): Microsoft Exchange でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は Exchange と入力します。
  5. 開いたモデルで Reverse Engineer をクリックして、Microsoft Exchange テーブルのメタデータを取得します。

Microsoft Exchange のデータの編集と保存

リバースエンジニアリングが完了すると、ODI でMicrosoft Exchange のデータを操作できるようになります。 Microsoft Exchange のデータを編集・保存するには、Designer ナビゲーターで Models アコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして Data をクリックします。Refresh をクリックするとデータの変更を取得できます。変更が完了したら Save Changes をクリックします。

ETL プロジェクトの作成

以下の手順に従って、Microsoft Exchange からの ETL を作成します。ODI Getting Started VM に含まれるサンプルデータウェアハウスに Contacts エンティティをロードします。

  1. SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ペインでデータベースのノードを右クリックし、new SQL Worksheet をクリックします。

    または、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから以下を入力します。

    sqlplus / as sysdba
    
  2. 以下のクエリを入力して、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリでは、Microsoft Exchange の Contacts テーブルに対応するいくつかのカラムを定義しています。
    CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_CONTACTS (SIZE NUMBER(20,0),GivenName VARCHAR2(255));
    
  3. ODI で Designer ナビゲーターの Models アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダ内の Sales Administration ノードをダブルクリックします。モデルエディターでモデルが開きます。
  4. Reverse Engineer をクリックします。TRG_CONTACTS テーブルがモデルに追加されます。
  5. プロジェクト内の Mappings ノードを右クリックし、New Mapping をクリックします。マッピングの名前を入力し、Create Empty Dataset オプションのチェックを外します。Mapping Editor が表示されます。
  6. Sales Administration モデルから TRG_CONTACTS テーブルをマッピングにドラッグします。
  7. Microsoft Exchange モデルから Contacts テーブルをマッピングにドラッグします。
  8. ソースのコネクタポイントをクリックし、ターゲットのコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。この例では、デフォルトのオプションを使用します。ターゲットカラムのプロパティにターゲット式が表示されます。
  9. Mapping Editor の Physical タブを開き、TARGET_GROUP 内の CONTACTS_AP をクリックします。
  10. CONTACTS_AP のプロパティで、Loading Knowledge Module タブの LKM SQL to SQL (Built-In) を選択します。

マッピングを実行して、Microsoft Exchange のデータを Oracle にロードできます。

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