エンタープライズサーチのNeuron にSharePoint Excel Services のデータを取り込んで検索利用

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
企業内検索エンジンサービスの Neuron にSharePoint Excel Services のデータを取り込んで検索する方法:CData JDBC Driver。



ブレインズテクノロジー社のNeuron は、先端OSS 技術(Apache Solr)を活用したエンタープライズサーチ(企業内検索エンジン)サービスです。Apache Solr は、エンタープライズサーチ機能をAPI として提供してくれますが、Neuron はApache Solr に企業ユーザーがデータを探索するためのシンプルかつ使いやすいユーザーインターフェースと管理画面・運用機能を提供してくれます。これによりエンドユーザーが簡単にエンタープライズサーチを利用することができます。管理画面では、ファイルやデータのクローリング設定がUI で行えるようになっています。この記事では、Neuron に備わっているJDBC インターフェース経由で、CData JDBC Driver for ExcelServices を利用することでNeuron にSharePoint Excel Services のデータを取り込んで検索で利用できるようにします。

Neuron にCData JDBC Driver for ExcelServices データをロード

CData JDBC Driver for ExcelServices のインストールと.jar ファイルの配置

  • CData JDBC Driver for ExcelServices をNeuron と同じマシンにインストールします。
  • 以下のパスにJDBC Driver がインストールされます。
    C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for ExcelServices 20xxJ\lib\cdata.jdbc.excelservices.jar
  • このcdata.jdbc.excelservices.jar とcdata.jdbc.excelservices.lic ファイルをコピーして、Neuron のC:\APP cf\lib フォルダに配置します。

Neuron CF でのSharePoint Excel Services のデータを扱うリポジトリの作成

  • Neuron CF でクローラーの設定をGUI で行います。JDBC を読み取るためのリポジトリを作成します。Neuron の管理画面にログインし、[リポジトリ]→[リポジトリコレクション一覧]→[新規]をクリックします。
  • 任意のリポジトリ名を入力します。タイプは[JDBC]を選択します。
  • 次に、ドライバーのクラス名とJDBC 接続文字列でSharePoint Excel Services への接続を行います。

    ワークブックへの接続

    どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。

    • Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
    • Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。

    テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続

    CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。

    API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。

    • OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
    • REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。

    DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。

    SharePoint オンプレミスへの接続

    URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。

    SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUserPassword を設定してください。

    Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。

      Windows(NTLM)

      最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUserPassword を設定して接続してください。

      その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。


      ドライバクラス名:cdata.jdbc.excelservices.ExcelServicesDriver
      接続文字列:jdbc:excelservices:URL=https://myorg.sharepoint.com;User=admin@myorg.onmicrosoft.com;Password=password;File=Book1.xlsx;
    • [更新]をクリックして、SharePoint Excel Services に接続するリポジトリコレクションができました。

    Neuron でSharePoint Excel Services のデータをクローリングするジョブを作成

    続いて、SharePoint Excel Services のどのデータをどのようにクローリングするのかをジョブで定義していきます。

    • 管理画面で[ジョブ]→[ジョブ一覧]→[新規]とクリックします。
    • 任意のジョブ名を入力します。出力先にはSolr を選択します。リポジトリは先ほど作成したSharePoint Excel Services に接続するリポジトリコレクションを選びます。
    • 次に基本タブからジョブ実行を手動にするか、定期実行するかを自由に設定します。
    • SQL タブでは、どんなデータを取得するのか、テーブル名やカラム、フィルタリング条件などを設定できます。CData JDBC ドライバがSharePoint Excel Services のデータをテーブルにモデル化しているので、標準SQL でSharePoint Excel Services をクエリすることができます。
      • SQL文:SELECT Name, AnnualRevenue FROM Account
      • キーカラム:Id など取得テーブルのキーとなるカラム
      • 検索対象カラム:検索の対象とするカラム
      • タイトルカラム:検索結果のタイトルとするカラム
      • タイムスタンプカラム:タイムスタンプとなるカラムがあれば、ここで指定します
    • リクエストパラメータでは、検索結果レコードのURL (があれば)を設定することもできます。URL を表示できると表示された検索結果からレコードに簡単に移動できます。
    • 取得元では、ラベルを設定しておきます。[更新]をクリックして、クローラージョブの設定を完了します。

    Neuron でSharePoint Excel Services のデータをクロールするジョブを実行

    実際にNeuron で作成したジョブを実行します。[ジョブ]→[状態とジョブ管理]をクリックし、作成したジョブの[Start]をクリックします。

    ジョブが正常完了すると、[Done]がステータスとして表示されます。

    Neuron 上でのSharePoint Excel Services のデータの検索の実施

    実際にNeuron 上で検索ができるか確認してみます。取得元を絞り込むこと、内容やファイル名での検索、ファイルサイズやファイル更新日の絞り込み、部分一致や全部一致で検索が可能です。 検索をかけてみると、以下のようにデータを取得できました。

    CData JDBC Driver for ExcelServices をNeuron で使うことで、SharePoint Excel Services コネクタとして機能し、簡単にデータを取得して同期することができました。ぜひ、30日の無償評価版をお試しください。

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