Blazor でAmazon Athena のデータにリアルタイムで連携するアプリを構築
Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側Web UI を構築するためのフレームワークです。JavaScript の代わりにC# を使って、UI を作れるところが魅力です。また、既存の.NET ライブラリや.NET エコシステムを使うことができる利点があります。
CData ADO.NET Provider for AmazonAthena は、LINQ やEntity Framework などの標準のADO.NET インターフェースを使ってAmazon Athena を操作可能にします。Blazor が.NET Core 対応をしているため、Server Side Blazor からADO.NET Provider を使うことができます。この記事では、Server Side Blazor からAmazon Athena に接続して直接SQL クエリを実行する方法を説明します。
CData ADO.NET Provider for AmazonAthena のインストール
CData ADO.NET Provider は、通常であればRDB に接続するフレームワークである ADO.NET DataAdapter やLinqToSQL(もしくはDapper などのORM を挟んでもいいです)であり、Amazon Athena のデータへもRDB と同感覚でアクセスが可能になります。
CData のWebsite からProvider をダウンロードして、マシンにインストールします。NuGet からインストールすることも可能です。Amazon Athena ADO.NET Data Provider で検索してください。
Blazor でAmazon Athena にデータ連携するアプリを構築
Blazor にADO.NET Provider for AmazonAthena を接続
- Visual Studio を立ち上げて、Blazor アプリのプロジェクトを作成します。
- ソリューションエクスプローラーで「依存関係」から右クリックで「プロジェクト参照の追加」をクリック。
- 参照マネージャーが開くので、「参照」ボタンをクリックして、先ほどインストールしたADO.NET Provider の.dll を選択します。「C:\Program Files\CData\CData ADO.NET Provider for AmazonAthena 2019J\lib etstandard2.0」内のSystem.Data.CData.AmazonAthena.dll」を参照に選びます。
Blazor でAmazon Athena のデータをSELECT
サンプルプロジェクトの「Page」→「Index.razor」を開きます。
以下のコードを書きます。使っているクエリはおなじみの標準SQL です。Amazon Athena 固有のAPI を書かなくてもRDB と同感覚でSQL が書けるところがADO.NET Prover for AmazonAthena の強味です。
@page "/"
@using System.Data;
@using System.Data.CData.AmazonAthena;
<h1>Hello, world!</h1>
Welcome to your Data app.
<div class="row">
<div class="col-12">
@using (AmazonAthenaConnection connection = new AmazonAthenaConnection(
"AccessKey='a123';SecretKey='s123';Region='IRELAND';Database='sampledb';S3StagingDirectory='s3://bucket/staging/';"))
{
var sql = "SELECT Name, TotalDue FROM Customers";
var results = new DataTable();
AmazonAthenaDataAdapter dataAdapter = new AmazonAthenaDataAdapter(sql, connection);
dataAdapter.Fill(results);
<table class="table table-bordered">
<thead class="thead-light">
<tr>
@foreach (DataColumn item in results.Rows[0].Table.Columns)
{
<th scope="col">@item.ColumnName</th>
}
</tr>
</thead>
<tbody>
@foreach (DataRow row in results.Rows)
{
<tr>
@foreach (var column in row.ItemArray)
{
<td>@column.ToString()</td>
}
</tr>
}
</tbody>
</table>
}
</div>
</div>
Amazon Athena 接続プロパティの取得・設定方法
それでは、早速Athena に接続していきましょう。
データに接続するには、以下の接続パラメータを指定します。
- DataSource:接続するAmazon Athena データソース。
- Database:接続するAmazon Athena データベース。
- AWSRegion:Amazon Athena データがホストされているリージョン。
- S3StagingDirectory:クエリの結果を保存するS3 フォルダ。
Database またはDataSource が設定されていない場合、CData 製品はAmazon Athena の利用可能なデータソースからすべてのデータベースのリスト化を試みます。そのため、両方のプロパティを設定することでCData 製品のパフォーマンスが向上します。
Amazon Athena の認証設定
CData 製品は幅広い認証オプションに対応しています。詳しくはヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してみてください。
AWS キーを取得
IAM ユーザーの認証情報を取得するには、以下のステップお試しください。
- IAM コンソールにサインインします。
- ナビゲーションペインでユーザーを選択します。
- ユーザーのアクセスキーを作成または管理するには、ユーザーを選択してからセキュリティ認証情報タブに移動します。
AWS ルートアカウントの資格情報を取得するには、以下のステップをお試しください。
- ルートアカウントの認証情報を使用してAWS 管理コンソールにサインインします。
- アカウント名または番号を選択します。
- 表示されたメニューでMy Security Credentials を選択します。
- ルートアカウントのアクセスキーを管理または作成するには、Continue to Security Credentials をクリックし、[Access Keys]セクションを展開します。
その他の認証オプションについては、ヘルプドキュメントの「Amazon Athena への認証」を参照してください。
プロジェクトをリビルドして実行します。このようにAmazon Athena からデータを直接取得し、HTML テーブル形式にレンダリングしています。
もちろんSaaS データソースへの接続の場合には、RDB 向けのドライバーと違い最終的にはHTTP リクエストが行われるので、サーバーサイド Blazor としてサーバーサイドから実行されるのか、クライアントサイド Blazor として、実行中のブラウザからHTTPリクエストが行われるのかの違いはあります。そのあたりはネットワークやプロキシの設定として注意が必要でしょう。設定はコード内の接続プロパティで可能です。