CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

by 色川穂高 | March 22, 2023 | Last Updated: January 6, 2025

この記事では「CData Arc ハンズオンセミナー ~はじめてのCData Arc~」の「シナリオ2-1」について進めていきます。

ハンズオンのシナリオ

クラウドストレージやFTP/SFTP でのファイルベースの連携は、よくあるシナリオです。CSV やTSV に限らず、オフィスドキュメントなどファイルベースでのデータ連携は業種を問わず行われています。

CData Arc のMFT(Managed File Transfer)コネクタは、FTP / SFTP やAS2 / AS4 などのファイル転送プロトコル、Amazon S3 / Azure Blob / Google Storage やBox / Dropbox / Google Drive / SharePoint などのクラウドストレージとのファイル転送をシンプルな設定で実現できます。

このシナリオではBox から取得(ダウンロード)したファイルを、ハンズオン環境のファイルシステムに出力します。

Box の構成

このシナリオでは、Box にあるCSV ファイルを取得(ダウンロード)します。

ローカルストレージの構成

このシナリオでは、ハンズオン実行環境のローカルストレージにCSV ファイルを出力します。

連携フローの概要

このシナリオでは、このような連携フローを作成していきます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

コネクタ 設定内容
1 Box Box からCSV ファイルを取得(ダウンロード)
2 File 外部ディレクトリにファイルを出力

ワークスペースの作成

CData Arc では、目的の異なる連携フローを分離できるように、任意の「ワークスペース」を作成することができます。ワークスペースを作成するにはフローページの「ワークスペースを追加」をクリックします。

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ワークスペース名には任意の名称を設定することができます。何のためのワークスペースか、分かりやすい名前を設定します。ここでは「Box_to_File」と設定します。

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このシナリオでは、この「Box_to_File」ワークスペースにフローを作成していきます。

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Box コネクタ

最初に「Box からCSV ファイルを取得(ダウンロード)」するBox コネクタを設定します。この連携フローのはじまり(起点)となるコネクタです。

コネクタは右上の「+追加」から選択や検索をして追加することができます。またフローキャンバス上での右クリックなどからも追加することができます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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コネクタID には任意の名称を設定することができます。何を行うコネクタか、分かりやすい名前を設定します。ここでは「Box_File_Download」と設定します。

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このコネクタが実行するアクションも指定します。ここではデータを受信するための「受信」アクションを選択して「+コネクタを作成」します。

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接続

最初にBox への接続を確立します。Box コネクタでは、Box との接続をOAuth 認証で確立します。「接続」をクリックすると、ブラウザが起動しBox のログインページが表示されます。

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以下の情報を入力して承認します。

メールアドレス ハンズオン環境のクレデンシャル情報に従って設定します
パスワード ハンズオン環境のクレデンシャル情報に従って設定します

Box アカウントへのアクセスをCData Arc に許可するか確認されます。「Box へのアクセスを許可」します。

「Success!」と表示されれば成功です。

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受信(ダウンロード)設定

CData Arc のBox コネクタでは、Box からのファイル受信(ダウンロード)やBox へのファイル送信(アップロード)を行うことができます。

このシナリオでは、受信(ダウンロード)に必要な以下の情報を設定をします。

リモートフォルダ Handson
ファイルマスク *

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CData Arc のBox コネクタには、前回ダウンロードして以降に更新のあったファイルのみを取得する「キャッシング」機構が備わっています。デフォルトで「タイムスタンプ比較」によるキャッシングが有効になっていますが、このハンズオンでは無効にしておきます。

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「保存」をクリックして、コネクタの設定を保存します。これでBox コネクタの設定は完了です。

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取得(受信)のテスト

実際にファイルを受信(ダウンロード)できることを確認してみます。「アウトプット」タブの「受信」をクリックします。

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Box コネクタでは、受信(ダウンロード)したファイル単位にメッセージファイルとして生成されます。

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メッセージファイル名をクリックすると、データを確認することができます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

また各レコード左端の「+」で展開すると、CData Arc が自動的に付与するメッセージファイルのメタデータ(メッセージヘッダ)やログの内容を確認することができます。メッセージファイルやログはダウンロードすることもできます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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このようにCData Arc ではコネクタ単位に設定や動作を確認しながらフロー作成を進めることができます。

テストで取得(受信)したメッセージやログは、選択して「削除」できます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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File コネクタ

次に「Arc の外部ディレクトリにファイルを出力」するFile コネクタを設定します。この連携フローのおわり(終点)となるコネクタです。

コネクタは右上の「+追加」から選択や検索をして追加することができます。また構成したコネクタの後続に設定したいコネクタは、作成したコネクタのアウトプットにある「+」からも追加することができます。今回は作成したコネクタのアウトプットにある「+」からコネクタを追加してみましょう。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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コネクタID には任意の名称を設定することができます。何を行うコネクタか、分かりやすい名前を設定します。ここでは「File_Write」と設定します。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

パス設定

CData Arc のFile コネクタでは、パスとして指定した外部ディレクトリにあるファイルを取得(受信)したり、ファイルを出力(送信)したりすることができます。

このシナリオでは、受信(ダウンロード)に必要な以下の情報を設定をします。

パス C:\Handson

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

「保存」をクリックして、コネクタの設定を保存します。これでFile コネクタの設定は完了です。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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フローの実行

これでシナリオの連携フローが完成しました。連携フローを手動で実行するときは、先ほどのように起点のコネクタでデータをアウトプット(受信)する以外に、トリガー開始の「手動で受信」からも実行することができます。今回はトリガー開始の「手動で受信」を実行します。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

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実行結果の確認

受信に成功(Success)したメッセージファイルは、オートメーションの機構により、後続のFile コネクタに渡されます(インプットされます)。File コネクタの「インプット」でBox コネクタから渡されたメッセージファイルが外部ディレクトリへ出力(送信)されていることが確認できます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

コネクタ実行履歴の右端に表示される「詳細を表示」から、ログページ上で「フローの一連の流れ」として確認することもできます。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

外部ディレクトリを確認してみます。Box コネクタで取得したCSV ファイルが出力(送信)されているかを確認します。

フローの自動実行

CData Arc にはスケジューリング実行するための機能が標準で搭載されています。開発・テストが完了した連携フローを自動で定期的に実行したいときに便利です。スケジュール実行はフローの起点となるコネクタで「受信オートメーション」を有効にすることで設定します。

CData Arc ハンズオンテキスト(シナリオ2-1)

このシナリオのフローを、1時間に1度、毎時0分に自動実行する場合は、Box コネクタの「オートメーション」タブで下記のように設定します。

受信 有効
受信間隔 Hourly
毎時何分 0

ここまでのまとめ

これで「CData Arc ハンズオンセミナー ~はじめてのCData Arc~」の「シナリオ2-1」が完了しました。

ハンズオンテキスト

シナリオ2-1

この記事では CData Arc™ 2024 - 24.3.9106.0 を利用しています。