Power Apps でWorkday のデータを連携利用

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
この記事では、Power Apps からデータベースのようにリアルタイム接続を行う方法を説明します。



MS PowerApps は、データに連携するモバイルおよびタブレット向けアプリをドラッグ&ドロップとリッチな関数で実現します。CData API ServerとADO.NET Provider for Workday (もしくは250+ の他のADO.NET Providers)を組み合わせて使い、PowerApps のリモートデータソースへの連携機能を拡張することができます。PowerApps のCommon Data Service に別途データをコピーする必要はありません。CData API Server は、Workday のデータにデータベースのようなアクセスを可能にし、SaaS API やNoSQL をインメモリのSQL-92 エンジンで操作できるようにします。

CData API Server は、Swagger のメタデータ標準をサポートします。Azure App Service、Microsoft Flow、およびPowerApps でSwagger メタデータからのUI 生成やコード生成が可能です。Swagger 定義を使えば、PowerApps からWorkday に連携する関数が生成できます。本記事では、それらの関数をPowerApps から使って、リモートのWorkday に連携する方法を説明します。

Workday データ連携について

CData は、Workday のライブデータにアクセスし、統合するための最も簡単な方法を提供します。お客様は CData の接続機能を以下の目的で使用しています:

  • Prism Analytics Data Catalog で作成したテーブルやデータセットにアクセスでき、Workday システムの忠実性を損なうことなく、ネイティブの Workday データハブを操作できます。
  • Workday Reports-as-a-Service にアクセスして、Prism から利用できない部門データセットや、Prism の許容サイズを超えるデータセットのデータを表示できます。
  • WQL、REST、または SOAP でベースデータオブジェクトにアクセスし、より詳細で細かいアクセスを実現できます(ただし、クエリの作成には Workday 管理者や IT の支援が必要な場合があります)。

ユーザーは、Tableau、Power BI、Excel などの分析ツールと Workday を統合し、当社のツールを活用して Workday データをデータベースやデータウェアハウスにレプリケートしています。アクセスは、認証されたユーザーの ID とロールに基づいて、ユーザーレベルで保護されます。

Workday を CData と連携させるための設定についての詳細は、ナレッジベース記事をご覧ください:Comprehensive Workday Connectivity through Workday WQL および Reports-as-a-Service & Workday + CData: Connection & Integration Best Practices


はじめに


API Server の設定

以下のリンクからAPI Server の無償トライアルをスタートしたら、セキュアなWorkday OData サービスを作成していきましょう。

Workday への接続

PowerApps からWorkday のデータを操作するには、まずWorkday への接続を作成・設定します。

  1. API Server にログインして、「Connections」をクリック、さらに「接続を追加」をクリックします。 接続を追加
  2. 「接続を追加」をクリックして、データソースがAPI Server に事前にインストールされている場合は、一覧から「Workday」を選択します。
  3. 事前にインストールされていない場合は、コネクタを追加していきます。コネクタ追加の手順は以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。
    CData コネクタの追加方法はこちら >>
  4. それでは、Workday への接続設定を行っていきましょう! 接続設定
  5. Workday 接続プロパティの取得・設定方法

    ここでは、4つのWorkday API の接続パラメータを設定する方法、およびTenant とBaseURL を取得する方法について説明します。必要なAPI のパラメータが設定され、カスタムOAuth および / またはAzure AD API クライアントを作成したら、接続の準備は完了です。

    接続の前提条件

    API / 前提条件 / 接続パラメータ
    WQL / WQL サービスを有効化(下記参照) / ConnectionTypeWQL
    Reports as a Service / カタログレポートの設定(ヘルプドキュメントの「データアクセスのファインチューニング」参照) / ConnectionTypeReports
    REST / 自動で有効化 / ConnectionTypeREST
    SOAP / 自動で有効化 / ヘルプドキュメントのWorkday SOAP API への認証を参照

    BaseURL およびTenant の取得

    BaseURL およびTenant プロパティを取得するため、Workday にログインしてView API Clients を検索します。 この画面では、Workday はBaseURLTenant の両方を含むURL であるWorkday REST API Endpoint を表示します。

    REST API Endpoint のフォーマットは、 https://domain.com//mycompany です。ここで、

    • https://domain.com(URL のサブディレクトリと会社名の前の部分)はBaseURL です。
    • mycompany(URL の最後のスラッシュの後の部分)はTenant です。

    例えば、REST API エンドポイントがhttps://wd3-impl-services1.workday.com/ccx/api/v1/mycompany の場合、 BaseURLhttps://wd3-impl-services1.workday.com であり、Tenantmycompany です。

    WQL サービスを有効化

    Workday WQL API を介して接続するには、はじめにWQL Service を有効にする必要があります。

    1. Workday を開きます。
    2. 検索バーにView Domain と入力します。
    3. プロンプトにWorkday Query Language と入力します。
    4. Allowed Security Group Types のいずれかに、接続するユーザーが含まれていることを確認します。

    Workday への認証

    Basic 認証以外のほとんどのWorkday 接続では、認証のためにOAuth ベースのカスタムAPI クライアントアプリケーションを作成する必要があります。これには、ユーザーがAzure AD 資格情報を介して接続するエンタープライズインストールも含まれます。 Workday への認証につての詳細は、ヘルプドキュメントの「Workday への認証」セクションを参照してください。

  6. 接続情報の入力が完了したら、「保存およびテスト」をクリックします。

Workday 接続プロパティの取得・設定方法

ここでは、4つのWorkday API の接続パラメータを設定する方法、およびTenant とBaseURL を取得する方法について説明します。必要なAPI のパラメータが設定され、カスタムOAuth および / またはAzure AD API クライアントを作成したら、接続の準備は完了です。

接続の前提条件

API / 前提条件 / 接続パラメータ
WQL / WQL サービスを有効化(下記参照) / ConnectionTypeWQL
Reports as a Service / カタログレポートの設定(ヘルプドキュメントの「データアクセスのファインチューニング」参照) / ConnectionTypeReports
REST / 自動で有効化 / ConnectionTypeREST
SOAP / 自動で有効化 / ヘルプドキュメントのWorkday SOAP API への認証を参照

BaseURL およびTenant の取得

BaseURL およびTenant プロパティを取得するため、Workday にログインしてView API Clients を検索します。 この画面では、Workday はBaseURLTenant の両方を含むURL であるWorkday REST API Endpoint を表示します。

REST API Endpoint のフォーマットは、 https://domain.com//mycompany です。ここで、

  • https://domain.com(URL のサブディレクトリと会社名の前の部分)はBaseURL です。
  • mycompany(URL の最後のスラッシュの後の部分)はTenant です。

例えば、REST API エンドポイントがhttps://wd3-impl-services1.workday.com/ccx/api/v1/mycompany の場合、 BaseURLhttps://wd3-impl-services1.workday.com であり、Tenantmycompany です。

WQL サービスを有効化

Workday WQL API を介して接続するには、はじめにWQL Service を有効にする必要があります。

  1. Workday を開きます。
  2. 検索バーにView Domain と入力します。
  3. プロンプトにWorkday Query Language と入力します。
  4. Allowed Security Group Types のいずれかに、接続するユーザーが含まれていることを確認します。

Workday への認証

Basic 認証以外のほとんどのWorkday 接続では、認証のためにOAuth ベースのカスタムAPI クライアントアプリケーションを作成する必要があります。これには、ユーザーがAzure AD 資格情報を介して接続するエンタープライズインストールも含まれます。 Workday への認証につての詳細は、ヘルプドキュメントの「Workday への認証」セクションを参照してください。

API Server のユーザー設定

次に、API Server 経由でWorkday にアクセスするユーザーを作成します。「Users」ページでユーザーを追加・設定できます。やってみましょう。

  1. 「Users」ページで ユーザーを追加をクリックすると、「ユーザーを追加」ポップアップが開きます。
  2. 次に、「ロール」、「ユーザー名」、「権限」プロパティを設定し、「ユーザーを追加」をクリックします。
  3. その後、ユーザーの認証トークンが生成されます。各ユーザーの認証トークンとその他の情報は「Users」ページで確認できます。

Workday 用のAPI エンドポイントの作成

ユーザーを作成したら、Workday のデータ用のAPI エンドポイントを作成していきます。

  1. まず、「API」ページに移動し、 「 テーブルを追加」をクリックします。
  2. アクセスしたい接続を選択し、次へをクリックします。
  3. 接続を選択した状態で、各テーブルを選択して確認をクリックすることでエンドポイントを作成します。

OData のエンドポイントを取得

以上でWorkday への接続を設定してユーザーを作成し、API Server でWorkday データのAPI を追加しました。これで、OData 形式のWorkday データをREST API で利用できます。API Server の「API」ページから、API のエンドポイントを表示およびコピーできます。

また、CORS を有効にして[Server]とクリックして次のセクションを定義する必要があります。[*]なしですべてのドメインを許可するオプションを選択することもできます。

  1. Access-Control-Allow-Origin:値を[*]またはAPI Server を呼び出すドメインに設定します。
  2. Access-Control-Allow-Methods:値を[GET,PUT,POST,OPTIONS]または使用する必要のあるHTTP メソッドに設定します。
  3. Access-Control-Allow-Headers:[x-ms-client-request-id, authorization, content-type]に設定します。

最後に、URL の一部としてauthtoken を渡すことにより、ユーザーが認証できるようにAPI Server を構成する必要があります。そのために、インストール先のwww/app_data フォルダに移動し、settings.cfg ファイルを変更して[Application] セクションに次の行を追加します。

AllowAuthTokenInURL = true

Swagger メタデータの取得

メタデータを使用してCustom API 接続を作成します。Swagger 定義を取得するには、ブラウザで次の要求を行い、結果のJSON ファイルを保存します。

http://MySite:MyPort/api.rsc/$oas?version=2

API Server を介してWorkday に接続

以下のステップで、リモートWorkday を検索する簡単なアプリを作成する方法を説明します。

  1. Microsoft Power Apps で、[Custom connectors]をクリックします。
  2. [Create custom connector]をクリックし、[Import an OpenAPI]ファイルを選択します。
  3. コネクタに名前を付け、JSON ファイルを参照して[Continue]をクリックします。
  4. 関連する一般情報を入力し、ベースURL が/api.rsc/@myauthtoken (myauthtoken はconfigure API Server ユーザーのAuthToken) の形式であることを確認して[Continue]をクリックします。
  5. Authentication タイプには[No authentication]を選択します。[Continue]をクリックします。
  6. アクションと参照の定義を確認し、[Create connector]をクリックします。
  7. コネクタをテストするには、新しい接続を作成する必要があります。[Test]をクリックし、[Connections]の下の[New Connection]をクリックして[Create]を選択します。
  8. [Custom connectors]メニューからコネクタに戻り、[Test]をクリックします。ここから使用可能な操作をテストできます。

データソースをPowerApp に接続

以下のステップに従って、PowerApp からWorkday に接続します。

  1. Power Apps のメインメニューから[Create an app]をクリックし、オンプレミスまたはクラウドのPowerApp Studio を選択します。
  2. 空のアプリを選択し、携帯レイアウトまたはタブレットレイアウトのどちらかを選択します。
  3. [View]タブで[Data Sources]をクリックし、[Add Data Source]をクリックします。
  4. 作成した接続をクリックしてコネクタをテストします。

ギャラリーの事前設定

以下のステップに従って、Workday を検索できる簡単なアプリを作成します。Power Apps の数式を使用してWorkday の行をギャラリーコントロールの行にバインドします。

  1. [View]タブで[Gallery]->[Vertical]をクリックしてギャラリーを追加します。

  2. ギャラリーを選択し、ギャラリー設定の[Advanced]タブでギャラリーの[Items]プロパティをWorkday に割り当てます。以下の式を使用すると、Workers テーブルの例にアクセスできます。

    ForAll(CDataSwaggerAPI.getAllWorkers().value, {myWorker_Reference_WID: Worker_Reference_WID, myLegal_Name_Last_Name: Legal_Name_Last_Name})
  3. 要素をクリックし、[Text]プロパティ(UI 要素の[Advanced]タブ) をThisItem.myWorker_Reference_WID またはThisItem.myLegal_Name_Last_Name に設定してWorkday 列をUI 要素に割り当てます。

    Adding the connection to the layout.

Workday のデータの検索

ギャラリーに表示されるレコードをフィルタリングするには、[Screen]にTextInput を追加し、TextInput の[Text]プロパティをクリアしてギャラリーの[Items]プロパティを以下のような式にます。また、必要に応じてTextInput1 をギャラリーのTextInput コントロール名に置き換えます。

If(IsBlank(TextInput1.Text),
  ForAll(CDataSwaggerAPI.getAllWorkers().value, {myWorker_Reference_WID: Worker_Reference_WID, myLegal_Name_Last_Name: Legal_Name_Last_Name}),
  ForAll(CDataSwaggerAPI.getAllWorkers({'$filter':Concatenate("contains(Worker_Reference_WID,",TextInput1.Text,")")}).value, {myWorker_Reference_WID: Worker_Reference_WID, myLegal_Name_Last_Name: Legal_Name_Last_Name}))

この式は、API Server がリモートWorkday に対して実行するOData クエリを作成し、最初にすべてのレコードをアプリに取り込むことをせずに現在のデータに対して検索が実行されるようにします。 サポートされているOData の詳細については、API Server のヘルプドキュメントを参照してください。

Workday のデータの編集

以下のステップに従って、ギャラリーで選択されたWorkday レコードのフィールドを表示する編集可能な画面をロードします。

  1. [Insert]タブで、[New Screen]->[Blank]とクリックし、スクリーンの名前を[Details]に設定します。
  2. ギャラリーを新しいスクリーンに結び付けます。ギャラリーの最初のエントリで矢印ボタンを選択し、[Advanced]プロパティの[OnSelect]フィールドに以下のように入力します。
    Navigate( Details, None )
  3. [Details]スクリーンの[Insert]タブで、[Id]と[Id]値の別のラベルを追加します。[Text]プロパティをBrowseGallery.Selected.Id に設定します。

各カラムについて、以下のことを行う必要があります。Custom API の場合、フォーム要素はAPI Server に対してどのリクエストを作成する必要があるかを検出できないため、データ変更式を手動で書く必要があることに注意してください。

  1. フィールドのラベルを追加します。
  2. [Text]メニューからのテキスト入力を画面に追加し、text プロパティをギャラリーから選択したアイテムの値に設定します。(例: BrowseGallery.Selected.myWorker_Reference_WID).

アプリに基本的な更新機能とナビゲーションを提供するには、[Submit]ボタンと[Back]ボタンを追加します。

  1. [Submit]ボタンでOnChange プロパティを以下のように設定します。
    CDataSwaggerAPI.updateWorkers(BrowseGallery.Selected.myId,BrowseGallery.Selected.myId,{Worker_Reference_WID:TextInput1.Text,Legal_Name_Last_Name:TextInput2.Text})
  2. [Back]ボタンの場合は、[OnSelect]フィールドを以下のように設定します。
    Navigate( BrowseScreen, None )
Editable fields for a custom API.

これで、モバイルアプリまたはタブレットアプリでWorkday を参照、検索、更新できるようになりました。

はじめる準備はできましたか?

詳細はこちら、または無料トライアルにお申し込みください:

CData API Server お問い合わせ