【ノーコード】Oracle にSharePoint のデータを連携・統合する方法

宮本航太
宮本航太
プロダクトスペシャリスト
非エンジニアでも3ステップでOracle にSharePoint のデータを統合し、データ分析基盤の構築する方法を紹介。ノーコードETL / ELT ツールCData Sync を使ってノンプログラミングでデータ連携を自動化。CDCにも対応。



CData Sync は、数百のSaaS / DB のデータをOracle をはじめとする各種DB / データウェアハウスにノーコードで統合・レプリケーション(複製)が可能なETL / ELT ツールです。本記事では、SharePoint のデータをCData Sync を使ってOracle に統合するデータパイプラインを作っていきます。Oracle は、オンプレミスのOracle のほかAWS RDS やGoogle Cloud SQL などクラウド上のOracle にもレプリケーションが可能です。

CData Sync とは?

CData Sync の概要画像

CData Sync は、レポーティング、アナリティクス、機械学習、AI などで使えるよう、社内のデータを一か所に統合して管理できるデータ基盤をノーコードで構築できるETL ツールで、以下の特徴を持っています。

  1. SharePoint をはじめとする数百種類のSaaS / DB データに対応
  2. Oracle など多くのRDB、データレイク、データストア、データウェアハウスに同期可能
  3. 業務データのデータ分析基盤へのETL / ELT 機能に特化し、極限まで設定操作をシンプルに
  4. 主要なSaaS データの差分更新やCDC(Change Data Capture、変更データキャプチャ)のサポート
  5. フレキシブルなSQL / dbt 連携での取得データの変換

CData Sync では、1.データソースとしてSharePoint の接続を設定、2.同期先としてOracle の接続を設定、3.SharePoint からOracle へのレプリケーションジョブの作成、という3つのステップだけでレプリケーション処理を作成可能です。以下に具体的な設定手順を説明します。

1.データソースとしてSharePoint の接続を設定

まずはじめに、CData Sync のブラウザ管理コンソールにログインします。CData Sync のインストールをまだ行っていない方は本記事の製品リンクからCData Sync をクリックして、30日の無償トライアルとしてCData Sync をインストールしてください。インストール後にCData Sync が起動して、ブラウザ設定画面が開きます。

それでは、データソース側にSharePoint を設定していきましょう。左の[接続]タブをクリックします。

  1. [+接続の追加]ボタンをクリックします。 コネクションの追加。
  2. [データソース]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、SharePoint を見つけます。
  3. SharePoint の右側の[→]をクリックして、SharePoint アカウントへの接続画面を開きます。もし、SharePoint のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 データソースの追加。
  4. 接続プロパティにSharePoint に接続するアカウント情報を入力をします。

    Microsoft SharePoint への接続

    URL の設定:

    Microsoft SharePoint では、2つの範囲でデータを操作できます。グローバルなMicrosoft SharePoint サイト全体を対象にするか、個々のサイトのみを対象にするかを選択できます。

    グローバルなMicrosoft SharePoint サイトですべてのリストおよびドキュメントを操作したい場合は、URL 接続プロパティをサイトコレクションURL に設定しましょう。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com

    個々のサイトのリストおよびドキュメントのみを扱いたい場合は、URL 接続プロパティを個々のサイトURL に設定してください。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com/TeamA

    続いて、お使いの環境に適した認証プロパティを設定していきましょう。詳細な設定手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

    Microsoft SharePoint Online

    SharePointEdition を"SharePoint Online" に設定し、User およびPassword にはSharePoint へのログオンで使用するクレデンシャル(例:Microsoft Online Services アカウントのクレデンシャル)を設定します。

    Microsoft SharePoint Online は様々なクラウドベースアーキテクチャをサポートしており、それぞれ異なる認証スキームが利用できます。

    • Microsoft Entra ID(Azure AD)
    • ADFS、Okta、OneLogin、またはPingFederate SSO ID プロバイダーを介したシングルサインオン(SSO)
    • Azure MSI
    • Azure パスワード
    • OAuthJWT
    • SharePointOAuth

    Microsoft SharePoint オンプレミス

    Microsoft SharePoint オンプレミスでは、多くのオンプレミス環境に対応した認証方式をサポートしています。

    • Windows(NTLM)
    • Kerberos
    • ADFS
    • 匿名アクセス

    まずSharePointEdition を"SharePoint On-Premises" に設定しましょう。

    Windows(NTLM)認証

    これは最も一般的な認証方式です。そのため、CData 製品ではNTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUser およびPassword を設定するだけで接続できます。

    データソースの追加。
  5. [作成およびテスト]をクリックして、正しくSharePoint に接続できているかをテストして保存します。これでレプリケーションのデータソースとしてSharePoint への接続が設定されました。

2.同期先としてOracle の接続を設定

次に、SharePoint のデータを書き込む先(=同期先)として、Oracle を設定します。同じく[接続]タブを開きます。

  • [+接続の追加]ボタンをクリックします。
  • [同期先]タブを選択して、リスト表示されるデータソースを選ぶか、検索バーにデータソース名を入力して、Oracle を見つけます。
  • Oracle の右側の[→]をクリックして、Oracle データベースへの接続画面を開きます。もし、Oracle のコネクタがデフォルトでCData Sync にインストールされていない場合には、ダウンロードアイコン(コネクタのアップロードアイコン)をクリックし、[ダウンロード]をクリックすると、CData Sync にコネクタがインストールされます。 Oracle を同期先として設定。
  • 必要な接続プロパティを入力します。Oracle に接続するためには、Oracle Database Client が必要です。Instant Client では不可です。Oracle Database Client のダウンロード時には、アプリケーションのbit と一致するものをダウンロードします。インストール時にはRuntime もしくはAdministrator インストールタイプを選択します。

    Oracle データベースへの接続に次を設定します:

    • Server: Oracle データベースのホスト名、もしくはサーバーのIP あどれす。
    • Port: Oracle データベースをホストしているサーバーに接続するポート名。
    • User: Oracle データベースに認証するuser ID。
    • Password: Oracle データベースに認証するpassword。
    • SID: Oracle データベースのサービス名。
  • [作成およびテスト]をクリックして、正しく接続できているかをテストします 同期先接続のテスト
  • これで同期先としてOracle を設定できました。CData Sync では、Oracle のデータベース名を指定するだけで、同期するSharePoint に併せたテーブルスキーマを自動的にCREATE TABLE してくれます。同期データに合わせたテーブルを事前に作成するなどの面倒な手順は必要ありません。もちろん、既存テーブルにマッピングを行いデータ同期を行うことも可能です。
  • 3.SharePoint からOracle へのレプリケーションジョブの作成

    CData Sync では、レプリケーションをジョブ単位で設定します。ジョブは、SharePoint からOracle という単位で設定し、複数のテーブルを含むことができます。レプリケーションジョブ設定には、[ジョブ]タブに進み、[+ジョブを追加]ボタンをクリックします。 ジョブの一覧

    [ジョブを追加]画面が開き、以下を入力します:

    1. 名前:ジョブの名前
    2. データソース:ドロップダウンリストから先に設定したSharePoint を選択
    3. 同期先:先に設定したOracle を選択
    データソースの設定Salesforce の例)。

    すべてのオブジェクトをレプリケーションする場合

    SharePoint のすべてのオブジェクト / テーブルをレプリケーションするには、[種類]セクションで[すべて同期]を選択して、[タスクを追加]ボタンで確定します。

    作成したジョブ画面で、右上の[▷実行]ボタンをクリックするだけで、全SharePoint テーブルのOracle への同期を行うことができます。

    オブジェクトを選択してレプリケーションする場合

    SharePoint から特定のオブジェクト / テーブルを選択してレプリケーションを行うことが可能です。[種類]セクションでは、[標準(個別設定)]を選んでください。

    次に[ジョブ]画面で、[タスク]タブをクリックし、[タスクを追加]ボタンをクリックします。 ジョブへのタスク追加Salesforce の例)。

    するとCData Sync で利用可能なオブジェクト / テーブルのリストが表示されるので、レプリケーションを行うオブジェクトにチェックを付けます(複数選択可)。[タスクを追加]ボタンで確定します。

    タスク選択(Salesforce の例)。

    作成したジョブ画面で、[▷実行]ボタンをクリックして(もしくは各タスク毎の実行ボタンを押して)、レプリケーションジョブを実行します。 作成したジョブの実行(Salesforce の例)。

    このようにとても簡単にSharePoint からOracle への同期を行うことができました。

    CData Sync の主要な機能を試してみる:スケジューリング・差分更新・ETL

    ジョブのスケジュール起動設定

    CData Sync では、同期ジョブを1日に1回や15分に1回などのスケジュール起動をすることができます。ジョブ画面の[概要]タブから[スケジュール]パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[間隔]と同期時間の[毎時何分]を設定し、[保存]を押して設定を完了します。これでCData Sync が同期ジョブをスケジュール実行してくれます。ユーザーはダッシュボードで同期ジョブの状態をチェックするだけです。 スケジュール実行設定。

    差分更新

    CData Sync では、主要なデータソースでは、差分更新が可能です。差分更新では、最後のジョブ実行時からデータソース側でデータの追加・変更があったデータだけを同期するので、レプリケーションのクエリ・通信のコストを圧倒的に抑えることが可能です。

    差分更新を有効化するには、ジョブの[概要]タブから「差分更新」パネルを選び、[⚙設定]ボタンをクリックします。[開始日]と[レプリケーション間隔]を設定して、[保存]します。

    SQL での取得データのカスタマイズ

    CData Sync は、デフォルトではSharePoint のオブジェクト / テーブルをそのままOracle に複製しますが、ここにSQL、またはdbt 連携でのETL 処理を組み込むことができます。テーブルカラムが多すぎる場合や、データ管理の観点から一部のカラムだけをレプリケーションしたり、さらにデータの絞り込み(フィルタリング)をしたデータだけをレプリケーションすることが可能です。

    ジョブの[概要]タブ、[タスク]タブへと進みます。選択されたタスク(テーブル)の[▶]の左側のメニューをクリックし、[編集]を選びます。タスクの編集画面が開きます。

    UI からカラムを選択する場合には、[カラム]タブから[マッピング編集]をクリックします。レプリケーションで使用しないカラムからチェックを外します。

    SQL を記述して、フィルタリングなどのカスタマイズを行うには、[クエリ]タブをクリックし、REPLICATE [テーブル名]の後に標準SQL でフィルタリングを行います。 レプリケーションのカスタマイズ設定。

    SharePoint からOracle へのデータ同期には、ぜひCData Sync をご利用ください

    このようにノーコードで簡単にSharePoint のデータをOracle にレプリケーションできます。データ分析、AI やノーコードツールからのデータ利用などさまざまな用途でCData Sync をご利用いただけます。30日の無償トライアルで、シンプルでパワフルなデータパイプラインを体感してください。

    日本のユーザー向けにCData Sync は、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

    CData Sync の 導入事例を併せてご覧ください。

    はじめる準備はできましたか?

    詳細はこちら、または無料トライアルにお申し込みください:

    CData Sync お問い合わせ