Java で SharePoint のデータ エンティティのオブジェクト リレーショナル マッピング(ORM)を行う
Hibernate を使用して、オブジェクト指向のドメインモデルを従来のリレーショナルデータベースにマッピングできます。以下のチュートリアルでは、CData JDBC Driver for SharePoint を使用して Hibernate で SharePoint リポジトリの ORM を生成する方法を説明します。
本記事では IDE として Eclipse を使用していますが、CData JDBC Driver for SharePoint は Java ランタイム環境をサポートするあらゆる製品で使用できます。Knowledge Base には、IntelliJ IDEA や NetBeans から SharePoint のデータ に接続するためのチュートリアルも用意しています。
SharePoint データ連携について
CData を使用すれば、SharePoint のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:
- Windows SharePoint Services 3.0、Microsoft Office SharePoint Server 2007 以降、SharePoint Online を含む、幅広い SharePoint バージョンのデータにアクセスできます。
- 非表示カラムとルックアップカラムのサポートにより、SharePoint のすべてにアクセスできます。
- フォルダを再帰的にスキャンして、すべての SharePoint データのリレーショナルモデルを作成できます。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、ドキュメントや添付ファイルをアップロード・ダウンロードできます。
多くのお客様は、SharePoint データをデータベースやデータウェアハウスに統合するために CData ソリューションを活用していますが、Power BI、Tableau、Excel などのお気に入りのデータツールと SharePoint データを統合しているお客様もいます。
お客様が CData の SharePoint ソリューションで問題を解決している方法については、ブログをご覧ください:Drivers in Focus: Collaboration Tools
はじめに
Hibernate のインストール
以下の手順に従って、Eclipse に Hibernate プラグインをインストールします。
- Eclipse で、Help -> Install New Software を選択します。
- Work With ボックスに「http://download.jboss.org/jbosstools/neon/stable/updates/」を入力します。
- フィルタボックスに「Hibernate」と入力します。
- Hibernate Tools を選択します。
新規プロジェクトの作成
以下の手順に従って、新しいプロジェクトにドライバー JAR を追加します。
- 新規プロジェクトを作成します。プロジェクトタイプとして Java Project を選択し、Next をクリックします。プロジェクト名を入力して Finish をクリックします。
- プロジェクトを右クリックして Properties をクリックします。Java Build Path をクリックし、Libraries タブを開きます。
- Add External JARs をクリックして、インストールディレクトリの lib サブフォルダにある cdata.jdbc.sharepoint.jar ライブラリを追加します。
Hibernate 設定ファイルの追加
以下の手順に従って、SharePoint のデータ への接続プロパティを設定します。
- 新規プロジェクトを右クリックし、New -> Hibernate -> Hibernate Configuration File (cfg.xml) を選択します。
- src を親フォルダとして選択し、Next をクリックします。
以下の値を入力します:
- Hibernate version:: 5.2
- Database dialect: Derby
- Driver class: cdata.jdbc.sharepoint.SharePointDriver
Connection URL: JDBC URL です。jdbc:sharepoint: から始まり、セミコロン区切りの接続プロパティが続きます。
Microsoft SharePoint への接続
URL の設定:
Microsoft SharePoint では、2つの範囲でデータを操作できます。グローバルなMicrosoft SharePoint サイト全体を対象にするか、個々のサイトのみを対象にするかを選択できます。
グローバルなMicrosoft SharePoint サイトですべてのリストおよびドキュメントを操作したい場合は、URL 接続プロパティをサイトコレクションURL に設定しましょう。以下のような形式です。
https://teams.contoso.com
個々のサイトのリストおよびドキュメントのみを扱いたい場合は、URL 接続プロパティを個々のサイトURL に設定してください。以下のような形式です。
https://teams.contoso.com/TeamA
続いて、お使いの環境に適した認証プロパティを設定していきましょう。詳細な設定手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。
Microsoft SharePoint Online
SharePointEdition を"SharePoint Online" に設定し、User およびPassword にはSharePoint へのログオンで使用するクレデンシャル(例:Microsoft Online Services アカウントのクレデンシャル)を設定します。
Microsoft SharePoint Online は様々なクラウドベースアーキテクチャをサポートしており、それぞれ異なる認証スキームが利用できます。
- Microsoft Entra ID(Azure AD)
- ADFS、Okta、OneLogin、またはPingFederate SSO ID プロバイダーを介したシングルサインオン(SSO)
- Azure MSI
- Azure パスワード
- OAuthJWT
- SharePointOAuth
Microsoft SharePoint オンプレミス
Microsoft SharePoint オンプレミスでは、多くのオンプレミス環境に対応した認証方式をサポートしています。
- Windows(NTLM)
- Kerberos
- ADFS
- 匿名アクセス
まずSharePointEdition を"SharePoint On-Premises" に設定しましょう。
Windows(NTLM)認証
これは最も一般的な認証方式です。そのため、CData 製品ではNTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUser およびPassword を設定するだけで接続できます。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、SharePoint JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから jar ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.sharepoint.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な JDBC URL は以下のとおりです:
jdbc:sharepoint:User=myuseraccount;Password=mypassword;Auth Scheme=NTLM;URL=http://sharepointserver/mysite;SharePointEdition=SharePointOnPremise;
Hibernate から SharePoint のデータ に接続
以下の手順に従って、前のステップで作成した設定を選択します。
- Hibernate Configurations パースペクティブに切り替えます: Window -> Open Perspective -> Hibernate。
- Hibernate Configurations パネルを右クリックし、Add Configuration をクリックします。
- Hibernate version を 5.2 に設定します。
- Browse ボタンをクリックし、プロジェクトを選択します。
- Configuration file フィールドで、Setup -> Use Existing をクリックし、hibernate.cfg.xml ファイルの場所(このデモでは src フォルダ内)を選択します。
- Classpath タブで、User Entries の下に何もない場合は、Add External JARS をクリックしてドライバー jar を再度追加します。設定が完了したら OK をクリックします。
- 新しく作成した Hibernate 設定ファイルの Database ノードを展開します。
SharePoint のデータ のリバースエンジニアリング
以下の手順に従って、reveng.xml 設定ファイルを生成します。オブジェクトとしてアクセスするテーブルを指定します。
- Package Explorer に戻ります。
- プロジェクトを右クリックし、New -> Hibernate -> Hibernate Reverse Engineering File (reveng.xml) を選択します。Next をクリックします。
- src を親フォルダとして選択し、Next をクリックします。
- Console configuration ドロップダウンメニューで、上記で作成した Hibernate 設定ファイルを選択し、Refresh をクリックします。
- ノードを展開し、リバースエンジニアリングするテーブルを選択します。完了したら Finish をクリックします。
Hibernate の実行設定
以下の手順に従って、SharePoint テーブルの POJO(Plain Old Java Object)を生成します。
- メニューバーから、Run -> Hibernate Code Generation -> Hibernate Code Generation Configurations をクリックします。
- Console configuration ドロップダウンメニューで、前のセクションで作成した Hibernate 設定ファイルを選択します。Output directory の横にある Browse をクリックし、src を選択します。
- Reverse Engineer from JDBC Connection チェックボックスを有効にします。Setup ボタンをクリックし、Use Existing をクリックして、hibernate.reveng.xml ファイルの場所(このデモでは src フォルダ内)を選択します。
- Exporters タブで、Domain code (.java) と Hibernate XML Mappings (hbm.xml) をチェックします。
- Run をクリックします。
前のステップのリバースエンジニアリング設定に基づいて、1 つ以上の POJO が作成されます。
マッピングタグの挿入
生成した各マッピングに対して、hibernate.cfg.xml にマッピングタグを作成し、Hibernate がマッピングリソースを参照できるようにする必要があります。hibernate.cfg.xml を開き、以下のようにマッピングタグを挿入します:
cdata.sharepoint.SharePointDriver
jdbc:sharepoint:User=myuseraccount;Password=mypassword;Auth Scheme=NTLM;URL=http://sharepointserver/mysite;SharePointEdition=SharePointOnPremise;
org.hibernate.dialect.SQLServerDialect
SQL の実行
前のステップで作成したエンティティを使用して、SharePoint のデータ のデータの検索と変更が可能になります:
import java.util.*;
import org.hibernate.Session;
import org.hibernate.cfg.Configuration;
import org.hibernate.query.Query;
public class App {
public static void main(final String[] args) {
Session session = new
Configuration().configure().buildSessionFactory().openSession();
String SELECT = "FROM MyCustomList M WHERE Location = :Location";
Query q = session.createQuery(SELECT, MyCustomList.class);
q.setParameter("Location","Chapel Hill");
List<MyCustomList> resultList = (List<MyCustomList>) q.list();
for(MyCustomList s: resultList){
System.out.println(s.getName());
System.out.println(s.getRevenue());
}
}
}