SAP Crystal Reports で SharePoint ののデータをレポートに出力

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
レポートウィザードを使用して、SharePoint のデータに基づいたレポートを作成します。

Crystal Reports にはリモートデータへのデータ処理をオフロードするためのさまざまなオプションが用意されており、リアルタイムレポートを実現できます。Crystal Reports がJDBC に対応しているため、CData JDBC Driver for SharePoint によってこの機能をCrystal Reports で利用できるようになります。この記事では、レポート実行時にデータを更新するSharePoint のデータレポートを作成する方法を紹介します。

SharePoint データ連携について

CData を使用すれば、SharePoint のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:

  • Windows SharePoint Services 3.0、Microsoft Office SharePoint Server 2007 以降、SharePoint Online を含む、幅広い SharePoint バージョンのデータにアクセスできます。
  • 非表示カラムとルックアップカラムのサポートにより、SharePoint のすべてにアクセスできます。
  • フォルダを再帰的にスキャンして、すべての SharePoint データのリレーショナルモデルを作成できます。
  • SQL ストアドプロシージャを使用して、ドキュメントや添付ファイルをアップロード・ダウンロードできます。

多くのお客様は、SharePoint データをデータベースやデータウェアハウスに統合するために CData ソリューションを活用していますが、Power BI、Tableau、Excel などのお気に入りのデータツールと SharePoint データを統合しているお客様もいます。

お客様が CData の SharePoint ソリューションで問題を解決している方法については、ブログをご覧ください:Drivers in Focus: Collaboration Tools


はじめに


以下の表は、この記事で使用するツールとバージョンです。

アプリケーション名バージョン
SAP Crystal Reports 2020SP3
JDBC Driver23.0.8565

JDBC Driver のデプロイ

Crystal Reports のクラスパスにドライバーJAR を含めて、CData JDBC Driver for SharePoint をインストールします。DataDriverCommonElement の下にあるClassPath 要素のパスに、.jar を含むフルファイルパスを追加します。

CRConfig.xml ファイルのデフォルトの場所はC:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java ですが、インストールによって多少異なる場合があります。ドライバーJAR はインストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。

CRConfig.xml ファイルにJDBC ファイルパスを追加

ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。

SharePoint のデータに接続

SharePointのJDBC Driver をデプロイしたら、レポートウィザードを使用して新しいレポートにSharePoint のデータを追加できます。

  1. File -> New -> Standard Report をクリックします。 標準レポートを作成
  2. Create New Connection の下にあるJDBC (JNDI) を展開し、Make a New Connection をダブルクリックします。
  3. CData JDBC Driver for SharePoint を使用して接続文字列を作成します。
  4. JDBC URL の構成については、SharePoint JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.sharepoint.jar
    

    Microsoft SharePoint への接続

    URL の設定:

    Microsoft SharePoint では、2つの範囲でデータを操作できます。グローバルなMicrosoft SharePoint サイト全体を対象にするか、個々のサイトのみを対象にするかを選択できます。

    グローバルなMicrosoft SharePoint サイトですべてのリストおよびドキュメントを操作したい場合は、URL 接続プロパティをサイトコレクションURL に設定しましょう。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com

    個々のサイトのリストおよびドキュメントのみを扱いたい場合は、URL 接続プロパティを個々のサイトURL に設定してください。以下のような形式です。

    https://teams.contoso.com/TeamA

    続いて、お使いの環境に適した認証プロパティを設定していきましょう。詳細な設定手順については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご参照ください。

    Microsoft SharePoint Online

    SharePointEdition を"SharePoint Online" に設定し、User およびPassword にはSharePoint へのログオンで使用するクレデンシャル(例:Microsoft Online Services アカウントのクレデンシャル)を設定します。

    Microsoft SharePoint Online は様々なクラウドベースアーキテクチャをサポートしており、それぞれ異なる認証スキームが利用できます。

    • Microsoft Entra ID(Azure AD)
    • ADFS、Okta、OneLogin、またはPingFederate SSO ID プロバイダーを介したシングルサインオン(SSO)
    • Azure MSI
    • Azure パスワード
    • OAuthJWT
    • SharePointOAuth

    Microsoft SharePoint オンプレミス

    Microsoft SharePoint オンプレミスでは、多くのオンプレミス環境に対応した認証方式をサポートしています。

    • Windows(NTLM)
    • Kerberos
    • ADFS
    • 匿名アクセス

    まずSharePointEdition を"SharePoint On-Premises" に設定しましょう。

    Windows(NTLM)認証

    これは最も一般的な認証方式です。そのため、CData 製品ではNTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUser およびPassword を設定するだけで接続できます。

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    組み込みの接続文字列デザイナーを使用してJDBC URL を生成(例はSalesforce)

    JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションをデザインする際のパフォーマンス向上に役立ちます。

  5. ウィザードでJDBC 接続URL を入力します。

    jdbc:sharepoint:User=myuseraccount;Password=mypassword;Auth Scheme=NTLM;URL=http://sharepointserver/mysite;SharePointEdition=SharePointOnPremise;
    
  6. ドライバークラス名を設定します。

    cdata.jdbc.sharepoint.SharePointDriver
    
    新しいJDBC(JNDI)接続を作成
  7. レポートに必要なテーブルを選択します。 テーブルを追加
  8. SAP Crystal Reports でSharePoint のデータのテーブルをリンクすることもできます。テーブル間のリンクを追加したら、NEXT をクリックします。 複数のテーブルを追加 テーブルをリンク
  9. テーブルを選択したら、選択したテーブルからレポートに表示するフィールドを選び、NEXT をクリックします。 表示するフィールドを追加
  10. レポート上の情報をグループ化するために「Group By」フィールドを選択します。 Group By フィールドを追加
  11. 集計合計に基づいてグループを並べ替え、NEXT をクリックします。 グループの並べ替え

その後、グループ化、並べ替え、集計を設定できます。集計とサマリーを使用してチャートを作成するには、次のセクションを参照してください。

チャートの作成

グループ化するカラムを選択した後、標準レポート作成ウィザードでチャートを作成するオプションが表示されます。以下の手順に従って、Name カラムの値を集計するチャートを作成します。

  1. 標準レポート作成ウィザードで、Bar Chart オプションを選択し、「On change of」メニューでグループ化したカラムを選択します。
  2. Show Summary メニューで、作成した集計を選択します。
  3. 必要に応じてフィルターとテンプレートを選択し、ウィザードを完了します。 チャートの種類を選択

レポートのテンプレートを選択すると、完成したレポートをプレビューし、データが入力されたチャートを表示できます。

テンプレートの種類を選択

完成したレポート

レポートに最初に指定したすべてのフィールドが含まれていることを確認できます。

完成したレポート

リモートデータの操作

データの更新を確認するには、File をクリックし、「Save Data with Report」オプションをオフにします。レポートを操作すると(例えば、詳細にドリルダウンすると)、Crystal Reports はレポートの表示に必要なデータを取得するためにSQL クエリを実行します。すでに取得したデータを再読み込みするには、レポートを更新または再実行します。

詳細要素を非表示にし、サーバー側グループ化を有効にすることで、ドライバーに処理をオフロードできます。これを行うには、レポート作成ウィザードでグループ化するカラムを選択する必要があります。

  1. File -> Report Options をクリックし、「Perform Grouping On Server」オプションを選択します。 Perform Grouping On Server オプション
  2. Report -> Section Expert をクリックし、レポートのDetails セクションを選択します。「Hide (Drill-Down OK)」オプションを選択します。 Hide (Drill-Down OK) オプション

詳細を非表示にしてレポートをプレビューすると、Crystal Reports はGROUP BY クエリを実行します。チャートのカラムをダブルクリックして詳細にドリルダウンすると、Crystal Reports は必要なデータのみを取得するSELECT WHERE クエリを実行し、読み込み時間を短縮します。

これで、SAP Crystal Reports とCData JDBC Driver を使用して、SharePoint のデータに基づくSAP Crystal レポートが作成できました。CData JDBC Driver for SharePoint の詳細と無料トライアルのダウンロードについては、SharePoint JDBC Driver ページをご覧ください。ご不明な点がございましたら、サポートチームまでお問い合わせください。

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