Claris FileMaker Pro のスクリプト機能を使ってSAP SuccessFactors のデータに接続

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
CData ODBC Driver for SAP SuccessFactors と FileMaker Pro のスクリプト機能を使用して、SAP SuccessFactors に接続し、FileMaker アプリケーションでSAP SuccessFactors のデータを操作する方法を解説します。

Claris FileMaker は、データの管理や整理のためのカスタムアプリを作成できるローコードデータベースアプリケーション開発ツールです。強力なリレーショナルデータベースエンジンと直感的なインターフェースを組み合わせており、技術者でも非技術者でも、デスクトップ、Web、モバイルプラットフォーム向けのアプリケーションを設計・デプロイできます。

この記事では、CData ODBC Driver for SAP SuccessFactors と FileMaker のスクリプト機能を使ってSAP SuccessFactors のデータに接続する方法を解説します。

SAP SuccessFactors 用の ODBC データソースを作成

まだ設定していない場合は、最初に ODBC DSN(データソース名)で接続プロパティを指定します。これはドライバーインストールの最終ステップでもあります。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して ODBC DSN を作成・設定できます。

SAP SuccessFactorsへの接続

それでは、SAP SuccessFactors に接続していきましょう。CData 製品は、デフォルトで有効になっているOData API を介してSAP SuccessFactors と通信します。追加の権限が必要な場合は、SAP サポートサイトをご確認ください。

認証方法として、Azure AD 認証、SAP IAS 認証、OAuth 認証(推奨)、Basic 認証(非推奨)のいずれかを使用してSAP SuccessFactors に認証できます。

必要な接続プロパティ

選択したAuthScheme に関わらず、SAP SuccessFactors 環境を識別するために以下の接続プロパティを設定しましょう。

  • URL:SuccessFactors をホストするサーバーのURL
  • CompanyId:SAP SuccessFactors テナントに割り当てられた一意の識別子。この値はAPI 認証に必要で、組織固有のものです

OAuth 認証

SAP SuccessFactors では、OAuth 認証を2種類のグラント種別でサポートしています。

  • SAP SuccessFactors LMS インスタンスのクライアントグラント種別
  • SAML-2 Bearer グラント種別

OAuth 認証を有効にするには、すべてのOAuth フローでカスタムOAuth アプリケーションを作成し、適切なプロパティを設定する必要があります。

デスクトップアプリケーションでカスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

以下のプロパティを設定してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します
  • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId
  • CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI
  • OAuthClientSecret (クライアントグラント種別のみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット
  • PrivateKey (SAML-2 Bearer グラント種別のみ):カスタムOAuth アプリケーションの作成時にダウンロードした秘密鍵証明書のパス、またはその証明書のbase64 でエンコードされた内容

接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSAP SuccessFactors のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

アプリケーションにアクセス許可を与えると、CData 製品がOAuth プロセスを完了します。

  1. CData 製品がSAP SuccessFactors からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします
  2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存されます。これらの値は接続間で永続化されます

アクセストークンの期限が切れた際は、CData 製品が自動でアクセストークンをリフレッシュします。

カスタムOAuth アプリケーションの作成やその他の認証方法については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご確認ください。

DSN を設定する際には、Max Rows 接続プロパティも設定することをお勧めします。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時にパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

スクリプトを使用して FileMaker でSAP SuccessFactors のデータを接続・同期

このセクションでは、CData ODBC Driver for SAP SuccessFactors とスクリプト機能を使用して、FileMaker にリアルタイムのSAP SuccessFactors データを接続する手順を説明します。初回インポート時には、FileMaker は外部データソースからすべてのデータを取り込みます。2回目以降のインポートでは、外部ソースで変更されたデータのみが更新されます(差分更新)。また、現在のレコード順序でデータを置換したり、これらの差分更新を自動同期のためにスケジュール設定することもできます。

Mac/Windows/Linux システム向けの最新版 FileMaker Pro は、こちらのリンクからダウンロード・インストールできます。

スクリプトを使った FileMaker との接続と同期

FileMaker のスクリプト機能を使用すると、単一のコマンドで一連のアクションを実行し、複雑なタスクやワークフローを自動化できます。スクリプトを使ってSAP SuccessFactors と連携することで、FileMaker アプリケーション内でSAP SuccessFactors のデータへの接続、インポート、更新、置換を自動化し、データ管理を効率化できます。

スクリプトを使った初回インポートとデータの追加

このセクションでは、以下の手順でスクリプトを使ってSAP SuccessFactors のデータを FileMaker にインポートします:

  1. FileMaker Pro を開きます。左パネルから Create に移動し、Blank > Create を選択します。
  2. 任意のファイル名を入力して Save をクリックします。
  3. Manage Database ウィンドウで Tables タブに移動し、SAP SuccessFactors のデータを表示するテーブルを作成または名前変更します。
  4. Fields タブで、テーブルで使用するフィールドを作成・追加します。
  5. Relationships タブで、複数のテーブルがある場合はテーブルのリレーションシップを追加し、OK をクリックします。
  6. テーブル構造を再度開いて変更するには、File > Manage > Database に移動します。
  7. Scripts > Script Workspace に移動します。
  8. New Script を選択して新しいスクリプトワークスペースを開きます。
  9. 右側の Steps パネルから Records > Import Records > Insert into Script を選択します。
  10. Specify Data Source ドロップダウンで ODBC Data を選択します。
  11. Select ODBC Data Source ウィンドウから CData SAPSuccessFactors Sys を選択し、Continue をクリックします。SAP SuccessFactors の資格情報を入力して OK をクリックします。
  12. Specify ODBC SQL Query ダイアログで、SQL text エディタに SQL クエリを入力して、インポートしたいSAP SuccessFactors のデータを指定します。
  13. あるいは、Query Builder を選択して SQL Query Builder ウィンドウを開きます。Tables セクションから対象テーブルを選択し、Columns セクションから関連するカラムを選択します。各選択後に Insert into SQL Query をクリックしてクエリを自動生成します。WHEREORDER BY 句、または専用のタブを使用してクエリを手動で編集することもできます。OK をクリックしてクエリを確定します。
  14. OK をクリックします。
  15. Specify import order オプションで Specify をクリックし、SAP SuccessFactors の資格情報を入力します。
  16. Specify Import Order ウィンドウで、先ほど追加したターゲットフィールドのインポート順序を定義します。ソースフィールドとターゲットフィールドの間で Add を選択して、SAP SuccessFactors のデータを新しいレコードとしてテーブルに挿入します。Import をクリックします。
  17. これでスクリプトがワークスペースに表示されます。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートを処理します。
  18. FileMaker がSAP SuccessFactors のデータをテーブルとしてインポートします。

スクリプトを使ったインポート済みデータの更新または置換

SAP SuccessFactors のデータを FileMaker にインポートした後、以下の手順でスクリプトを使ってSAP SuccessFactors で行われた変更を更新または置換できます:

  1. 前のセクションで説明した手順に従って Script Workspace に戻ります。
  2. 既存のスクリプトを選択し、設定ボタンをクリックして Specify Import Order の下の Specify を選択し、認証のためにSAP SuccessFactors の資格情報を再入力します。
  3. Specify Import Order ウィンドウで、ソースとターゲットの間で Update を選択して、インポート済みのSAP SuccessFactors データを更新します。これにより、マッチフィールドの値が同じ場合に、選択したフィールドのSAP SuccessFactors データ値でターゲットの検索セットが更新されます。マッピングで少なくとも1つのマッチフィールドを定義し、Add remaining data as new records チェックボックスを選択する必要があります。Import をクリックします。
  4. あるいは、ユースケースに応じて Update の代わりに Replace オプションを選択します。これにより、ターゲットの検索セット内の選択したフィールドが、現在のレコード順序でSAP SuccessFactors のデータに置換されます。Import をクリックします。
  5. FileMaker がスクリプトをワークスペースに追加します。Run をクリックしてスクリプトを実行し、インポートクエリを処理します。
  6. FileMaker が更新または置換されたSAP SuccessFactors のデータをテーブルとしてインポートします。

今すぐ始めましょう

CData ODBC Driver for SAP SuccessFactors の30日間無償トライアルをダウンロードして、SAP SuccessFactors のデータを Claris FileMaker に統合し、FileMaker アプリケーションでSAP SuccessFactors のデータを活用してみてください。

ご質問がある場合は、サポートチームまでお問い合わせください。

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