Apache Camel を使用してSAP SuccessFactors のデータと連携

加藤龍彦
加藤龍彦
デジタルマーケティング
Apache Camel のルーティングとCData JDBC Driver を使用してSAP SuccessFactors のデータをディスク上のJSON ファイルにコピーするシンプルなJava アプリを作成。

Apache Camel は、データを消費または生成するさまざまなシステムを統合できる、オープンソースの統合フレームワークです。CData JDBC Driver for SAPSuccessFactors と組み合わせることで、リアルタイムSAP SuccessFactors のデータと連携するCamel ルートを使用するJava アプリを作成できます。この記事では、SAP SuccessFactors のデータをJSON ファイルに接続、クエリ、及びルーティングするアプリをNetBeans で作成する方法について説明します。

ビルトインの最適化されたデータ処理により、CData JDBC Driver は、リアルタイムSAP SuccessFactors のデータとやり取りする際に比類のないパフォーマンスを提供します。SAP SuccessFactors に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をSAP SuccessFactors に直接プッシュし、組み込まれたSQL エンジンを利用してサポートされていない操作(主にSQL 関数とJOIN 操作)をクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータソース型を使用してSAP SuccessFactors のデータを操作および分析することができます。

新しいMaven/Java プロジェクトを作成する

以下の手順に従って、新しいJava プロジェクトを作成し、適切な依存関係を追加します。

  1. NetBeans を開き、新しいプロジェクトを作成します。
  2. カテゴリリストからMaven を選択し、プロジェクトリストからJava Application を選択して、「Next」をクエリします。
  3. プロジェクトに名前を付け、他のプロパティを調整して「Finish」をクリックします。
  4. ソースパッケージで新しいJava クラス(ここではApp.java を使用)を作成し、クラスにmain メソッドを追加します。

プロジェクトの依存関係を追加する

プロジェクトが作成されたら、アプリからリアルタイムSAP SuccessFactors のデータを操作するために必要な依存関係を追加できるようになります。まだMaven を環境にインストールしていない場合、CData JDBC ドライバのJAR ファイルをプロジェクトに追加するのに必要なため、インストールしてください。

Maven を使用してCData JDBC Driver for SAPSuccessFactors をインストールする

  1. SAP SuccessFactors 用のCData JDBC Driver をダウンロードしてパッケージを解凍し、JAR を実行してドライバーをインストールします。
  2. Maven を使用し、コネクタとしてJDBC Driver をインストールします。
    mvn install:install-file
    	-Dfile="C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for SAPSuccessFactors 2019\lib\cdata.jdbc.sapsuccessfactors.jar"
    	-DgroupId="org.cdata.connectors"
    	-DartifactId="cdata-sapsuccessfactors-connector"
    	-Dversion="19"
    	-Dpackaging=jar
    

JDBC Driver をインストールしたら、プロジェクトに依存関係を追加できます。依存関係を追加するには、pom.xml を編集するか、依存関係にあるフォルダを右クリックして「Add Dependency」をクリックします。各依存関係のプロパティは以下の通りですが、「Add Dependency」ウィザードの「Query」ボックスに依存関係の名前を入力することで使用可能なライブラリを検索できます。

Selecting a dependency

必要な依存関係

DependencyGroup IDArtifact IDVersion
camel-coreorg.apache.camelcamel-core3.0.0
camel-jacksonorg.apache.camelcamel-jackson3.0.0
camel-jdbcorg.apache.camelcamel-jdbc3.0.0
camel-jsonpathorg.apache.camelcamel-jsonpath3.0.0
cdata-sapsuccessfactors-connectororg.cdata.connectorscdata-salesforce-connector19
commons-dbcp2org.apache.commonscommons-dbcp22.7.0
slf4j-log4j12org.slf4jslf4j-log4j121.7.30
log4jorg.apache.logging.log4jlog4j2.12.1

Camel を使用してJava アプリでSAP SuccessFactors のデータにアクセスする

必要な依存関係を追加したら、Java DSL(Domain Specific Language)を使用してリアルタイムSAP SuccessFactors のデータにアクセスできるルートを作成できます。以下はコードの一部です。サンプルプロジェクト(zip ファイル)をダウンロードして以下を実行してください。(TODO コメントに注意してください。)

必要なクラスをメインクラスにインポートすることから始めます。

import org.apache.camel.CamelContext;
import org.apache.camel.builder.RouteBuilder;
import org.apache.camel.impl.DefaultCamelContext;
import org.apache.camel.support.SimpleRegistry;
import org.apache.commons.dbcp2.BasicDataSource;
import org.apache.log4j.BasicConfigurator;

次に、main メソッドでロギングを構成し、新しいBasicDataSource を作成してレジストリに追加し、新しいCamelContext を作成して、最後にコンテクストへのルートに追加します。この例では、SAP SuccessFactors のデータをJSON ファイルにルーティングします。

ロギングを構成する

BasicConfigurator.configure();

BasicDataSource を作成する

BasicDataSource を作成し、ドライバークラス名(cdata.jdbc.salesforce.SalesforceDriver)とURL(必要な接続プロパティを使用)を設定します。

SAP SuccessFactorsへの接続

それでは、SAP SuccessFactors に接続していきましょう。CData 製品は、デフォルトで有効になっているOData API を介してSAP SuccessFactors と通信します。追加の権限が必要な場合は、SAP サポートサイトをご確認ください。

認証方法として、Azure AD 認証、SAP IAS 認証、OAuth 認証(推奨)、Basic 認証(非推奨)のいずれかを使用してSAP SuccessFactors に認証できます。

必要な接続プロパティ

選択したAuthScheme に関わらず、SAP SuccessFactors 環境を識別するために以下の接続プロパティを設定しましょう。

  • URL:SuccessFactors をホストするサーバーのURL
  • CompanyId:SAP SuccessFactors テナントに割り当てられた一意の識別子。この値はAPI 認証に必要で、組織固有のものです

OAuth 認証

SAP SuccessFactors では、OAuth 認証を2種類のグラント種別でサポートしています。

  • SAP SuccessFactors LMS インスタンスのクライアントグラント種別
  • SAML-2 Bearer グラント種別

OAuth 認証を有効にするには、すべてのOAuth フローでカスタムOAuth アプリケーションを作成し、適切なプロパティを設定する必要があります。

デスクトップアプリケーションでカスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。

OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

以下のプロパティを設定してください。

  • InitiateOAuthGETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します
  • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId
  • CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI
  • OAuthClientSecret (クライアントグラント種別のみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット
  • PrivateKey (SAML-2 Bearer グラント種別のみ):カスタムOAuth アプリケーションの作成時にダウンロードした秘密鍵証明書のパス、またはその証明書のbase64 でエンコードされた内容

接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSAP SuccessFactors のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

アプリケーションにアクセス許可を与えると、CData 製品がOAuth プロセスを完了します。

  1. CData 製品がSAP SuccessFactors からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします
  2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存されます。これらの値は接続間で永続化されます

アクセストークンの期限が切れた際は、CData 製品が自動でアクセストークンをリフレッシュします。

カスタムOAuth アプリケーションの作成やその他の認証方法については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご確認ください。

BasicDataSource basic = new BasicDataSource();
basic.setDriverClassName("cdata.jdbc.sapsuccessfactors.SAPSuccessFactorsDriver");
basic.setUrl("jdbc:sapsuccessfactors:User=username;Password=password;CompanyId=CompanyId;Url=https://api4.successfactors.com;");

CData JDBC ドライバには、接続URL の構成に役立つ組み込みの接続文字列デザイナーが含まれています。

組み込みの接続文字列デザイナ

JDBC URL の構築については、SAP SuccessFactors JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.sapsuccessfactors.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

Using the built-in connection string designer to generate a JDBC URL (Salesforce is shown.)

BasicDataSource をレジストリに追加し、CamelContext を作成する

SimpleRegistry reg = new SimpleRegistry();
reg.bind("myDataSource", basic);

CamelContext context = new DefaultCamelContext(reg);

CamelContext にルーティングを追加する

以下のルーティングでは、timer コンポーネントを使用して一度実行し、SQL クエリをJDBC Driver に渡します。結果はJSON として整理され、(きれいに印刷できるようにフォーマットされて)file コンポーネントに渡され、JSON ファイルとしてディスクに書き込まれます。

context.addRoutes(new RouteBuilder() {
	@Override
	public void configure() {
		from("timer://foo?repeatCount=1")
			.setBody(constant("SELECT * FROM Account LIMIT 10"))
			.to("jdbc:myDataSource")
			.marshal().json(true)
			.to("file:C:\\Users\\USER\\Documents?fileName=account.json");
	}
});

CamelContext ライフサイクルを管理する

ルートを定義したら、CamelContext を開始してライフサイクルを始めます。この例では、10 秒待機してからコンテクストをシャットダウンします。

context.start();
Thread.sleep(10000);
context.stop();

無償トライアル、サンプルプロジェクト、テクニカルサポート

これで、Camel を使用してSAP SuccessFactors からJSON ファイルにデータをルーティングするJava アプリケーションを使用できるようになりました。CData JDBC Driver for SAPSuccessFactors の30日の無償評価版と、サンプルプロジェクトをダウンロードして(TODO コメントに注意して)、Apache Camel でリアルタイムSAP SuccessFactors のデータの操作を開始します。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。

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