クラウドRPA Coopel でSAP SuccessFactors のデータを利用したシナリオを作成

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
CData Connect AI を使ってCoopel でSAP SuccessFactors のデータを使ったシナリオを作成します。

Coopel は DeNA 社が提供するクラウドベースのRPA サービスです。WebブラウザやExcel、SaaS などのクラウドサービスの操作の自動化が実現できます。この記事では、CData Connect AI を経由して Coopel からSAP SuccessFactors のデータを取得し活用する方法を説明します。

CData Connect AI はSAP SuccessFactors のデータへのクラウドベースのOData インターフェースを提供し、Coopel からSAP SuccessFactors のデータへのリアルタイム連携を実現します。

Connect AI を構成

Coopel でSAP SuccessFactors のデータを操作するには、Connect AI からSAP SuccessFactors に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してSAP SuccessFactors のデータのOData エンドポイントを作成する必要があります。

SAP SuccessFactors に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

(オプション)新しいConnect AI ユーザーの追加

必要であれば、Connect AI 経由でSAP SuccessFactors に接続するユーザーを作成します。

  1. 「Users」ページに移動し、 Invite Users をクリックします。
  2. 新しいユーザーのE メールアドレスを入力して、 Send をクリックしてユーザーを招待します。 新しいユーザーを招待
  3. 「Users」ページからユーザーを確認および編集できます。 Connect AI ユーザー

パーソナルアクセストークン(PAT)の追加

OAuth 認証をサポートしていないサービス、アプリケーション、プラットフォーム、またはフレームワークから接続する場合は、認証に使用するパーソナルアクセストークン(PAT)を作成できます。きめ細かなアクセス管理を行うために、サービスごとに個別のPAT を作成するのがベストプラクティスです。

  1. Connect AI アプリの右上にあるユーザー名をクリックし、「User Profile」をクリックします。
  2. 「User Profile」ページで「Access Token」セクションにスクロールし、 Create PAT をクリックします。
  3. PAT の名前を入力して Create をクリックします。 Creating a new PAT
  4. パーソナルアクセストークンは作成時にしか表示されないため、必ずコピーして安全に保存してください。

Connect AI からSAP SuccessFactors に接続

CData Connect AI では、簡単なクリック操作ベースのインターフェースでデータソースに接続できます。

  1. Connect AI にログインし、 Add Connection をクリックします。 コネクションの追加
  2. 「Add Connection」パネルから「SAP SuccessFactors」を選択します。 データソースの選択
  3. 必要な認証プロパティを入力し、SAP SuccessFactors に接続します。

    SAP SuccessFactorsへの接続

    それでは、SAP SuccessFactors に接続していきましょう。CData 製品は、デフォルトで有効になっているOData API を介してSAP SuccessFactors と通信します。追加の権限が必要な場合は、SAP サポートサイトをご確認ください。

    認証方法として、Azure AD 認証、SAP IAS 認証、OAuth 認証(推奨)、Basic 認証(非推奨)のいずれかを使用してSAP SuccessFactors に認証できます。

    必要な接続プロパティ

    選択したAuthScheme に関わらず、SAP SuccessFactors 環境を識別するために以下の接続プロパティを設定しましょう。

    • URL:SuccessFactors をホストするサーバーのURL
    • CompanyId:SAP SuccessFactors テナントに割り当てられた一意の識別子。この値はAPI 認証に必要で、組織固有のものです

    OAuth 認証

    SAP SuccessFactors では、OAuth 認証を2種類のグラント種別でサポートしています。

    • SAP SuccessFactors LMS インスタンスのクライアントグラント種別
    • SAML-2 Bearer グラント種別

    OAuth 認証を有効にするには、すべてのOAuth フローでカスタムOAuth アプリケーションを作成し、適切なプロパティを設定する必要があります。

    デスクトップアプリケーションでカスタムOAuth アプリケーションの資格情報を使用して認証するには、OAuth アクセストークンを取得し、更新する必要があります。これらを設定すると、接続の準備が整います。

    OAuth アクセストークンの取得およびリフレッシュ

    以下のプロパティを設定してください。

    • InitiateOAuthGETANDREFRESHOAuthAccessToken を自動的に取得およびリフレッシュするために使用します
    • OAuthClientId:アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントId
    • CallbackURL:カスタムOAuth アプリケーションの登録時に定義されたリダイレクトURI
    • OAuthClientSecret (クライアントグラント種別のみ):アプリケーションの登録時に割り当てられたクライアントシークレット
    • PrivateKey (SAML-2 Bearer グラント種別のみ):カスタムOAuth アプリケーションの作成時にダウンロードした秘密鍵証明書のパス、またはその証明書のbase64 でエンコードされた内容

    接続すると、CData 製品がデフォルトブラウザでSAP SuccessFactors のOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、アプリケーションにアクセス許可を与えてください。

    アプリケーションにアクセス許可を与えると、CData 製品がOAuth プロセスを完了します。

    1. CData 製品がSAP SuccessFactors からアクセストークンを取得し、それを使ってデータをリクエストします
    2. OAuth 値はOAuthSettingsLocation で指定されたパスに保存されます。これらの値は接続間で永続化されます

    アクセストークンの期限が切れた際は、CData 製品が自動でアクセストークンをリフレッシュします。

    カスタムOAuth アプリケーションの作成やその他の認証方法については、 href="/kb/help/" target="_blank">ヘルプドキュメントの「はじめに」をご確認ください。

    接続の設定(Salesforce の表示)
  4. Create & Test をクリックします。
  5. 「Add SAP SuccessFactors Connection」ページの「Permissions」タブに移動し、ユーザーベースのアクセス許可を更新します。 権限を更新

Connect AI にSAP SuccessFactors OData エンドポイントを追加する

SAP SuccessFactors に接続したら、目的のテーブルのOData エンドポイントを作成します。

  1. OData ページに移動し、 Add をクリックして新しいOData エンドポイントを作成します。
  2. SAP SuccessFactors 接続(例:SAPSuccessFactors1)を選択し、Next をクリックします。
  3. 使用するテーブルを選択し、「Confirm」をクリックします。 テーブルを選択(Salesforce の例)

コネクションとOData エンドポイントを設定したら、Coopel からSAP SuccessFactors のデータに接続できます。

Coopel でシナリオを作成する

CData Connect cloud 側の準備が完了したら、早速Coopel 側でシナリオの作成を開始します。

  1. まず、Coopel にログインし、必要に応じて新しいワークスペースを作成します。
  2. ワークスペースを作成後、CData Connect AI にアクセスするための認証情報をCoopel 上に保存しましょう。「シナリオアカウント設定」→「新規追加」→「その他のサービス」を選択します。
  3. ここで、CData Connect AI にアクセスするためのUserID とPassword を入力し、保存じます。Web サービス名には任意の名称を入力してください。
  4. 次にメインとなるシナリオを作成します。「シナリオ作成」をクリックし
  5. 任意の名称を入力します。

SAP SuccessFactors のデータを取得する処理を作成

シナリオを作成したらSAP SuccessFactors のデータを取得する処理の作成を進めましょう。

  1. Coopel からSAP SuccessFactors のデータを取得するためには、CData Connect AI を経由します。Coopel では、ブラウザアクセスと同じような方法でCData Connect AI にアクセスするので、「URLにアクセス」のアクションを使って、データ取得を行います。Coopelのアクション一覧から「URLにアクセス」を配置し、先程検証した以下の「URL」および、「Basic認証アカウント」に指定します。
  2. 続いて、表示されたデータをCoopel 上で扱いやすい形にするためにテーブルデータとして取得を行います。Coopel アクションの一覧から「テーブルデータを取得」を配置し、先程作成した「URL にアクセス」をブラウザへ指定。テーブルの要素として「table」を指定します。
  3. これで、Coopel上でCData Connect AI 経由で取得したデータを操作する準備が整いました。あとはCoopel のさまざまなアクションを駆使して、フローを作成していきます。

ファイル出力処理を作成

データを取得する処理が作成できたら、そのデータをExcel ファイルに出力してみましょう。

  1. 最初に「ファイルの新規作成」アクションを使って、Excel ファイルを作成します。任意の名称でファイル名とシート名を指定してください。
  2. 次に「シートをシート名で指定」のアクションを配置して、先程作成したExcel ファイルのシートを参照します。
  3. シートを開いたら、取得したデータを「セルにペースト」アクションで貼り付けます。事前に作成した「対象シート」と、CData Connect AI から取得した「テーブルデータ」を指定します。書き込み対象セルは一番左上のセルから入力するので「A1」を指定しました。
  4. 最後に作成したExcel ファイルを「ファイルを保存する」アクションで保存します。以上ですべてのシナリオが完成しました。

実行

それでは完成したシナリオを実行してみましょう。

  1. Coopelでは画面右上の「実行」ボタンでシナリオを試すことができます。正常に実行されると、以下のように「ファイルを保存する」アクションのダイアログに生成されたExcel ファイルが表示されます。
  2. これをダウンロードして、Excelで開いてみると、以下のようにCData Connect AI 経由で取得したデータが入力されていることが確認できます。

クラウドRPA からSAP SuccessFactors のデータへのライブ接続

Coopel からSAP SuccessFactors のリアルタイムデータに直接接続できるようになりました。これで、SAP SuccessFactors のデータを複製せずにより多くの接続とシナリオを作成できます。

クラウドRPA から直接100を超えるSaaS 、ビッグデータ、NoSQL ソースへのリアルタイムデータアクセスを取得するには、CData Connect AI を参照してください。

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