R から JDBC 経由でSage 300ののデータを分析
R と Java がインストールされている環境であれば、純粋な R スクリプトと標準的な SQL を使用してSage 300 のデータにアクセスできます。CData JDBC Driver for Sage 300 と RJDBC パッケージを使えば、R からリモートのSage 300 のデータを操作できます。CData Driver を使用することで、業界で実績のある標準規格に準拠したドライバーを活用し、人気のオープンソース言語 R でデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってSage 300に SQL クエリを実行し、標準的な R 関数を呼び出してSage 300 のデータを可視化する方法を説明します。
R のインストール
マルチスレッドとマネージドコードによるドライバーのパフォーマンス向上を最大限に活かすには、マルチスレッド対応の Microsoft R Open を使用するか、BLAS/LAPACK ライブラリとリンクされたオープンソース R を使用します。この記事では Microsoft R Open 3.2.3 を使用しています。このバージョンは、2016年1月1日時点の CRAN リポジトリのスナップショットからパッケージをインストールするように事前設定されており、再現性が確保されています。
RJDBC パッケージの読み込み
ドライバーを使用するには、RJDBC パッケージをダウンロードしてください。 RJDBC パッケージをインストールしたら、以下のコードでパッケージを読み込みます。
library(RJDBC)
Sage 300に JDBC データソースとして接続
Sage 300に JDBC データソースとして接続するには、以下の情報が必要です。
- Driver Class: cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver に設定します。
- Classpath: ドライバー JAR ファイルの場所を設定します。デフォルトでは、インストールフォルダの lib サブフォルダです。
dbConnect や dbSendQuery などの DBI 関数は、R でデータアクセスコードを記述するための統一されたインターフェースを提供します。以下のコードで、CData JDBC Driver for Sage 300 に JDBC リクエストを行う DBI ドライバーを初期化します。
driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.sage300.Sage300Driver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.sage300.jar", identifier.quote = "'")
これで DBI 関数を使用してSage 300に接続し、SQL クエリを実行できます。dbConnect 関数で JDBC 接続を初期化します。
Sage 300 には、Sage 300 Web API で通信するための初期設定が必要となるます。
- Sage 300 のユーザー向けのセキュリティグループを設定します。Sage 300 のユーザーに、Security Groups の下にあるbSage 300 Web API オプションへのアクセスを付与します(各モジュール毎に必要です)。
- /Online/Web と/Online/WebApi フォルダ内のweb.config ファイルを両方編集して、AllowWebApiAccessForAdmin のキーを true 設定します。webAPI アプリプールを再起動すると設定が反映されます。
- ユーザーアクセスを設定したら、https://server/Sage300WebApi/ をクリックして、web API へのアクセスを確認してください。
Basic 認証を使用してSage 300 へ認証します。
Basic 認証を使用して接続する
Sage 300 に認証するには、次のプロパティを入力してください。プロバイダーは、クッキーを使用してSage 300 が開いたセッションを再利用することに注意してください。 そのため、資格情報はセッションを開く最初のリクエストでのみ使用されます。その後は、Sage 300 が返すクッキーを認証に使用します。
- Url:Sage 300 をホストするサーバーのURL に設定します。Sage 300 Web API 用のURL を次のように作成してください。 {protocol}://{host-application-path}/v{version}/{tenant}/ 例えば、 http://localhost/Sage300WebApi/v1.0/-/ です。
- User:アカウントのユーザー名に設定します。
- Password:アカウントのパスワードに設定します。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、Sage 300 JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.sage300.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
以下は、一般的な JDBC 接続文字列を含む dbConnect 呼び出しの例です。
conn <- dbConnect(driver,"jdbc:sage300:User=SAMPLE;Password=password;URL=http://127.0.0.1/Sage300WebApi/v1/-/;Company=SAMINC;")
スキーマの検出
このドライバーは、Sage 300 API をリレーショナルテーブル、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデル化します。以下のコードでテーブルの一覧を取得できます。
dbListTables(conn)
SQL クエリの実行
dbGetQuery 関数を使用して、Sage 300 API でサポートされている任意の SQL クエリを実行できます。
oeinvoices <- dbGetQuery(conn,"SELECT InvoiceUniquifier, ApprovedLimit FROM OEInvoices WHERE AllowPartialShipments = 'Yes'")
以下のコマンドで、結果をデータビューアウィンドウに表示できます。
View(oeinvoices)
Sage 300 のデータのプロット
これで、CRAN リポジトリで利用可能なデータ可視化パッケージを使ってSage 300 のデータを分析できます。組み込みのバープロット関数でシンプルな棒グラフを作成できます。
par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2)) barplot(oeinvoices$ApprovedLimit, main="Sage 300 OEInvoices", names.arg = oeinvoices$InvoiceUniquifier, horiz=TRUE)