SAP Crystal Reports で Odoo ののデータをレポートに出力
Crystal Reports にはリモートデータへのデータ処理をオフロードするためのさまざまなオプションが用意されており、リアルタイムレポートを実現できます。Crystal Reports がJDBC に対応しているため、CData JDBC Driver for Odoo によってこの機能をCrystal Reports で利用できるようになります。この記事では、レポート実行時にデータを更新するOdoo のデータレポートを作成する方法を紹介します。
Odoo データ連携について
CData を使用すれば、Odoo のライブデータへのアクセスと統合がこれまでになく簡単になります。お客様は CData の接続機能を以下の目的で利用しています:
- Odoo API 8.0+ と Odoo.sh クラウド ERP の両方からライブデータにアクセスできます。
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多対一、一対多、多対多のデータプロパティをインテリジェントに処理することで、ネイティブの Odoo 機能を拡張できます。CData の接続ソリューションは、Odoo 内の複雑なデータプロパティもインテリジェントに処理します。テキストや日付などの単純な値を持つカラムに加えて、各行に複数の値を含むカラムもあります。ドライバーは、値の元となるカラムのタイプに応じて、これらの種類の値を異なる方法でデコードします:
- 多対一カラムは、別のモデル内の単一の行への参照です。CData ソリューションでは、多対一カラムは整数として表され、その値は他のモデルで参照している ID です。
- 多対多カラムは、別のモデル内の多くの行への参照です。CData ソリューションでは、多対多カラムはカンマ区切りの整数リストを含むテキストとして表されます。リスト内の各値は、参照されている行の ID です。
- 一対多カラムは、別のモデル内の多くの行への参照です。多対多カラムと同様(カンマ区切りの整数リスト)ですが、参照されるモデルの各行はメインモデルの 1 つにのみ属する必要があります。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、Odoo 内のサーバーサイド RFC を呼び出すことができます。
ユーザーは、Power BI や Qlik Sense などの分析ツールと Odoo を統合し、当社のツールを活用して Odoo データをデータベースやデータウェアハウスにレプリケートしています。
はじめに
以下の表は、この記事で使用するツールとバージョンです。
| アプリケーション名 | バージョン |
|---|---|
| SAP Crystal Reports 2020 | SP3 |
| JDBC Driver | 23.0.8565 |
JDBC Driver のデプロイ
Crystal Reports のクラスパスにドライバーJAR を含めて、CData JDBC Driver for Odoo をインストールします。DataDriverCommonElement の下にあるClassPath 要素のパスに、.jar を含むフルファイルパスを追加します。
CRConfig.xml ファイルのデフォルトの場所はC:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java ですが、インストールによって多少異なる場合があります。ドライバーJAR はインストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。
ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。
Odoo のデータに接続
OdooのJDBC Driver をデプロイしたら、レポートウィザードを使用して新しいレポートにOdoo のデータを追加できます。
- File -> New -> Standard Report をクリックします。
- Create New Connection の下にあるJDBC (JNDI) を展開し、Make a New Connection をダブルクリックします。
- CData JDBC Driver for Odoo を使用して接続文字列を作成します。
ウィザードでJDBC 接続URL を入力します。
jdbc:odoo:User=MyUser;APIToken=MyToken;URL=http://MyOdooSite/;Database=MyDatabase
ドライバークラス名を設定します。
cdata.jdbc.odoo.OdooDriver
- レポートに必要なテーブルを選択します。
- SAP Crystal Reports でOdoo のデータのテーブルをリンクすることもできます。テーブル間のリンクを追加したら、NEXT をクリックします。
- テーブルを選択したら、選択したテーブルからレポートに表示するフィールドを選び、NEXT をクリックします。
- レポート上の情報をグループ化するために「Group By」フィールドを選択します。
- 集計合計に基づいてグループを並べ替え、NEXT をクリックします。
JDBC URL の構成については、Odoo JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.odoo.jar
接続するには、URL にOdoo インスタンスURL、User およびAPIToken にユーザー資格情報、Database にOdoo データベース名を設定します。 API トークン(Odoo 14 以降でのみ利用可能)を使用していない場合、代わりにAPIToken フィールドにパスワードを直接入力することができます。
接続方法の詳細は、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションをデザインする際のパフォーマンス向上に役立ちます。
その後、グループ化、並べ替え、集計を設定できます。集計とサマリーを使用してチャートを作成するには、次のセクションを参照してください。
チャートの作成
グループ化するカラムを選択した後、標準レポート作成ウィザードでチャートを作成するオプションが表示されます。以下の手順に従って、name カラムの値を集計するチャートを作成します。
- 標準レポート作成ウィザードで、Bar Chart オプションを選択し、「On change of」メニューでグループ化したカラムを選択します。
- Show Summary メニューで、作成した集計を選択します。
- 必要に応じてフィルターとテンプレートを選択し、ウィザードを完了します。
レポートのテンプレートを選択すると、完成したレポートをプレビューし、データが入力されたチャートを表示できます。
完成したレポート
レポートに最初に指定したすべてのフィールドが含まれていることを確認できます。
リモートデータの操作
データの更新を確認するには、File をクリックし、「Save Data with Report」オプションをオフにします。レポートを操作すると(例えば、詳細にドリルダウンすると)、Crystal Reports はレポートの表示に必要なデータを取得するためにSQL クエリを実行します。すでに取得したデータを再読み込みするには、レポートを更新または再実行します。
詳細要素を非表示にし、サーバー側グループ化を有効にすることで、ドライバーに処理をオフロードできます。これを行うには、レポート作成ウィザードでグループ化するカラムを選択する必要があります。
- File -> Report Options をクリックし、「Perform Grouping On Server」オプションを選択します。
- Report -> Section Expert をクリックし、レポートのDetails セクションを選択します。「Hide (Drill-Down OK)」オプションを選択します。
詳細を非表示にしてレポートをプレビューすると、Crystal Reports はGROUP BY クエリを実行します。チャートのカラムをダブルクリックして詳細にドリルダウンすると、Crystal Reports は必要なデータのみを取得するSELECT WHERE クエリを実行し、読み込み時間を短縮します。
これで、SAP Crystal Reports とCData JDBC Driver を使用して、Odoo のデータに基づくSAP Crystal レポートが作成できました。CData JDBC Driver for Odoo の詳細と無料トライアルのダウンロードについては、Odoo JDBC Driver ページをご覧ください。ご不明な点がございましたら、サポートチームまでお問い合わせください。