Mendix のローコード開発プラットフォームで Jira のデータを使ったアプリを構築
Siemens 社が開発した Mendix は、Web およびモバイルアプリケーションを迅速に開発、テスト、デプロイするためのローコードプラットフォームです。デジタルトランスフォーメーションの推進とビジネスのアジリティ向上を実現します。CData JDBC Driver for Jira と組み合わせることで、Mendix Studio Pro を使って Jira のデータを活用したさまざまなアプリケーションを作成できます。
CData JDBC ドライバーは、 最適化されたデータ処理機能を組み込み、リアルタイムJira のデータと連携する際に、比類のないパフォーマンスを発揮します。複雑な SQL クエリを Jira に発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を直接 Jira にプッシュし、サポートされていない操作(多くの場合、SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みの SQL エンジンを使用してクライアントサイドで処理します。組み込みの動的メタデータクエリ機能により、ネイティブのデータ型を使用して Jira のデータを操作・分析できます。
この記事では、Mendix が提供する JDBC インターフェースと CData JDBC Driver for Jira を組み合わせて、Jira のデータを活用したアプリケーションを Mendix で簡単に作成する方法を紹介します。
Jira データ連携について
CData は、Jira のライブデータへのアクセスと統合を簡素化します。お客様は CData の接続機能を以下の目的で活用しています:
- Issue、Project、Workflow などの Jira オブジェクトへの双方向アクセスを実現します。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、Issue のステータス変更、カスタムフィールドの作成、添付ファイルのダウンロード・アップロード、時間追跡設定の変更・取得などの機能的なアクションを実行できます。
- ユーザー名とパスワード、OAuth、パーソナルアクセストークン、API トークン、Crowd または OKTA SSO、LDAP など、さまざまな方法で安全に認証できます。
多くのユーザーは、CData Sync を直接使用するか、SSIS や Azure Data Factory などのプラットフォームとの CData の互換性を活用して、Jira データをデータベースやデータウェアハウスに統合するために CData ソリューションを活用しています。また、Tableau や Power BI などのお気に入りの分析ツールからライブ Jira データの分析やレポートを行いたい方もいます。
お客様がビジネス上の問題を解決するために Jira データにシームレスに接続している方法については、ブログをご覧ください:Drivers in Focus: Collaboration Tools
はじめに
Mendix 環境の準備
このセクションでは、先ほど紹介した Mendix Studio Pro を使用して、Jira のデータを使ったアプリを開発する方法を説明します。事前に Mendix Studio Pro をインストールしておいてください。
CData JDBC Driver for Jira のインストール
まず、Mendix と同じマシンに CData JDBC Driver for Jira をインストールします。JDBC ドライバーは以下のパスにインストールされます。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Jira 20xx\lib\cdata.jdbc.jira.jar
アプリケーションの作成
それでは、アプリの作成を始めましょう。まず、Database Connector が利用可能なアプリを作成します。
- Mendix Studio Pro を起動し、「Create New App」をクリックします。
- 「Blank Web App」オプションを選択します。
- 「Use this starting point」をクリックして続行します。
- 任意の名前でアプリを作成します。また、後で参照するために「Disk location」の情報をメモしておきましょう。
- これで新しいアプリが作成されました。
アプリケーションに Database Connector を追加
次に、作成したアプリに Database Connector モジュールを追加します。
- 右上の Marketplace ボタンをクリックします。
- Marketplace の検索セクションで Database Connector を検索し、選択します。
- Download をクリックして、最新の Database Connector をダウンロードします。
- Import Module ウィンドウで、Action として Add as a new module を選択します。
- アプリ画面に Database Connector が表示されれば、次のステップに進む準備が整いました。
Mendix Studio Pro への JDBC ドライバーの追加
この Database Connector で CData JDBC ドライバーを使用するには、JDBC ドライバーの JAR ファイルをプロジェクトに追加する必要があります。
- 先ほどメモした Mendix プロジェクトフォルダ内に「userlib」というフォルダがあります。そのフォルダに「cdata.jdbc.jira.jar」と「cdata.jdbc.jira.lic」の2つのファイルを配置します。
- これで、Database Connector で CData JDBC ドライバーを使用できるようになりました。
データモデルの作成
それでは、アプリを作成していきましょう。まず、Database Connector からデータを読み込み、一覧画面に表示するためのデータモデルを定義します。データを読み込む前に、データモデルを作成しておきます。
- MyFirstModule の「Domain model」に Entity を追加します。
- Entity 名とフィールド定義を入力します。
- DBeaver などのツールを使用して、CData JDBC ドライバー経由でテーブル定義情報を確認すると、データの設定を簡単に行えます。
- Entity を定義します。
JDBC URL 用の定数を作成
次に、Database Connector で使用する JDBC URL の定数を作成します。
- MyFirstModule に「Constant」を追加します。
- Add Constant ウィンドウで定数に名前を付けます。
Jira に接続するための JDBC URL を生成します。jdbc:jira: で始まり、セミコロンで区切られた一連の接続文字列プロパティを続けます。
JIRA への接続には、User、Password およびURL を使います。URL はhttps://yoursitename.atlassian.net などです。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構成には、Jira JDBC ドライバーに組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.jira.jar
接続プロパティに値を入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な JDBC URL は以下のとおりです。
jdbc:jira:User=admin;Password=123abc;Url=https://yoursitename.atlassian.net;
- 前のステップでコピーした接続文字列を Default value セクションに入力し、OK をクリックします。
Jira のデータを取得するマイクロフローの作成
作成した Entity に基づいて、Database Connector からデータを取得するマイクロフローを作成しましょう。
- MyFirstModule から「Add microflow」をクリックします。
- 任意の名前でマイクロフローを作成します。
- まず、先ほど定義した Entity 用のオブジェクトを作成します。マイクロフローに「Create Object」アクションを追加します。
- Create Object ウィンドウで、Entity の「Select」ボタンをクリックします。
- 先ほど定義した Entity を選択します。
- 任意の Object name を入力し、OK をクリックします。
- 次に、Database Connector からデータを取得するために、マイクロフローに Execute Query アクションを追加します。
- Execute Query ウィンドウで各入力項目を定義します。
- 「jdbc url」には、先ほど定義した定数を指定します。
- SQL には、Jira からデータを取得するクエリを記述します。
- 今回は Username と Password は不要なので、「empty」に設定し、前のフローで作成したオブジェクトを Result object として割り当てます。List Name セクションには任意の名前を指定します。
- 最後に、マイクロフローの出力を定義します。
- End Event をダブルクリックして開き、Type ドロップダウンから「List」を選択し、先ほど定義した Entity とリンクします。次に、Execute Query の出力結果を Return value として設定します。
- これで、Jira からデータを取得するマイクロフローが完成しました。
一覧画面の作成とマイクロフローへのリンク
最後に、マイクロフローから取得した結果を表示する画面を作成しましょう。
- Toolbox メニュー内の「Home_web」をダブルクリックして開きます。
- Data containers セクションから Data grid テンプレートをドラッグ&ドロップして一覧画面に配置します。
- Data grid を配置したら、ダブルクリックして Edit Data Grid 設定画面を表示します。
- Data source タブに移動し、データソースタイプを Microflow とリンクします。
- 先ほど作成したマイクロフローを選択します。
- OK をクリックします。
- OK をクリックすると、カラムの自動検出を促すメッセージが表示されます。「Yes」をクリックして続行します。
- 次に、各 Data grid 用のコントローラーを生成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。今回は各ロジックを設定しないので、「No」をクリックします。
- 以下のようなシンプルな Data grid 画面が作成されます。
動作確認
それでは、正しく動作するか確認しましょう。
- 「Publish」ボタンをクリックして、作成したアプリを準備します。完了したら、「View App」をクリックしてアプリを開きます。
- 以下のような Jira のデータの一覧が表示されれば成功です!Jira の API を意識することなく、ローコードで Jira と連携したアプリを作成できました。
今すぐ始めましょう
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