R から JDBC 経由でGoogle Sheetsののデータを分析
R と Java がインストールされている環境であれば、純粋な R スクリプトと標準的な SQL を使用してGoogle Sheets のデータにアクセスできます。CData JDBC Driver for Google Sheets と RJDBC パッケージを使えば、R からリモートのGoogle Sheets のデータを操作できます。CData Driver を使用することで、業界で実績のある標準規格に準拠したドライバーを活用し、人気のオープンソース言語 R でデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってGoogle Sheetsに SQL クエリを実行し、標準的な R 関数を呼び出してGoogle Sheets のデータを可視化する方法を説明します。
R のインストール
マルチスレッドとマネージドコードによるドライバーのパフォーマンス向上を最大限に活かすには、マルチスレッド対応の Microsoft R Open を使用するか、BLAS/LAPACK ライブラリとリンクされたオープンソース R を使用します。この記事では Microsoft R Open 3.2.3 を使用しています。このバージョンは、2016年1月1日時点の CRAN リポジトリのスナップショットからパッケージをインストールするように事前設定されており、再現性が確保されています。
RJDBC パッケージの読み込み
ドライバーを使用するには、RJDBC パッケージをダウンロードしてください。 RJDBC パッケージをインストールしたら、以下のコードでパッケージを読み込みます。
library(RJDBC)
Google Sheetsに JDBC データソースとして接続
Google Sheetsに JDBC データソースとして接続するには、以下の情報が必要です。
- Driver Class: cdata.jdbc.googlesheets.GoogleSheetsDriver に設定します。
- Classpath: ドライバー JAR ファイルの場所を設定します。デフォルトでは、インストールフォルダの lib サブフォルダです。
dbConnect や dbSendQuery などの DBI 関数は、R でデータアクセスコードを記述するための統一されたインターフェースを提供します。以下のコードで、CData JDBC Driver for Google Sheets に JDBC リクエストを行う DBI ドライバーを初期化します。
driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.googlesheets.GoogleSheetsDriver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.googlesheets.jar", identifier.quote = "'")
これで DBI 関数を使用してGoogle Sheetsに接続し、SQL クエリを実行できます。dbConnect 関数で JDBC 接続を初期化します。
スプレッドシートに接続するには、Google への認証を行い、Spreadsheet 接続プロパティにスプレッドシートの名前またはフィードリンクを設定します。Google Drive のスプレッドシートの情報一覧を表示したい場合は、認証後にSpreadsheets ビューにクエリを実行します。
ClientLogin(ユーザー名 / パスワード認証)は、2012年4月20日より正式に非推奨となり、現在は利用できません。代わりに、OAuth 2.0 認証規格を使用してください。 個々のユーザーに代わってGoogle API にアクセスするには、埋め込みクレデンシャルを使用するか、独自のOAuth アプリを登録します。
OAuth は、Google Apps ドメインのユーザーに代わって、サービスアカウントを使って接続することもできます。サービスアカウントで認証するには、OAuth JWT 値を取得するためのアプリケーションを登録する必要があります。
Google アカウント、Google Apps アカウント、二段階認証を使用するアカウントなど、様々なアカウントタイプでGoogle スプレッドシートに接続する方法は、ヘルプドキュメントの「はじめに」を参照してください。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、Google Sheets JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.googlesheets.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
以下は、一般的な JDBC 接続文字列を含む dbConnect 呼び出しの例です。
conn <- dbConnect(driver,"jdbc:googlesheets:Spreadsheet=MySheet;")
スキーマの検出
このドライバーは、Google Sheets API をリレーショナルテーブル、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデル化します。以下のコードでテーブルの一覧を取得できます。
dbListTables(conn)
SQL クエリの実行
dbGetQuery 関数を使用して、Google Sheets API でサポートされている任意の SQL クエリを実行できます。
orders <- dbGetQuery(conn,"SELECT Shipcountry, SUM(OrderPrice) FROM Orders GROUP BY Shipcountry")
以下のコマンドで、結果をデータビューアウィンドウに表示できます。
View(orders)
Google Sheets のデータのプロット
これで、CRAN リポジトリで利用可能なデータ可視化パッケージを使ってGoogle Sheets のデータを分析できます。組み込みのバープロット関数でシンプルな棒グラフを作成できます。
par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2)) barplot(orders$OrderPrice, main="Google Sheets Orders", names.arg = orders$Shipcountry, horiz=TRUE)