RPA ツールUiPath でSharePoint Excel Services のデータを連携利用する方法

杉本和也
杉本和也
リードエンジニア
SharePoint Excel Services ODBC Driver を使って、UiPath からノーコードで連携フローを作成。



UiPath は高機能なRPA(Robotic Process Automation)製品です。UiPath Studio を使うことで、RPA プログラムをノーコードで開発できます。CData ODBC Driver を使えば、コーディングなしでUiPath からSharePoint Excel Services への接続を作成し、連携フローに組み込めます。CData ODBC Driver は、UiPath からODBC Driver に対して発行されたSQL をSharePoint Excel Services へのリアルタイムリクエストに変換し、レスポンスをテーブルデータとして取得します。

この記事では、UiPath Studio を使ってSharePoint Excel Services に連携するRPA プログラムを作成します。

今回作成するUiPath RPA プロジェクト

データベース接続用アクティビティを利用してCData ODBC Driver for ExcelServices に接続し、SharePoint Excel Services のAccount データを取得するSQL を実行。取得したデータをCSV 書き込みアクティビティを利用して、CSV 出力するRPA プロジェクトを作成します(以下は完成したフローチャート)。

CData ODBC Data Sources を使ったRPA ワークフロー。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. SharePoint Excel Services をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにSharePoint Excel Services のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてSharePoint Excel Services の接続を設定、2.UiPath 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとSharePoint Excel Services への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからExcelServices ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

インストール後、ODBC DSN SharePoint Excel Services で接続プロパティを設定します。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および設定できます。

ワークブックへの接続

どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。

  • Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
  • Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。

テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続

CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。

API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。

  • OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
  • REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。

DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。

SharePoint オンプレミスへの接続

URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。

SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUserPassword を設定してください。

Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。

    Windows(NTLM)

    最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUserPassword を設定して接続してください。

    その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。

    これで、UiPath Studio にSharePoint Excel Services のデータを接続する準備は完了です。では、実際にプロジェクトを作成していきましょう。

    1. スタートページから「プロセス」をクリックして、新しいプロジェクトを作成します。
    2. 新しいプロパティを作成。
    3. プロジェクトを作成したら、「新規」アイコンから「フローチャート」を選択して、新しいフローチャートを作成します。
    4. 新規フローチャート
    5. SharePoint Excel Services への接続を行うには、データベース接続用のアクティビティが必要になります。リボンの「パッケージを管理」をクリックし、「UiPath.Database.Activities」を検索してインストールしてください。
    6. データベース接続用アクティビティをインストール。

    データ取得用アクティビティの作成

    データベース関連のアクティビティが追加できたので、次にSharePoint Excel Services への接続を設定してデータを取り出すための、「クエリを実行」アクティビティを追加します。

    1. アクティビティナビゲーションから「クエリを実行」を選択し、フローチャートに配置します。
    2. アクティビティをダブルクリックすると設定用画面に移動するので、「接続を構成」をクリックします。
    3. 「接続ウィザード」をクリックして、「Data Source」に「Microsoft ODBC Data Source」を選択します。
    4. 接続ウィザード
    5. 「Use user or system data source」のドロップダウンから、先ほど作成した「CData SharePoint Excel Services Source」を選択します。
    6. ODBC DSN の指定
    7. 「Test connection」をクリックして接続テストが成功したら、OK をクリックします。これで、UiPath からSharePoint Excel Services への接続設定は完了です。
    8. 次に、データ取得用のクエリを入力します。以下はサンプルのSQL です。
    9. "SELECT * FROM Account;"
      サンプルSQL
    10. 最後に、「クエリを実行」アクティビティのプロパティにある「出力」以下の、データテーブルの「+」ボタンから、出力格納用の変数を作成します。

    CSV 書き込み用のアクティビティを作成

    最後に、出力したデータをCSV に書き込むためのアクティビティを作成します。アクティビティの設定画面から以下の項目を指定してください。

    • 書き込み元:先ほど作成した出力用変数を指定します。
    • 書き込み先ファイル:任意のファイルパスを指定します。右側のフォルダアイコンからGUI ベースで指定できます。
    CSV 書き込み用アクティビティの設定。

    各アクティビティの紐づけと実行

    あとは各アクティビティを紐付ければ、SharePoint Excel Services のデータを出力するRPA プロジェクトの作成は完了です。

    完成したフローチャート

    リボンから「実行」を選択してクリックすると、フローが実行されます。無事、SharePoint Excel Services のデータを持ったCSV ファイルが作成されていました!もちろん取得したデータは、CSV 作成以外にもさまざまなフローに組み込んで使用できます。

    取得したCSV データ

    おわりに

    このようにCData ODBC ドライバを利用して、簡単にUiPath Studio でSharePoint Excel Services に連携するフローを作成することができました。CData ではSharePoint Excel Services 以外にも270種類以上のデータソース向けのドライバーを提供しています。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

    日本のユーザー向けにCData ODBC ドライバは、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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SharePoint Excel Services Icon SharePoint Excel Services ODBC Driver お問い合わせ

Excel Services ODBC ドライバーは、ODBC 接続をサポートする任意のアプリケーションからリアルタイムなExcel Services データに接続できるパワフルなツールです。標準のODBC ドライバーインターフェースを使用して、データベースのようにSharePoint サーバーでホストされているExcel スプレッドシートデータにアクセスし、データ連携を実行できます。