R から JDBC 経由でSharePoint Excel Servicesののデータを分析

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services を使って、お好みの開発環境と標準的な R 関数でSharePoint Excel Services のデータを分析できます。

R と Java がインストールされている環境であれば、純粋な R スクリプトと標準的な SQL を使用してSharePoint Excel Services のデータにアクセスできます。CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services と RJDBC パッケージを使えば、R からリモートのSharePoint Excel Services のデータを操作できます。CData Driver を使用することで、業界で実績のある標準規格に準拠したドライバーを活用し、人気のオープンソース言語 R でデータにアクセスできます。この記事では、ドライバーを使ってSharePoint Excel Servicesに SQL クエリを実行し、標準的な R 関数を呼び出してSharePoint Excel Services のデータを可視化する方法を説明します。

R のインストール

マルチスレッドとマネージドコードによるドライバーのパフォーマンス向上を最大限に活かすには、マルチスレッド対応の Microsoft R Open を使用するか、BLAS/LAPACK ライブラリとリンクされたオープンソース R を使用します。この記事では Microsoft R Open 3.2.3 を使用しています。このバージョンは、2016年1月1日時点の CRAN リポジトリのスナップショットからパッケージをインストールするように事前設定されており、再現性が確保されています。

RJDBC パッケージの読み込み

ドライバーを使用するには、RJDBC パッケージをダウンロードしてください。 RJDBC パッケージをインストールしたら、以下のコードでパッケージを読み込みます。

library(RJDBC)

SharePoint Excel Servicesに JDBC データソースとして接続

SharePoint Excel Servicesに JDBC データソースとして接続するには、以下の情報が必要です。

  • Driver Class: cdata.jdbc.excelservices.ExcelServicesDriver に設定します。
  • Classpath: ドライバー JAR ファイルの場所を設定します。デフォルトでは、インストールフォルダの lib サブフォルダです。

dbConnect や dbSendQuery などの DBI 関数は、R でデータアクセスコードを記述するための統一されたインターフェースを提供します。以下のコードで、CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services に JDBC リクエストを行う DBI ドライバーを初期化します。

driver <- JDBC(driverClass = "cdata.jdbc.excelservices.ExcelServicesDriver", classPath = "MyInstallationDir\lib\cdata.jdbc.excelservices.jar", identifier.quote = "'")

これで DBI 関数を使用してSharePoint Excel Servicesに接続し、SQL クエリを実行できます。dbConnect 関数で JDBC 接続を初期化します。

ワークブックへの接続

どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。

  • Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
  • Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。

テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続

CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。

API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。

  • OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
  • REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。

DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。

SharePoint オンプレミスへの接続

URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。

SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUserPassword を設定してください。

Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。

    Windows(NTLM)

    最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUserPassword を設定して接続してください。

    その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。

    組み込みの接続文字列デザイナー

    JDBC URL の構築には、SharePoint Excel Services JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが便利です。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。

    java -jar cdata.jdbc.excelservices.jar
    

    接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

    以下は、一般的な JDBC 接続文字列を含む dbConnect 呼び出しの例です。

    conn <- dbConnect(driver,"jdbc:excelservices:URL=https://myorg.sharepoint.com;User=admin@myorg.onmicrosoft.com;Password=password;File=Book1.xlsx;")
    

    スキーマの検出

    このドライバーは、SharePoint Excel Services API をリレーショナルテーブル、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデル化します。以下のコードでテーブルの一覧を取得できます。

    dbListTables(conn)
    

    SQL クエリの実行

    dbGetQuery 関数を使用して、SharePoint Excel Services API でサポートされている任意の SQL クエリを実行できます。

    account <- dbGetQuery(conn,"SELECT Name, AnnualRevenue FROM Account")
    

    以下のコマンドで、結果をデータビューアウィンドウに表示できます。

    View(account)
    

    SharePoint Excel Services のデータのプロット

    これで、CRAN リポジトリで利用可能なデータ可視化パッケージを使ってSharePoint Excel Services のデータを分析できます。組み込みのバープロット関数でシンプルな棒グラフを作成できます。

    par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2))
    barplot(account$AnnualRevenue, main="SharePoint Excel Services Account", names.arg = account$Name, horiz=TRUE)
    

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