SAP Crystal Reports で SharePoint Excel Services ののデータをレポートに出力

Dibyendu Datta
Dibyendu Datta
Lead Technology Evangelist
レポートウィザードを使用して、SharePoint Excel Services のデータに基づいたレポートを作成します。

Crystal Reports にはリモートデータへのデータ処理をオフロードするためのさまざまなオプションが用意されており、リアルタイムレポートを実現できます。Crystal Reports がJDBC に対応しているため、CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services によってこの機能をCrystal Reports で利用できるようになります。この記事では、レポート実行時にデータを更新するSharePoint Excel Services のデータレポートを作成する方法を紹介します。

以下の表は、この記事で使用するツールとバージョンです。

アプリケーション名バージョン
SAP Crystal Reports 2020SP3
JDBC Driver23.0.8565

JDBC Driver のデプロイ

Crystal Reports のクラスパスにドライバーJAR を含めて、CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services をインストールします。DataDriverCommonElement の下にあるClassPath 要素のパスに、.jar を含むフルファイルパスを追加します。

CRConfig.xml ファイルのデフォルトの場所はC:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\SAP BusinessObjects Enterprise XI 4.0\java ですが、インストールによって多少異なる場合があります。ドライバーJAR はインストールディレクトリのlib サブフォルダにあります。

CRConfig.xml ファイルにJDBC ファイルパスを追加

ClassPath にJAR を追加したら、Crystal Reports を再起動します。

SharePoint Excel Services のデータに接続

SharePoint Excel ServicesのJDBC Driver をデプロイしたら、レポートウィザードを使用して新しいレポートにSharePoint Excel Services のデータを追加できます。

  1. File -> New -> Standard Report をクリックします。 標準レポートを作成
  2. Create New Connection の下にあるJDBC (JNDI) を展開し、Make a New Connection をダブルクリックします。
  3. CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services を使用して接続文字列を作成します。
  4. JDBC URL の構成については、SharePoint Excel Services JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからjar ファイルを実行します。

    java -jar cdata.jdbc.excelservices.jar
    

    ワークブックへの接続

    どちらのSharePoint エディションをお使いでも、File を Excel ワークブックに設定してください。このパスは以下のプロパティからの相対パスになります。

    • Library:デフォルトではShared Documents ライブラリが使用されます。このプロパティを使って、組織内の別のドキュメントライブラリを指定してみてください。例えば、OneDrive for Business に接続する場合は、このプロパティを"Documents" に設定します。
    • Folder:このプロパティを使って、ライブラリ内のサブフォルダへのパスを指定できます。パスはLibrary で指定されたライブラリ名に関連します。

    テーブルとしてのスプレッドシートデータへの接続

    CData 製品では、基底API で利用可能なオブジェクトに基づいて、使用可能なテーブルを検出していきます。

    API では異なるAPI オブジェクトを表示します。スプレッドシートの構成とSharePoint のバージョンに基づいてAPI を選択しましょう。

    • OData: OData API を使用すると、Excel で[挿入]->[テーブル]をクリックして作成されたExcel テーブルオブジェクト(範囲やスプレッドシートではありません)から定義されたテーブルにアクセスできます。OData API に接続する際、ワークブックにテーブルオブジェクトが定義されていない場合は、CData 製品がテーブルを返さないことがあります。テーブルとしてスプレッドシートまたは範囲に接続するには、UseRESTAPI をtrue に設定してください。
    • REST: REST API を使用すると、Excel テーブルオブジェクト、範囲、およびスプレッドシートから定義されたテーブルへアクセスできます。これがデフォルトの API です。範囲およびスプレッドシートから多数の行をリクエストすることは REST API によって制限されており、CData 製品では返される行数をデフォルトで 100 に制限しています。また CData 製品では、デフォルトで1行目からカラム名を検出します。これを無効にするには、Header を設定してください。

    DefineTables を追加設定すると、Excel の範囲の構文を使用して、範囲に基づいてテーブルを定義できます。大きすぎる範囲は、API によって制限されます。

    SharePoint オンプレミスへの接続

    URL をサーバー名もしくはIP アドレスに設定しましょう。さらに、SharePointVersion と認証値を設定します。

    SharePoint OnPremises を認証するには、AuthScheme を認証タイプに設定し、必要に応じてUserPassword を設定してください。

    Note:SharePoint On-Premises 2010 に接続する場合は、 UseRESTAPI をtrue に設定する必要があります。

      Windows(NTLM)

      最も一般的な認証タイプです。CData 製品では NTLM をデフォルトとして使用するよう事前設定されています。Windows のUserPassword を設定して接続してください。

      その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「はじめに」をご覧ください。

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      組み込みの接続文字列デザイナーを使用してJDBC URL を生成(例はSalesforce)

      JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションをデザインする際のパフォーマンス向上に役立ちます。

    • ウィザードでJDBC 接続URL を入力します。

      jdbc:excelservices:URL=https://myorg.sharepoint.com;User=admin@myorg.onmicrosoft.com;Password=password;File=Book1.xlsx;
      
    • ドライバークラス名を設定します。

      cdata.jdbc.excelservices.ExcelServicesDriver
      
      新しいJDBC(JNDI)接続を作成
    • レポートに必要なテーブルを選択します。 テーブルを追加
    • SAP Crystal Reports でSharePoint Excel Services のデータのテーブルをリンクすることもできます。テーブル間のリンクを追加したら、NEXT をクリックします。 複数のテーブルを追加 テーブルをリンク
    • テーブルを選択したら、選択したテーブルからレポートに表示するフィールドを選び、NEXT をクリックします。 表示するフィールドを追加
    • レポート上の情報をグループ化するために「Group By」フィールドを選択します。 Group By フィールドを追加
    • 集計合計に基づいてグループを並べ替え、NEXT をクリックします。 グループの並べ替え

その後、グループ化、並べ替え、集計を設定できます。集計とサマリーを使用してチャートを作成するには、次のセクションを参照してください。

チャートの作成

グループ化するカラムを選択した後、標準レポート作成ウィザードでチャートを作成するオプションが表示されます。以下の手順に従って、Name カラムの値を集計するチャートを作成します。

  1. 標準レポート作成ウィザードで、Bar Chart オプションを選択し、「On change of」メニューでグループ化したカラムを選択します。
  2. Show Summary メニューで、作成した集計を選択します。
  3. 必要に応じてフィルターとテンプレートを選択し、ウィザードを完了します。 チャートの種類を選択

レポートのテンプレートを選択すると、完成したレポートをプレビューし、データが入力されたチャートを表示できます。

テンプレートの種類を選択

完成したレポート

レポートに最初に指定したすべてのフィールドが含まれていることを確認できます。

完成したレポート

リモートデータの操作

データの更新を確認するには、File をクリックし、「Save Data with Report」オプションをオフにします。レポートを操作すると(例えば、詳細にドリルダウンすると)、Crystal Reports はレポートの表示に必要なデータを取得するためにSQL クエリを実行します。すでに取得したデータを再読み込みするには、レポートを更新または再実行します。

詳細要素を非表示にし、サーバー側グループ化を有効にすることで、ドライバーに処理をオフロードできます。これを行うには、レポート作成ウィザードでグループ化するカラムを選択する必要があります。

  1. File -> Report Options をクリックし、「Perform Grouping On Server」オプションを選択します。 Perform Grouping On Server オプション
  2. Report -> Section Expert をクリックし、レポートのDetails セクションを選択します。「Hide (Drill-Down OK)」オプションを選択します。 Hide (Drill-Down OK) オプション

詳細を非表示にしてレポートをプレビューすると、Crystal Reports はGROUP BY クエリを実行します。チャートのカラムをダブルクリックして詳細にドリルダウンすると、Crystal Reports は必要なデータのみを取得するSELECT WHERE クエリを実行し、読み込み時間を短縮します。

これで、SAP Crystal Reports とCData JDBC Driver を使用して、SharePoint Excel Services のデータに基づくSAP Crystal レポートが作成できました。CData JDBC Driver for SharePoint Excel Services の詳細と無料トライアルのダウンロードについては、SharePoint Excel Services JDBC Driver ページをご覧ください。ご不明な点がございましたら、サポートチームまでお問い合わせください。

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