SAPUI5 MVC Apps のEnterpriseDB にリアルタイム連携を実現

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
SAPUI5 でビルトインODataModel を使い、EnterpriseDB への変更をリアルタイムで反映するWeb アプリを作成します。



この記事では、バックエンドデータベースに書き込むことなくEnterpriseDB API の機能を活用するSAPUI5 アプリを作成するために、CData API Server およびADO.NET Provider for EnterpriseDB (または250+ の他のADO.NET Providers) を使用する方法を説明します。API Server は、サーバー上で実行されてEnterpriseDB のOData フィードを生成する軽量のWeb アプリケーションです。OData は、Web を介したリアルタイムデータアクセスの標準であり、SAPUI5 およびOpenUI5 にビルトインのサポートがあります。

API Server の設定

以下のリンクからAPI Server の無償トライアルをスタートしたら、セキュアなEnterpriseDB OData サービスを作成していきましょう。

EnterpriseDB への接続

SAPUI5 からEnterpriseDB のデータを操作するには、まずEnterpriseDB への接続を作成・設定します。

  1. API Server にログインして、「Connections」をクリック、さらに「接続を追加」をクリックします。 接続を追加
  2. 「接続を追加」をクリックして、データソースがAPI Server に事前にインストールされている場合は、一覧から「EnterpriseDB」を選択します。
  3. 事前にインストールされていない場合は、コネクタを追加していきます。コネクタ追加の手順は以下の記事にまとめてありますので、ご確認ください。
    CData コネクタの追加方法はこちら >>
  4. それでは、EnterpriseDB への接続設定を行っていきましょう! 接続設定
  5. データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。

    • Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
    • Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。

    オプションで、以下を設定することもできます。

    • Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

    Basic 認証による接続

    Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。

    • User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
    • Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。

    SSL 認証による接続

    SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。

    • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
    • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
    • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
    • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
    • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
  6. 接続情報の入力が完了したら、「保存およびテスト」をクリックします。

データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。

  • Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
  • Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。

オプションで、以下を設定することもできます。

  • Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。

Basic 認証による接続

Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。

  • User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
  • Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。

SSL 認証による接続

SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。

  • SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
  • SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
  • SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
  • SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
  • SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。

API Server のユーザー設定

次に、API Server 経由でEnterpriseDB にアクセスするユーザーを作成します。「Users」ページでユーザーを追加・設定できます。やってみましょう。

  1. 「Users」ページで ユーザーを追加をクリックすると、「ユーザーを追加」ポップアップが開きます。
  2. 次に、「ロール」、「ユーザー名」、「権限」プロパティを設定し、「ユーザーを追加」をクリックします。
  3. その後、ユーザーの認証トークンが生成されます。各ユーザーの認証トークンとその他の情報は「Users」ページで確認できます。

EnterpriseDB 用のAPI エンドポイントの作成

ユーザーを作成したら、EnterpriseDB のデータ用のAPI エンドポイントを作成していきます。

  1. まず、「API」ページに移動し、 「 テーブルを追加」をクリックします。
  2. アクセスしたい接続を選択し、次へをクリックします。
  3. 接続を選択した状態で、各テーブルを選択して確認をクリックすることでエンドポイントを作成します。

OData のエンドポイントを取得

以上でEnterpriseDB への接続を設定してユーザーを作成し、API Server でEnterpriseDB データのAPI を追加しました。これで、OData 形式のEnterpriseDB データをREST API で利用できます。API Server の「API」ページから、API のエンドポイントを表示およびコピーできます。

ビューの作成

この記事では、ユーザーはSAPUI5 テーブルコントロールを介してEnterpriseDB を表示および操作します。テーブルのカラムは、API Server のAPI エンドポイントから取得したメタデータから自動的に検出されます。次のテーブルを別のView.view.xml ファイルで定義します。


<mvc:View
  controllerName="sap.ui.table.sample.OData2.Controller"
  xmlns="sap.ui.table"
  xmlns:mvc="sap.ui.core.mvc"
  xmlns:u="sap.ui.unified"
  xmlns:c="sap.ui.core"
  xmlns:m="sap.m">
  <m:Page
    showHeader="false"
    enableScrolling="false"
    class="sapUiContentPadding">
    <m:content>
      <Table
        id="table"
        selectionMode="MultiToggle"
        visibleRowCount="10"
        enableSelectAll="false"
        rows="{/Orders}"
        threshold="15"
        enableBusyIndicator="true"
        columns="{
          path: 'meta>/dataServices/schema/[${namespace}===\'CData\']/entityType/[${name}===\'Orders\']/property',
          factory: '.columnFactory'
        }">
        <toolbar>
          <m:Toolbar>
            <m:Title text="EnterpriseDB Orders"></m:Title>
          </m:Toolbar>
        </toolbar>
        <noData>
          <m:BusyIndicator class="sapUiMediumMargin"/>
        </noData>
      </Table>
    </m:content>
  </m:Page>
</mvc:View>

モデルとコントローラーの作成

SAPUI5 では、OData クエリを作成する必要はありません。ODataModel インスタンスはアプリケーションのデータアクセスコマンドを処理します。 次に、API Server はクエリをEnterpriseDB API 呼び出しに変換します。

コントローラーはユーザー入力を処理し、ビューを通じてユーザーに情報を表示します。新しいファイルであるController.controller.js でコントローラーを定義します。onInit 関数でモデルをインスタンス化します。API Server へのURL、API Server のOData エンドポイントへのアクセスを許可されたユーザー、そしてユーザーの認証トークンのプレースホルダー値を置き換える必要があります。

sap.ui.define([
  "sap/ui/core/mvc/Controller",
  "sap/ui/model/odata/v2/ODataModel",
  "sap/ui/model/json/JSONModel",
  "sap/ui/table/Column",
  "sap/m/Text",
], function(Controller, ODataModel, JSONModel, Column, Text ) {
  "use strict";


  return Controller.extend("sap.ui.table.sample.OData2.Controller", {

    onInit : function () {

      var oView = this.getView();
      var oDataModel = new ODataModel("http://myserver/api.rsc/",{user:"MyUser", password:"MyAuthToken"});

      oDataModel.getMetaModel().loaded().then(function(){
        oView.setModel(oDataModel.getMetaModel(), "meta");
      });
      oView.setModel(oDataModel);

      var oTable = oView.byId("table");
      var oBinding = oTable.getBinding("rows");
      var oBusyIndicator = oTable.getNoData();
      oBinding.attachDataRequested(function(){
      oTable.setNoData(oBusyIndicator);
      });
      oBinding.attachDataReceived(function(){
        oTable.setNoData(null); //use default again ("no data" in case no data is available)
      });
    },

    onExit : function () {
    },

    columnFactory : function(sId, oContext) {
      var oModel = this.getView().getModel();
      var sName = oContext.getProperty("name");
      var sType = oContext.getProperty("type");
      var iLen = oContext.getProperty("maxLength");
      iLen = iLen ? parseInt(iLen, 10) :10;

      return new Column(sId, {
        sortProperty: sName,
        filterProperty: sName,
        width: (iLen > 9 ? (iLen > 50 ?15 :10) :5) + "rem",
        label: new sap.m.Label({text: "{/#Orders/" + sName + "/@name}"}),
        hAlign: sType && sType.indexOf("Decimal") >= 0 ?"End" :"Begin",
        template: new Text({text: {path: sName}})
      });
    }

  });

});

アプリケーションロジックの説明

アプリケーションのリソースを含むコンポーネントを作成します。Component.js で以下を定義します。


sap.ui.define([
  'sap/ui/core/UIComponent'
], function(UIComponent) {
  "use strict";

  return UIComponent.extend("sap.ui.table.sample.OData2.Component", {
    metadata : {
      rootView : "sap.ui.table.sample.OData2.View",
      dependencies : {
        libs : [
          "sap.ui.table",
          "sap.ui.unified",
          "sap.m"
        ]
      },

      config : {
        sample : {
          stretch : true,
          files : [
            "View.view.xml",
            "Controller.controller.js"
          ]
        }
      }
    }
  });

});

OpenUI5 をブーストラップして起動

MVC アプリケーションを完了するには、ブートストラップと初期化コードを追加します。これらをindex.html に直接追加します。

<!DOCTYPE HTML>

<html>
<head>
  <meta http-equiv="x-ua-compatible" content="ie=edge" />
  <meta charset="utf-8">
  <title>EnterpriseDB Orders</title>

  <script id="sap-ui-bootstrap"
    src="https://openui5.hana.ondemand.com/resources/sap-ui-core.js"
    data-sap-ui-libs="sap.m"
    data-sap-ui-theme="sap_bluecrystal"
    data-sap-ui-xx-bindingSyntax="complex"
    data-sap-ui-preload="async"
    data-sap-ui-compatVersion="edge"
    data-sap-ui-resourceroots='{"sap.ui.table.sample.OData2": "./", "sap.ui.demo.mock": "mockdata"}'>
  </script>

  <!-- application launch configuration -->
  <script>

      sap.ui.getCore().attachInit(function() {
        new sap.m.App ({
          pages: [
                new sap.m.Page({
                    title: "EnterpriseDB Orders",
                    enableScrolling : false,
                  content: [ new sap.ui.core.ComponentContainer({
                  height :"100%", name : "sap.ui.table.sample.OData2"
                })]
            })
          ]
      }).placeAt("content");
    });

  </script>
</head>
  <!-- UI Content -->
<body class="sapUiBody" id="content" role="application">
</body>
</html>

結果のSAPUI5 テーブルコントロールは、リモートEnterpriseDB 内のテーブルへの変更を反映します。これで、現在のEnterpriseDB を参照および検索できます。

A table in SAPUI5 that reflects changes to the data in real time.(Salesforce is shown.)

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