JasperReports Server で EnterpriseDB のレポートを作成
CData JDBC Driver for EnterpriseDB を使用すると、企業全体で EnterpriseDB のデータ へのアクセスを提供できます。この記事では、JasperReports Server にドライバーをデプロイし、EnterpriseDB のデータ のビジネスビューであるレポートドメインに基づいたシンプルなレポートを作成する方法を説明します。
ドライバー JAR のデプロイ
以下の手順に従って、JasperReports Server にドライバー JAR をデプロイします。この手順は EnterpriseDB と JasperReports Server にバンドルされている Tomcat サーバーに固有のものです。Tomcat ではなく JBoss AS 7 を使用している場合は、標準的なプロセスに従って JBoss への EnterpriseDB JDBC Driver のデプロイを行ってください。
- インストールディレクトリの lib サブフォルダにあるドライバー JAR と .lic ファイルを、JasperReports Server インストールディレクトリ内の apache-tomcat フォルダの lib サブフォルダにコピーします。
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apache-tomcat -> webapps -> jasperserver-pro -> META-INF に移動し、以下のリソースエントリを context.xml ファイルに追加します。
<Resource name="jdbc/enterprisedb" auth="Container" type="javax.sql.DataSource" driverClassName="cdata.jdbc.enterprisedb.EnterpriseDBDriver" url="jdbc:enterprisedb:User=postgres;Password=admin;Database=postgres;Server=127.0.0.1;Port=5444" maxActive="20" maxIdle="10" maxWait="-1" factory="com.jaspersoft.jasperserver.tomcat.jndi.JSCommonsBasicDataSourceFactory"/>
JDBC URL(url 属性)に必要な接続プロパティを指定します。
データに接続するには、以下の接続プロパティが必要です。
- Server: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port: EnterpriseDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。
オプションで、以下を設定することもできます。
- Database: EnterpriseDB サーバーに接続する場合のデフォルトのデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。
Basic 認証による接続
Basic 認証を使って認証するには、以下を設定します。
- User:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
- Password:EnterpriseDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。
SSL 認証による接続
SSL 認証を利用して、セキュアなセッションを介してEnterpriseDB データに接続できます。以下の接続プロパティを設定して、データに接続します。
- SSLClientCert:クライアント証明書のための証明書ストア名に設定します。クライアントとサーバーの両方のマシンでトラストストアとキーストアが保持される2-way SSL の場合に使用されます。
- SSLClientCertPassword:クライアント証明書ストアがパスワードで保護されている場合、この値をストアのパスワードに設定します。
- SSLClientCertSubject:TLS/SSL クライアント証明書のSubject。ストア内の証明書を検索するために使用されます。
- SSLClientCertType:クライアントストアの証明書タイプ。
- SSLServerCert:サーバーが受け入れ可能な証明書。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、EnterpriseDB JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用してください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.enterprisedb.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を設定する際に、Max Rows 接続プロパティを設定することもできます。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションを設計する際のパフォーマンス向上に役立ちます。
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jasperserver-pro -> WEB-INF に移動し、以下の参照を web.xml ファイルに追加します。
EnterpriseDB のデータ JSP jdbc/enterprisedb javax.sql.DataSource Container
- サーバーを再起動します。
EnterpriseDB JDBC データソースの作成
以下の手順に従って、EnterpriseDB JDBC Driver を JDBC データソースにマッピングします。
- JasperReports Server にログインし、Create -> Data Source をクリックします。
- Type メニューで、JNDI Data Source を選択します。
- Service Name ボックスに、web.xml ファイルのリソース定義で指定した JNDI ルックアップを入力します。この例では、ルックアップは「jdbc/enterprisedb」です。
- Save をクリックしてデータソースを作成します。
ドメインの作成
ドメインは、レポート作成者に関連するビジネスビューを提供するメタデータおよびアクセス制御レイヤーです。以下の手順に従って、EnterpriseDB のカラムを選択し、フィルタを適用し、SQL を実行してドメインを作成します。
- Create -> Domain をクリックします。ドメインの ID を入力し、保存場所を選択します。
- Data Source セクションで Browse をクリックし、作成した EnterpriseDB データソースを選択します。
- Domain Design セクションで、Create with Domain Designer をクリックします。
- テーブルが含まれるスキーマを選択します。
- Tables タブで、Data Source ペインからテーブルを選択し、矢印をクリックして Selected Tables ペインに追加します。
- Derived Tables タブでは、SQL クエリに基づいてドメインを定義できます。例えば、
SELECT ShipName, ShipCity FROM Orders WHERE ShipCountry = 'USA'
- Joins タブでは、結合条件を構築するカラムを選択し、結合タイプを選択することでテーブルを結合できます。
- Pre-Filters タブでは、カラムをドラッグ&ドロップして、ドメインを通じて公開されるデータをフィルタする検索条件を定義します。
- Display タブで、ユーザーに提示されるデータセットに EnterpriseDB データを選択します。
- OK をクリックして変更を確定し、Submit をクリックしてドメインを作成します。
リアルタイムでデータを探索
ドメインを作成したら、データに接続する準備が整います。以下の手順に従って、Ad Hoc Editor で Ad Hoc ビューを作成します。
- Create -> Ad Hoc View をクリックします。
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表示されるダイアログで、作成した EnterpriseDB ドメインを選択します。
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Choose Data ページで、ビューで使用するカラムを選択します。Pre-Filters セクションでは、選択したフィールドに基づいてフィルタを作成できます。Display セクションでは、ドメインで表示されるカラム情報を変更できます。
- ウィザードが完了したら、ビュータイプを選択し、ビューにカラムを追加します。JasperSoft はドライバーのメタデータを使用して、データ型に基づいて利用可能なディメンションとメジャーを検出します。ディメンションとメジャーを Columns ボックスと Rows ボックスにドラッグします。メジャーを右クリックして集計計算を変更できます。Filters セクションで Columns スライダーを目的のデータレベルにドラッグします。
- ビューの設計中にデータの更新にアクセスするには、設計モードのツールバーでメニュー選択を Sample Data から Full Data に変更します。変更を行うと、JasperSoft Server はドライバーに対して基になる SQL クエリを実行します。
- ビューを保存します。
リアルタイムレポートの作成
これで、JasperSoft Server でホストされるレポートを作成できます。Ad Hoc Editor から作成するには、Save Ad Hoc View をクリックし、Create Report をクリックします。