Python で pandas を使って HCL Domino データを可視化する方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
pandas などのモジュールを使って Python で HCL Domino のデータをリアルタイムに分析・可視化する方法を紹介します。

Python の豊富なエコシステムを活用することで、作業を迅速に開始し、システム間の連携をより効果的に行うことができます。CData Python Connector for HCL Domino、pandas および Matplotlib モジュール、SQLAlchemy ツールキットを組み合わせることで、HCL Domino に接続した Python アプリケーションやスクリプトを構築し、HCL Domino のデータを可視化できます。この記事では、pandas、SQLAlchemy、Matplotlib の組み込み関数を使用して HCL Domino のデータに接続し、クエリを実行して結果を可視化する方法を説明します。

CData Python Connector は、組み込みの最適化されたデータ処理機能により、Python での HCL Domino のデータへのリアルタイムアクセスにおいて比類のないパフォーマンスを提供します。HCL Domino に対して複雑な SQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされている SQL 操作を HCL Domino に直接プッシュし、サポートされていない操作(多くの場合、SQL 関数や JOIN 操作)は組み込みの SQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。

HCL Domino のデータへの接続

HCL Domino のデータへの接続は、他のリレーショナルデータソースへの接続と同様です。必要な接続プロパティを使用して接続文字列を作成します。この記事では、接続文字列を create_engine 関数のパラメータとして渡します。

Domino への接続

それでは、Domino のデータに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定してください。

  • URL:Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。Domino データベースをホスティングしているサーバーのポートを含めます。例:http://sampleserver:1234/
  • DatabaseScope:Domino Web UI でのスコープ名。CData 製品は、指定されたスコープに適合するスキーマのフォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーのScopes メニューを選択してください。このプロパティを既存のスコープ名に設定します

Domino での認証

続いて、認証方法を設定しましょう。Domino では、ログインクレデンシャル(OAuthPassword)またはMicrosoft Entra ID(AzureAD)のいずれかによる認証をサポートしています。

ログインクレデンシャル

ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:

  • AuthSchemeOAuthPassword
  • User:認証するDomino ユーザーのユーザー名
  • Password:認証するDomino ユーザーに関連付けられたパスワード

ドライバーがログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。

Microsoft Entra ID(Azure AD)

この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWT トークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。詳しい手順については、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。

  • AuthSchemeAzureAD
  • InitiateOAuth:これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます
  • OAuthClientId:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントID
  • OAuthClientSecret:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントシークレット
  • CallbackURL:カスタムAzure AD アプリケーションの登録時に指定されたリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
  • AzureTenant:データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください

テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。

以下の手順に従って、必要なモジュールをインストールし、Python オブジェクトを介して HCL Domino にアクセスしてみましょう。

必要なモジュールのインストール

pip ユーティリティを使用して、pandas、Matplotlib モジュール、および SQLAlchemy ツールキットをインストールします。

pip install pandas
pip install matplotlib
pip install sqlalchemy

以下のようにモジュールをインポートしてください。

import pandas
import matplotlib.pyplot as plt
from sqlalchemy import create_engine

Python で HCL Domino のデータを可視化する

接続文字列を使用して接続できます。create_engine 関数を使用して、HCL Domino のデータを操作するための Engine を作成します。

engine = create_engine("domino:///?URL=http://dominoserver:3002/&DatabaseScope=names&TableTypes=Tables&AuthScheme=OAuthPassword&User=MyUser&Password=MyPassword")

HCL Domino への SQL の実行

pandas の read_sql 関数を使用して、SQL ステートメントを実行し、結果セットを DataFrame に格納します。

df = pandas.read_sql("SELECT Name, Address FROM ByName WHERE City = 'Miami'", engine)

HCL Domino のデータの可視化

クエリ結果が DataFrame に格納されたら、plot 関数を使用して HCL Domino のデータを表示するグラフを作成します。show メソッドで、グラフを新しいウィンドウに表示します。

df.plot(kind="bar", x="Name", y="Address")
plt.show()

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完全なソースコード

import pandas
import matplotlib.pyplot as plt
from sqlalchemy import create_engin

engine = create_engine("domino:///?URL=http://dominoserver:3002/&DatabaseScope=names&TableTypes=Tables&AuthScheme=OAuthPassword&User=MyUser&Password=MyPassword")
df = pandas.read_sql("SELECT Name, Address FROM ByName WHERE City = 'Miami'", engine)

df.plot(kind="bar", x="Name", y="Address")
plt.show()

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