Mac OS X 上のMS Excel でHCL Domino のデータを連携利用
Microsoft Excel は、データの入力、集計、グラフ表示、ピボットテーブル、マクロプログラミング言語など多様な機能により、Windows、Mac マシンを問わずビジネスユーザーに愛用されているアプリケーションです。 本記事では、iODBC でのHCL Domino DSN の作成方法と、Mac OS X で起動するMicrosoft Excel からのHCL Dominoの連携利用について説明します。
CData ODBC ドライバとは?
CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。
- HCL Domino をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
- 多様なアプリケーション、ツールにHCL Domino のデータを連携
- ノーコードでの手軽な接続設定
- 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み
CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてHCL Domino の接続を設定、2.Excel 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。
Mac OS X へのCData ODBC ドライバのインストール
まずは、本記事右側のサイドバーからDomino ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。
CData ODBC Driver for Domino は、iODBC Driver マネージャに事前設定されているので、簡単に多くのツールから簡単に使うことができます。
iODBC のDSN の作成
ODBC Driver for Domino をインストールすると、iODBC Driver マネージャに登録されます。iODBC Administrator でDSN の接続プロパティを入力する必要があります。 ドライバーのインストールで自動的にシステムDSN が作成されます。システムDSN はすべてのユーザーからアクセスできます。一方、ユーザーDSN はそのユーザーからしかアクセスできません。 ただし、システムDSN の設定には権限が必要です。
- ターミナルを開き、次のコマンドを入力して正しい権限でAdministrator を開きます: sudo /Applications/iODBC/iODBC\ Administrator.app/Contents/MacOS/iODBC\ Administrator
- System タブでCData Domino データソースを開きます。
- Add ボタンをクリックし、key-value ペアの形で接続プロパティを入力します。
Domino への接続
それでは、Domino のデータに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定してください。
- URL:Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。Domino データベースをホスティングしているサーバーのポートを含めます。例:http://sampleserver:1234/
- DatabaseScope:Domino Web UI でのスコープ名。CData 製品は、指定されたスコープに適合するスキーマのフォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーのScopes メニューを選択してください。このプロパティを既存のスコープ名に設定します
Domino での認証
続いて、認証方法を設定しましょう。Domino では、ログインクレデンシャル(OAuthPassword)またはMicrosoft Entra ID(AzureAD)のいずれかによる認証をサポートしています。
ログインクレデンシャル
ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:
- AuthScheme:OAuthPassword
- User:認証するDomino ユーザーのユーザー名
- Password:認証するDomino ユーザーに関連付けられたパスワード
ドライバーがログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。
Microsoft Entra ID(Azure AD)
この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWT トークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。詳しい手順については、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme:AzureAD
- InitiateOAuth:これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます
- OAuthClientId:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントID
- OAuthClientSecret:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントシークレット
- CallbackURL:カスタムAzure AD アプリケーションの登録時に指定されたリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
- AzureTenant:データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください
テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。

OAuth での認証の場合、OAuth フローが正しく実行されるためにDSN に追加でkey-value ペアを入力します:
| Keyword | Value | |
|---|---|---|
| Other | CheckPromptMode=False |
Microsoft Excel からHCL Domino のデータにアクセス
上のステップで設定されたDSN を使って、Microsoft Excel からHCL Domino のデータにアクセスができます。
- Microsoft Excel を開き、スプレッドシートを開きます。
- データリボンの[データベース]から[新しいクエリ]を選択します。
- 上のステップで設定したユーザーもしくはシステムDSN を選択して、OK を押します。

- Microsoft Query ウィザードでクエリを作成します:
- [Return Data]をクリックして、クエリを実行して、Excel にデータを取得します。
おわりに
このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。
CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。