Embulk を使用して HCL Domino ののデータをデータベースにロードする方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData JDBC Driver とオープンソースのETL/ELT ツールであるEmbulk を使ってHCL Domino のデータをデータベースにロードする方法を解説します。

Embulk はオープンソースのバルクデータローダーです。CData JDBC Driver for HCL Domino と組み合わせることで、HCL Domino から任意の同期先にデータを簡単にロードできます。この記事では、CData JDBC Driver for HCL Domino をEmbulk で使用してHCL Domino のデータをMySQL データベースにロードする方法を解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理機能を内蔵しており、リアルタイムのHCL Domino のデータに対して比類のないパフォーマンスを発揮します。HCL Domino に対して複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作を直接HCL Domino にプッシュし、サポートされていない操作(SQL 関数やJOIN 操作など)は組み込みのSQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。

HCL Domino への JDBC 接続を設定

Embulk でバルクロードジョブを作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイルのインストール場所(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for HCL Domino\lib)を確認しておきます。

Embulk はJDBC 接続をサポートしているため、HCL Domino に簡単に接続してSQL クエリを実行できます。バルクロードジョブを作成する前に、HCL Domino への認証用のJDBC URL を作成します。

Domino への接続

それでは、Domino のデータに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定してください。

  • URL:Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。Domino データベースをホスティングしているサーバーのポートを含めます。例:http://sampleserver:1234/
  • DatabaseScope:Domino Web UI でのスコープ名。CData 製品は、指定されたスコープに適合するスキーマのフォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーのScopes メニューを選択してください。このプロパティを既存のスコープ名に設定します

Domino での認証

続いて、認証方法を設定しましょう。Domino では、ログインクレデンシャル(OAuthPassword)またはMicrosoft Entra ID(AzureAD)のいずれかによる認証をサポートしています。

ログインクレデンシャル

ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:

  • AuthSchemeOAuthPassword
  • User:認証するDomino ユーザーのユーザー名
  • Password:認証するDomino ユーザーに関連付けられたパスワード

ドライバーがログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。

Microsoft Entra ID(Azure AD)

この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWT トークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。詳しい手順については、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。

  • AuthSchemeAzureAD
  • InitiateOAuth:これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます
  • OAuthClientId:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントID
  • OAuthClientSecret:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントシークレット
  • CallbackURL:カスタムAzure AD アプリケーションの登録時に指定されたリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
  • AzureTenant:データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください

テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の作成には、HCL Domino JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.domino.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

以下は、HCL Domino への一般的なJDBC 接続文字列です。

jdbc:domino:URL=http://dominoserver:3002/;DatabaseScope=names;TableTypes=Tables;AuthScheme=OAuthPassword;User=MyUser;Password=MyPassword;

Embulk で HCL Domino ののデータをロード

CData JDBC Driver をインストールしてJDBC 接続文字列を作成したら、必要なEmbulk プラグインをインストールします。

Embulk の入力・出力プラグインをインストール

  1. Embulk にJDBC 入力プラグインをインストールします。
    https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbc
  2. embulk gem install embulk-input-jdbc
    
  3. この記事では、同期先データベースとしてMySQL を使用します。出力プラグインを使用して、SQL Server、PostgreSQL、またはGoogle BigQuery を同期先として選択することもできます。
    https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysql
    embulk gem install embulk-output-mysql
    

入力プラグインと出力プラグインをインストールしたら、Embulk を使用してHCL Domino のデータをMySQL にロードする準備が整いました。

HCL Domino ののデータをロードするジョブを作成

まず、Embulk で設定ファイルを作成します。ファイル名はdomino-mysql.yml のようにします。

  1. 入力プラグインのオプションには、CData JDBC Driver for HCL Domino、ドライバーJAR ファイルへのパス、ドライバークラス(例:cdata.jdbc.domino.DominoDriver)、および上記のJDBC URL を指定します。
  2. 出力プラグインのオプションには、MySQL データベースの値と認証情報を指定します。

設定ファイルのサンプル(domino-mysql.yml)

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.domino.jar
	driver_class: cdata.jdbc.domino.DominoDriver
	url: jdbc:domino:URL=http://dominoserver:3002/;DatabaseScope=names;TableTypes=Tables;AuthScheme=OAuthPassword;User=MyUser;Password=MyPassword;
	table: "ByName"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "ByName"
	mode: insert

ファイルを作成したら、Embulk ジョブを実行します。

embulk run domino-mysql.yml

Embulk ジョブを実行すると、MySQL テーブルにHCL Domino のデータが格納されます。

フィルタリングした HCL Domino ののデータをロード

テーブルから直接データをロードするだけでなく、カスタムSQL クエリを使用してロードするデータをより詳細に制御できます。また、クエリフィールドのSQL WHERE 句で最終更新カラムを設定することで、増分ロードを実行することもできます。

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.domino.jar
	driver_class: cdata.jdbc.domino.DominoDriver
	url: jdbc:domino:URL=http://dominoserver:3002/;DatabaseScope=names;TableTypes=Tables;AuthScheme=OAuthPassword;User=MyUser;Password=MyPassword;
	query: "SELECT Name, Address FROM ByName WHERE [RecordId] = 1"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "ByName"
	mode: insert

詳細情報と無料トライアル

CData JDBC Driver for HCL Domino をコネクタとして使用することで、Embulk のデータロードジョブにHCL Domino のデータを統合できます。また、200 を超えるエンタープライズデータソース向けドライバーにより、あらゆるエンタープライズSaaS、ビッグデータ、NoSQL ソースも統合できます。30日間の無料トライアルをダウンロードして、今すぐお試しください。

はじめる準備はできましたか?

HCL Domino Driver の無料トライアルをダウンロードしてお試しください:

 ダウンロード

詳細:

HCL Domino Icon HCL Domino JDBC Driver お問い合わせ

HCL Domino に連携するJava アプリケーションを素早く、簡単に開発できる便利なドライバー。