BIRT でHCL Domino のデータのレポートを作成
CData JDBC Driver for HCL Domino は、データドリブンな Java アプリケーションにHCL Domino API への接続機能を統合します。CData JDBC Driver for HCL Domino を BIRT(Business Intelligence Reporting Tools)プラットフォームと組み合わせることで、データの変更をリアルタイムに反映する BIRT レポートを作成できます。
- まだインストールしていない場合は、BIRT Framework プラグインと Database Development プラグインを Eclipse にインストールします。
- 「File」->「New」->「Report」をクリックします。Report Design パースペクティブが開きます。
- Data Explorer で「Data Sources」を右クリックし、「New Data Source」をクリックします。
- 「Create from a Data Source Type in the Following List」オプションを選択し、「JDBC Data Source」を選択します。
- 「Manage Drivers」をクリックし、インストールフォルダの lib サブフォルダにあるドライバー JAR を追加します。
- 「Database URL」ボックスに、接続文字列を含む JDBC URL を入力します。
Domino への接続
それでは、Domino のデータに接続していきましょう。接続するには、以下のプロパティを設定してください。
- URL:Domino データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。Domino データベースをホスティングしているサーバーのポートを含めます。例:http://sampleserver:1234/
- DatabaseScope:Domino Web UI でのスコープ名。CData 製品は、指定されたスコープに適合するスキーマのフォームとビューを公開します。Domino Admin UI で、サイドバーのScopes メニューを選択してください。このプロパティを既存のスコープ名に設定します
Domino での認証
続いて、認証方法を設定しましょう。Domino では、ログインクレデンシャル(OAuthPassword)またはMicrosoft Entra ID(AzureAD)のいずれかによる認証をサポートしています。
ログインクレデンシャル
ログインクレデンシャルで認証するには、以下のプロパティを設定してください:
- AuthScheme:OAuthPassword
- User:認証するDomino ユーザーのユーザー名
- Password:認証するDomino ユーザーに関連付けられたパスワード
ドライバーがログインクレデンシャルを使用して、自動的にOAuth トークン交換を実行します。
Microsoft Entra ID(Azure AD)
この認証方法は、Azure Active Directory をIdP として使用してJWT トークンを取得します。Azure Active Directory にカスタムのアプリケーションを作成し、それをIdP として設定する必要があります。詳しい手順については、ヘルプドキュメントの指示に従ってください。その後、以下のプロパティを設定します。
- AuthScheme:AzureAD
- InitiateOAuth:これをGETANDREFRESH に設定します。InitiateOAuth を使用すると、OAuth 交換の繰り返しやOAuthAccessToken の手動設定を避けることができます
- OAuthClientId:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントID
- OAuthClientSecret:カスタムAzure AD アプリケーションの作成時に取得したクライアントシークレット
- CallbackURL:カスタムAzure AD アプリケーションの登録時に指定されたリダイレクトURI。例えば、https://localhost:33333
- AzureTenant:データにアクセスするために使用されるMicrosoft Online テナント。companyname.microsoft.com 形式の値またはテナントID のいずれかを指定してください
テナントID は、Azure ポータルのAzure Active Directory > プロパティページに表示されているディレクトリID と同じです。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の構築には、HCL Domino JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行してください。
java -jar cdata.jdbc.domino.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
JDBC URL を設定する際、Max Rows 接続プロパティも設定しておくと良いでしょう。返される行数が制限されるため、レポートやビジュアライゼーションの設計時のパフォーマンスが向上します。
一般的な JDBC URL は以下のとおりです:
jdbc:domino:URL=http://dominoserver:3002/;DatabaseScope=names;TableTypes=Tables;AuthScheme=OAuthPassword;User=MyUser;Password=MyPassword;
- 「Data Sets」フォルダを右クリックし、HCL Domino用の JDBC データソースを選択します。
- 表示されるダイアログで、レポート用のデータを取得する SELECT クエリを作成します。この記事では以下のクエリを使用します:
SELECT Name, Address FROM ByName WHERE City = 'Miami'
- 「Palette」からエディターにチャートをドラッグします。チャートウィザードが表示されます。
- チャートタイプを選択した後、「Select Data」タブでカラムをチャートフィールドにドラッグします。
- 「Run」->「View Report」->「In Web Viewer」をクリックしてレポートを表示します。
これで、BIRT レポートがHCL Domino のデータの更新を反映できるようになりました。
レポートをアプリケーションサーバーに公開するには、ドライバー JAR を BIRT Viewer のクラスパスに追加します。詳細については、Java アプリケーションサーバーへの JDBC ドライバのデプロイに関する CData KB ガイドを参照してください。