Embulk を使用して DB2 ののデータをデータベースにロードする方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData JDBC Driver とオープンソースのETL/ELT ツールであるEmbulk を使ってDB2 のデータをデータベースにロードする方法を解説します。

Embulk はオープンソースのバルクデータローダーです。CData JDBC Driver for IBM DB2 と組み合わせることで、DB2 から任意の同期先にデータを簡単にロードできます。この記事では、CData JDBC Driver for IBM DB2 をEmbulk で使用してDB2 のデータをMySQL データベースにロードする方法を解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理機能を内蔵しており、リアルタイムのDB2 のデータに対して比類のないパフォーマンスを発揮します。DB2 に対して複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作を直接DB2 にプッシュし、サポートされていない操作(SQL 関数やJOIN 操作など)は組み込みのSQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。

DB2 への JDBC 接続を設定

Embulk でバルクロードジョブを作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイルのインストール場所(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for IBM DB2\lib)を確認しておきます。

Embulk はJDBC 接続をサポートしているため、DB2 に簡単に接続してSQL クエリを実行できます。バルクロードジョブを作成する前に、DB2 への認証用のJDBC URL を作成します。

DB2 に接続するには以下のプロパティを設定します。

  • Server: DB2 を実行するサーバー名。
  • Port: DB2 サーバーのポート。
  • Database: DB2 データベース名。

接続の準備ができたら、認証スキームを選択し、以下で説明するように適切なプロパティを設定します。

CData 製品 は、DB2 への認証に4つの異なるスキームをサポートします。DB2 ユーザー資格情報(デフォルト)、暗号化されたユーザー資格情報、IBM Identity and Access Management(IAM)認証、および Kerberos です。

DB2 ユーザー資格情報

ユーザー資格情報を使用して認証するには、次のプロパティを設定します。
  • AuthSchemeUSRIDPWD
  • User:データベースへのアクセス権を持つユーザーのユーザー名。
  • Password:データベースへのアクセス権を持つユーザーのパスワード。

暗号化されたユーザー資格情報

サーバーがセキュア認証に対応しており、暗号化されたユーザー資格情報を使用して認証を行いたい場合は、このプロパティを設定します。
  • AuthSchemeEUSRIDPWD

IAM、Kerberos で認証したい場合は、ヘルプドキュメントの「はじめに」セクションを参照してください。

パスワード方式によるSSH 接続

パスワード方式によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。

  • User: DB2 のユーザ
  • Password: DB2 のパスワード
  • Database: DB2 の接続先データベース
  • Server: DB2 のサーバー
  • Port: DB2 のポート
  • UserSSH: "true"
  • SSHAuthMode: "Password"
  • SSHPort: SSH のポート
  • SSHServer: SSH サーバー
  • SSHUser: SSH ユーザー
  • SSHPassword: SSH パスワード

接続文字列形式では以下のようになります。

Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=testUseSSH=true;SSHAuthMode=Password;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHPassword=sshpasswd;

公開鍵認証方式方式によるSSH 接続

公開鍵認証によるSSH接続時に必要なプロパティ一覧を以下に示します。

  • User: DB2 のユーザ
  • Password: DB2 のパスワード
  • Database: DB2 の接続先データベース
  • Server: DB2 のサーバー
  • Port: DB2 のポート
  • UserSSH: "true"
  • SSHAuthMode: "Public_Key"
  • SSHClientCertType: キーストアの種類
  • SSHPort: SSH のポート
  • SSHServer: SSH サーバー
  • SSHUser: SSH ユーザー
  • SSHClientCert: 秘密鍵ファイルのパス

接続文字列形式では以下のようになります。

Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;UseSSH=true;SSHAuthMode=Public_Key;SSHClientCertType=PUBLIC_KEY_FILE;SSHPort=22;SSHServer=ssh-server;SSHUser=root;SSHClientCert=C:\Keys\key.pem;

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の作成には、DB2 JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.db2.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

以下は、DB2 への一般的なJDBC 接続文字列です。

jdbc:db2:Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;

Embulk で DB2 ののデータをロード

CData JDBC Driver をインストールしてJDBC 接続文字列を作成したら、必要なEmbulk プラグインをインストールします。

Embulk の入力・出力プラグインをインストール

  1. Embulk にJDBC 入力プラグインをインストールします。
    https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbc
  2. embulk gem install embulk-input-jdbc
    
  3. この記事では、同期先データベースとしてMySQL を使用します。出力プラグインを使用して、SQL Server、PostgreSQL、またはGoogle BigQuery を同期先として選択することもできます。
    https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysql
    embulk gem install embulk-output-mysql
    

入力プラグインと出力プラグインをインストールしたら、Embulk を使用してDB2 のデータをMySQL にロードする準備が整いました。

DB2 ののデータをロードするジョブを作成

まず、Embulk で設定ファイルを作成します。ファイル名はdb2-mysql.yml のようにします。

  1. 入力プラグインのオプションには、CData JDBC Driver for IBM DB2、ドライバーJAR ファイルへのパス、ドライバークラス(例:cdata.jdbc.db2.DB2Driver)、および上記のJDBC URL を指定します。
  2. 出力プラグインのオプションには、MySQL データベースの値と認証情報を指定します。

設定ファイルのサンプル(db2-mysql.yml)

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.db2.jar
	driver_class: cdata.jdbc.db2.DB2Driver
	url: jdbc:db2:Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;
	table: "Orders"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "Orders"
	mode: insert

ファイルを作成したら、Embulk ジョブを実行します。

embulk run db2-mysql.yml

Embulk ジョブを実行すると、MySQL テーブルにDB2 のデータが格納されます。

フィルタリングした DB2 ののデータをロード

テーブルから直接データをロードするだけでなく、カスタムSQL クエリを使用してロードするデータをより詳細に制御できます。また、クエリフィールドのSQL WHERE 句で最終更新カラムを設定することで、増分ロードを実行することもできます。

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.db2.jar
	driver_class: cdata.jdbc.db2.DB2Driver
	url: jdbc:db2:Server=10.0.1.2;Port=50000;User=admin;Password=admin;Database=test;
	query: "SELECT OrderName, Freight FROM Orders WHERE [RecordId] = 1"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "Orders"
	mode: insert

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