Oracle Data Integrator で Microsoft Dataverse データをETL
JDBC 標準を使用して、既存のスキルを活かしながらMicrosoft Dataverse に読み書きできます。 Oracle Data Integrator(ODI)などの ETL ツールにドロップインで統合できる CData JDBC Driver for Microsoft Dataverse を使えば、リアルタイムのMicrosoft Dataverse のデータをデータウェアハウス、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータテクノロジーに接続できます。
JDBC 接続により、ODI でMicrosoft Dataverse を他のデータベースと同様に扱うことができます。RDBMS と同じように、フラットファイルではなくリアルタイムでMicrosoft Dataverse API に直接接続できます。
この記事では、JDBC ベースの ETL(Microsoft Dataverse から Oracle へ)の手順を説明します。Microsoft Dataverse エンティティのデータモデルをリバースエンジニアリングした後、マッピングを作成し、データロード戦略を選択します。ドライバーが SQL-92 をサポートしているため、組み込みの SQL to SQL Loading Knowledge Module を選択するだけで簡単に実現できます。
Microsoft Dataverse データ連携について
CData は、Microsoft Dataverse(旧 Common Data Service)のライブデータにアクセスし、統合するための最も簡単な方法を提供します。お客様は CData の接続機能を以下の目的で使用しています:
- Dataverse エンティティと Dataverse システムテーブルの両方にアクセスし、必要なデータを正確に扱うことができます。
- Azure Active Directory、Azure マネージド サービス ID 認証情報、クライアントシークレットまたは証明書を使用した Azure サービスプリンシパルなど、さまざまな方法で Microsoft Dataverse に安全に認証できます。
- SQL ストアドプロシージャを使用して、Microsoft Dataverse エンティティを管理できます。エンティティ間の関連付けの一覧表示、作成、削除などが可能です。
CData のお客様は、データをデータウェアハウスにレプリケートしたい場合(他のデータソースと併せて)や、Microsoft エコシステム内のお気に入りのデータツール(Power BI、Excel など)または外部ツール(Tableau、Looker など)からライブ Dataverse データを分析したい場合など、さまざまな理由で当社の Dataverse 接続ソリューションを使用しています。
はじめに
ドライバーのインストール
ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバー JAR(cdata.jdbc.cds.jar)と .lic ファイル(cdata.jdbc.cds.lic)を、ODI の適切なディレクトリにコピーします。
- UNIX/Linux(エージェントなし): ~/.odi/oracledi/userlib
- UNIX/Linux(エージェントあり): ~/.odi/oracledi/userlib および $ODI_HOME/odi/agent/lib
- Windows(エージェントなし): %APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
- Windows(エージェントあり): %APPDATA%\odi\oracledi\userlib および %APPDATA%\odi\agent\lib
ODI を再起動してインストールを完了します。
モデルのリバースエンジニアリング
モデルをリバースエンジニアリングすると、ドライバーのMicrosoft Dataverse のデータに対するリレーショナルビューのメタデータが取得されます。リバースエンジニアリング後は、リアルタイムのMicrosoft Dataverse のデータをクエリし、Microsoft Dataverse テーブルに基づいてマッピングを作成できます。
-
ODI でリポジトリに接続し、New -> Model and Topology Objects をクリックします。
- 表示されるダイアログの Model 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: CDS と入力します。
- Technology: Generic SQL を選択します(ODI バージョン 12.2 以降の場合は Microsoft SQL Server を選択)。
- Logical Schema: CDS と入力します。
- Context: Global を選択します。
- 表示されるダイアログの Data Server 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: CDS と入力します。
- Driver List: Oracle JDBC Driver を選択します。
- Driver: cdata.jdbc.cds.CDSDriver と入力します。
- URL: 接続文字列を含む JDBC URL を入力します。
ユーザー資格情報の接続プロパティを設定せずに接続できます。接続に最小限必要な接続プロパティは、以下のとおりです。
- InitiateOAuth: GETANDREFRESH に設定します。
- OrganizationUrl: 接続先の組織のURL、例えばhttps://organization.crm.dynamics.com などに設定。
- Tenant (optional): デフォルトと異なるテナントに認証したい場合は、これを設定します。これは、デフォルトのテナントに所属していない組織と連携するために必要です。
接続すると、CData 製品はデフォルトブラウザでOAuth エンドポイントを開きます。ログインして、CData 製品にアクセス許可を与えます。CData 製品がOAuth プロセスを完了します。
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成には、Microsoft Dataverse JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーをご利用ください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.cds.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
一般的な接続文字列は以下のとおりです。
jdbc:cds:OrganizationUrl=https://myaccount.crm.dynamics.com/
- Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
- Name: ドロップダウンメニューから選択します。
- Database (Catalog): CData と入力します。
- Owner (Schema): Microsoft Dataverse でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は CDS と入力します。
- Database (Work Catalog): CData と入力します。
- Owner (Work Schema): Microsoft Dataverse でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は CDS と入力します。
- 開いたモデルで Reverse Engineer をクリックして、Microsoft Dataverse テーブルのメタデータを取得します。
Microsoft Dataverse のデータの編集と保存
リバースエンジニアリングが完了すると、ODI でMicrosoft Dataverse のデータを操作できるようになります。
Microsoft Dataverse のデータを編集・保存するには、Designer ナビゲーターで Models アコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして Data をクリックします。Refresh をクリックするとデータの変更を取得できます。変更が完了したら Save Changes をクリックします。
ETL プロジェクトの作成
以下の手順に従って、Microsoft Dataverse からの ETL を作成します。ODI Getting Started VM に含まれるサンプルデータウェアハウスに Accounts エンティティをロードします。
SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ペインでデータベースのノードを右クリックし、new SQL Worksheet をクリックします。
または、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから以下を入力します。
sqlplus / as sysdba
- 以下のクエリを入力して、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリでは、Microsoft Dataverse の Accounts テーブルに対応するいくつかのカラムを定義しています。
CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_ACCOUNTS (NAME NUMBER(20,0),AccountId VARCHAR2(255));
- ODI で Designer ナビゲーターの Models アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダ内の Sales Administration ノードをダブルクリックします。モデルエディターでモデルが開きます。
- Reverse Engineer をクリックします。TRG_ACCOUNTS テーブルがモデルに追加されます。
- プロジェクト内の Mappings ノードを右クリックし、New Mapping をクリックします。マッピングの名前を入力し、Create Empty Dataset オプションのチェックを外します。Mapping Editor が表示されます。
- Sales Administration モデルから TRG_ACCOUNTS テーブルをマッピングにドラッグします。
- Microsoft Dataverse モデルから Accounts テーブルをマッピングにドラッグします。
- ソースのコネクタポイントをクリックし、ターゲットのコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。この例では、デフォルトのオプションを使用します。ターゲットカラムのプロパティにターゲット式が表示されます。
- Mapping Editor の Physical タブを開き、TARGET_GROUP 内の ACCOUNTS_AP をクリックします。
- ACCOUNTS_AP のプロパティで、Loading Knowledge Module タブの LKM SQL to SQL (Built-In) を選択します。
マッピングを実行して、Microsoft Dataverse のデータを Oracle にロードできます。