Oracle Data Integrator で Dynamics 365 Business Central データをETL

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
Oracle Data Integrator を使用してDynamics 365 Business Central のデータをデータウェアハウスに転送する方法を説明します。

JDBC 標準を使用して、既存のスキルを活かしながらDynamics 365 Business Central に読み書きできます。 Oracle Data Integrator(ODI)などの ETL ツールにドロップインで統合できる CData JDBC Driver for Dynamics 365 Business Central を使えば、リアルタイムのDynamics 365 Business Central のデータをデータウェアハウス、ビジネスインテリジェンス、ビッグデータテクノロジーに接続できます。

JDBC 接続により、ODI でDynamics 365 Business Central を他のデータベースと同様に扱うことができます。RDBMS と同じように、フラットファイルではなくリアルタイムでDynamics 365 Business Central API に直接接続できます。

この記事では、JDBC ベースの ETL(Dynamics 365 Business Central から Oracle へ)の手順を説明します。Dynamics 365 Business Central エンティティのデータモデルをリバースエンジニアリングした後、マッピングを作成し、データロード戦略を選択します。ドライバーが SQL-92 をサポートしているため、組み込みの SQL to SQL Loading Knowledge Module を選択するだけで簡単に実現できます。

ドライバーのインストール

ドライバーをインストールするには、インストールフォルダにあるドライバー JAR(cdata.jdbc.d365businesscentral.jar)と .lic ファイル(cdata.jdbc.d365businesscentral.lic)を、ODI の適切なディレクトリにコピーします。

  • UNIX/Linux(エージェントなし): ~/.odi/oracledi/userlib
  • UNIX/Linux(エージェントあり): ~/.odi/oracledi/userlib および $ODI_HOME/odi/agent/lib
  • Windows(エージェントなし): %APPDATA%\Roaming\odi\oracledi\userlib
  • Windows(エージェントあり): %APPDATA%\odi\oracledi\userlib および %APPDATA%\odi\agent\lib

ODI を再起動してインストールを完了します。

モデルのリバースエンジニアリング

モデルをリバースエンジニアリングすると、ドライバーのDynamics 365 Business Central のデータに対するリレーショナルビューのメタデータが取得されます。リバースエンジニアリング後は、リアルタイムのDynamics 365 Business Central のデータをクエリし、Dynamics 365 Business Central テーブルに基づいてマッピングを作成できます。

  1. ODI でリポジトリに接続し、New -> Model and Topology Objects をクリックします。
  2. 表示されるダイアログの Model 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: D365BusinessCentral と入力します。
    • Technology: Generic SQL を選択します(ODI バージョン 12.2 以降の場合は Microsoft SQL Server を選択)。
    • Logical Schema: D365BusinessCentral と入力します。
    • Context: Global を選択します。
  3. 表示されるダイアログの Data Server 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: D365BusinessCentral と入力します。
    • Driver List: Oracle JDBC Driver を選択します。
    • Driver: cdata.jdbc.d365businesscentral.D365BusinessCentralDriver と入力します。
    • URL: 接続文字列を含む JDBC URL を入力します。

      Dynamics 365 Business Central 接続プロパティの取得・設定方法

      Dynamics 365 Business Central への認証には、User およびAccessKey プロパティが必要です。

      データに接続するには、OrganizationUrl を指定します。OrganizationUrl は、 http://businesscentral.dynamics.com/abc123/ などのBusiness Central アカウントへのエンドポインであるか、Web サービスのルートを参照する必要があります。OrganizationUrl を指定する方法 および利用可能なエンドポイントについての詳細は、Business Central エンドポイント を参照してください。組織内に複数の会社がある場合は、どの会社に接続するかを特定するためにCompany を指定する必要があります。 会社が1つだけの場合は、Company を指定する必要はありません。

      Dynamics 365 Business Central に認証するには、User およびAccessKey 接続プロパティを指定します。Microsoft では、これらをテストおよび開発目的で推奨します。ただし、運用環境での使用は推奨していません。User およびAccessKey の値を取得するには、Dynamics 365 Business Central の「ユーザー」ページに移動して「編集」をクリックします。User Name および Web Service Access Key の値は、User およびPassword 接続文字列プロパティとして入力する値です。User Name はE メールアドレス ではありません。短縮されたユーザー名です。

      Microsoft では、OAuth 認証を使用する本番ユースケースを推奨します。詳細については、ヘルプドキュメントの「OAuth 認証の使用」を参照してください。

      組み込みの接続文字列デザイナー

      JDBC URL の作成には、Dynamics 365 Business Central JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーをご利用ください。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインから JAR ファイルを実行します。

      java -jar cdata.jdbc.d365businesscentral.jar
      

      接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

      一般的な接続文字列は以下のとおりです。

      jdbc:d365businesscentral:OrganizationUrl=https://myaccount.financials.dynamics.com/;
      
  4. Physical Schema 画面で、以下の情報を入力します。
    • Name: ドロップダウンメニューから選択します。
    • Database (Catalog): CData と入力します。
    • Owner (Schema): Dynamics 365 Business Central でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は D365BusinessCentral と入力します。
    • Database (Work Catalog): CData と入力します。
    • Owner (Work Schema): Dynamics 365 Business Central でスキーマを選択した場合は選択したスキーマを入力し、それ以外の場合は D365BusinessCentral と入力します。
  5. 開いたモデルで Reverse Engineer をクリックして、Dynamics 365 Business Central テーブルのメタデータを取得します。

Dynamics 365 Business Central のデータの編集と保存

リバースエンジニアリングが完了すると、ODI でDynamics 365 Business Central のデータを操作できるようになります。 Dynamics 365 Business Central のデータを編集・保存するには、Designer ナビゲーターで Models アコーディオンを展開し、テーブルを右クリックして Data をクリックします。Refresh をクリックするとデータの変更を取得できます。変更が完了したら Save Changes をクリックします。

ETL プロジェクトの作成

以下の手順に従って、Dynamics 365 Business Central からの ETL を作成します。ODI Getting Started VM に含まれるサンプルデータウェアハウスに Accounts エンティティをロードします。

  1. SQL Developer を開き、Oracle データベースに接続します。Connections ペインでデータベースのノードを右クリックし、new SQL Worksheet をクリックします。

    または、SQLPlus を使用することもできます。コマンドプロンプトから以下を入力します。

    sqlplus / as sysdba
    
  2. 以下のクエリを入力して、ODI_DEMO スキーマにあるサンプルデータウェアハウスに新しいターゲットテーブルを作成します。以下のクエリでは、Dynamics 365 Business Central の Accounts テーブルに対応するいくつかのカラムを定義しています。
    CREATE TABLE ODI_DEMO.TRG_ACCOUNTS (NAME NUMBER(20,0),accountid VARCHAR2(255));
    
  3. ODI で Designer ナビゲーターの Models アコーディオンを展開し、ODI_DEMO フォルダ内の Sales Administration ノードをダブルクリックします。モデルエディターでモデルが開きます。
  4. Reverse Engineer をクリックします。TRG_ACCOUNTS テーブルがモデルに追加されます。
  5. プロジェクト内の Mappings ノードを右クリックし、New Mapping をクリックします。マッピングの名前を入力し、Create Empty Dataset オプションのチェックを外します。Mapping Editor が表示されます。
  6. Sales Administration モデルから TRG_ACCOUNTS テーブルをマッピングにドラッグします。
  7. Dynamics 365 Business Central モデルから Accounts テーブルをマッピングにドラッグします。
  8. ソースのコネクタポイントをクリックし、ターゲットのコネクタポイントにドラッグします。Attribute Matching ダイアログが表示されます。この例では、デフォルトのオプションを使用します。ターゲットカラムのプロパティにターゲット式が表示されます。
  9. Mapping Editor の Physical タブを開き、TARGET_GROUP 内の ACCOUNTS_AP をクリックします。
  10. ACCOUNTS_AP のプロパティで、Loading Knowledge Module タブの LKM SQL to SQL (Built-In) を選択します。

マッピングを実行して、Dynamics 365 Business Central のデータを Oracle にロードできます。

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