Delphi のCouchDB のデータへのデータバインドコントロール

古川えりか
古川えりか
コンテンツスペシャリスト
標準のデータアクセスコンポーネントとコントロールを備えたDelphi のCouchDB にデータバインドします。

CData ODBC Driver for ApacheCouchDB は、ODBC 標準をサポートし、リアルタイムCouchDB のデータとビジュアルフォームデザイナおよびDelphi の他のラピッド開発ツールとの統合を可能にします。ODBC ドライバーは、データベース開発用のシングルAPI を提供することにより、Delphi のような単一のコードベースを共有するアプリケーションのデータアクセス戦略を簡素化します。この記事では、CouchDB に接続してシンプルなVisual Component Library (VCL) アプリケーションおよびDelphi コードからデータをクエリする方法を説明します。

CData ODBC ドライバとは?

CData ODBC ドライバは、以下のような特徴を持ったリアルタイムデータ連携ソリューションです。

  1. CouchDB をはじめとする、CRM、MA、会計ツールなど多様なカテゴリの270種類以上のSaaS / オンプレミスデータソースに対応
  2. 多様なアプリケーション、ツールにCouchDB のデータを連携
  3. ノーコードでの手軽な接続設定
  4. 標準 SQL での柔軟なデータ読み込み・書き込み

CData ODBC ドライバでは、1.データソースとしてCouchDB の接続を設定、2.Delphi 側でODBC Driver との接続を設定、という2つのステップだけでデータソースに接続できます。以下に具体的な設定手順を説明します。

CData ODBC ドライバのインストールとCouchDB への接続設定

まずは、本記事右側のサイドバーからApacheCouchDB ODBC Driver の無償トライアルをダウンロード・インストールしてください。30日間無償で、製品版の全機能が使用できます。

未指定の場合は、初めにODBC DSN (data source name) で接続プロパティを指定します。ドライバーのインストールの最後にアドミニストレーターが開きます。Microsoft ODBC Data Source Administrator を使用して、ODBC DSN を作成および構成できます。

Apache CouchDB 接続プロパティの取得・設定方法

それでは、Apache CouchDB に接続していきましょう。Url 接続プロパティをApache CouchDB インスタンスのURL に設定します。例:http://localhost:5984

ユーザー(またはJWT)が特定のデータベースだけにアクセスできるようにしたい場合は、Apache CouchDB インスタンスで"admin_only_all_dbs" オプションを設定し、テーブルをリストするためにCData 製品が必要とする"/_all_dbs" エンドポイントへのアクセス権をすべてのユーザーに付与する必要があります。

Apache CouchDB への認証

続いて、認証方法を設定しましょう。CData 製品では、3種類の認証をサポートしています。

  • Basic:基本的なユーザー名 / パスワード認証
  • JWT:JWT 認証
  • None:パブリックなデータベースへの匿名アクセス

Basic 認証

データに接続するには、以下のプロパティを設定してください。

  • AuthSchemeBasic
  • User:認証に使用されるApache CouchDB ユーザーアカウント
  • Password:認証するユーザーに関連付けられたApache CouchDB パスワード

その他の認証方法については、ヘルプドキュメントの「接続の確立」セクションをご確認ください。

以下のステップに従ってData Explorer を使用し、CouchDB へのFireDAC 接続を作成できます。

  1. 新しいVCL Forms アプリケーションの[Data Explorer]で[FireDAC]ノードを展開します。
  2. [Data Explorer]で[ODBC Data Source]ノードを右クリックします。
  3. [Add New Connection]をクリックします。
  4. 接続の名前を入力します。
  5. 表示される[FireDAC Connection Editor]で、[DataSource]プロパティをODBC DSN for ApacheCouchDB の名前に設定します。
A FireDAC connection to the ODBC data source.(Salesforce is shown.)

CouchDB のデータに接続できるVCL アプリケーションの作成

以下のステップに従って、クエリの結果をグリッドに表示するシンプルなVCL アプリケーションからCouchDB のクエリの実行を開始します。

  1. TFDConnection コンポーネントフォームにドロップし、以下のプロパティを設定します。

    • ConnectionDefName:CouchDB へのFireDAC 接続を選択します。
    • Connected:メニューから[True]を選択し、表示されるダイアログで資格情報を入力します。
  2. TFDQuery コンポーネントをフォームにドロップし、以下のプロパティを設定します。

    • Connection:コンポーネントがまだ指定されていない場合は、このプロパティを[TFDConnection]コンポーネントに設定します。
    • SQL:[SQL]プロパティ内のボタンをクリックし、クエリを入力します。例:

      SELECT MovieRuntime, MovieRating FROM Movies WHERE MovieRating = 'R'
      
    • Active:このプロパティをtrue に設定します。
  3. TDataSource コンポーネントをフォームにドロップし、以下のプロパティを設定します。

    • DataSet:このプロパティのメニューで、TFDQuery コンポーネントの名前を選択します。
  4. TDBGrid コントロールをフォームにドロップし、以下のプロパティを設定します。

    • DataSource:TDataSource の名前を選択します。
  5. 実行時エラーを回避するために、TFDGUIxWaitCursor をフォームにドロップします。
Components in FireDAC used to databind an editable grid to the data source.(Salesforce is shown.)

FireDAC コンポーネントを使用してCouchDB へのコマンドを実行

TFDConnection およびTFQuery コンポーネントを使用してCouchDB へのクエリを実行できます。このセクションでは、TFQuery コンポーネントを使用してクエリを実行するCouchDB 固有の例を示します。

CouchDB のデータに接続

データソースに接続するには、TFDConnection コンポーネントの[Connected]プロパティをtrue に設定します。コードでも同じプロパティを設定できます。

FDConnection1.ConnectionDefName := 'mycouchdb';
FDConnection1.Connected := true;

パラメータクエリの作成

パラメータ化されたリソースはパフォーマンスを向上させることができます。ステートメントの準備は、システムリソースと時間の面でコストがかかります。ステートメントの準備中、接続がアクティブで開いている必要があるためです。FireDACはデフォルトで、同じクエリが何度もリコンパイルされないようにクエリを準備します。ステートメントの準備を無効にするには、ResourceOptions.DirectExecute を[True]に設定します。クエリを一回だけ実行する必要がある場合などに設定します。

クエリの実行

select クエリなど、結果セットを返すクエリを実行するには、Open メソッドを使用します。Open メソッドは、クエリを実行して結果セットを返し、それを開きます。クエリが結果セットを生成しない場合、Open メソッドはエラーを返します。

FDQuery1.Open('select * from Movies where MovieRating = :MovieRating',['R']);

delete のような結果セットを返さないクエリを実行するには、ExecSQL メソッドを使用します。クエリが結果セットを返す場合、ExecSQL メソッドはエラーを返します。影響を受ける行の数を取得するには、[TFD.RowsAffected]プロパティを使用します。

FDQuery1.ExecSQL('delete from Movies where Id= :myId',['x12345']);
i := FDQuery1.RowsAffected;

おわりに

このようにCData ODBC ドライバと併用することで、270を超えるSaaS、NoSQL データをコーディングなしで扱うことができます。30日の無償評価版が利用できますので、ぜひ自社で使っているクラウドサービスやNoSQL と合わせて活用してみてください。

CData ODBC ドライバは日本のユーザー向けに、UI の日本語化、ドキュメントの日本語化、日本語でのテクニカルサポートを提供しています。

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