Embulk を使用して Azure Synapse ののデータをデータベースにロードする方法

Jerod Johnson
Jerod Johnson
Senior Technology Evangelist
CData JDBC Driver とオープンソースのETL/ELT ツールであるEmbulk を使ってAzure Synapse のデータをデータベースにロードする方法を解説します。

Embulk はオープンソースのバルクデータローダーです。CData JDBC Driver for Azure Synapse と組み合わせることで、Azure Synapse から任意の同期先にデータを簡単にロードできます。この記事では、CData JDBC Driver for Azure Synapse をEmbulk で使用してAzure Synapse のデータをMySQL データベースにロードする方法を解説します。

CData JDBC Driver は、最適化されたデータ処理機能を内蔵しており、リアルタイムのAzure Synapse のデータに対して比類のないパフォーマンスを発揮します。Azure Synapse に対して複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作を直接Azure Synapse にプッシュし、サポートされていない操作(SQL 関数やJOIN 操作など)は組み込みのSQL エンジンを使用してクライアント側で処理します。

Azure Synapse への JDBC 接続を設定

Embulk でバルクロードジョブを作成する前に、JDBC Driver のJAR ファイルのインストール場所(通常はC:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Azure Synapse\lib)を確認しておきます。

Embulk はJDBC 接続をサポートしているため、Azure Synapse に簡単に接続してSQL クエリを実行できます。バルクロードジョブを作成する前に、Azure Synapse への認証用のJDBC URL を作成します。

Azure Synapse への接続

Azure Synapse データベースに接続するには、認証に加えて(下記参照)、次のプロパティを設定します。

  • Server:Azure を実行しているサーバー。Azure ポータルにログインして、[Azure Synapse Analytics]->[Select your database]->[Overview]->[Server name]に進むと確認できます。
  • Database[Azure Synapse Analytics]ページのAzure ポータルに表示されるデータベース名。

Azure Synapse への認証

Azure Synapse は、Entra ID(Azure AD)、Azure サービスプリンシパル、Managed Service Identity(MSI)、パスワード(デフォルト)、Azure Password を使用する認証をサポートします。

パスワードでAzure Synapse に直接認証するには、以下のプロパティを設定します。

  • AuthScheme:Password
  • User:認証するAzure Synapse ユーザー。
  • Password:認証するAzure Synapse ユーザーのパスワード。

その他の認証方法については、ヘルプドキュメント の「はじめに」セクションを参照してください。

組み込みの接続文字列デザイナー

JDBC URL の作成には、Azure Synapse JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーを使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行します。

java -jar cdata.jdbc.azuresynapse.jar

接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。

以下は、Azure Synapse への一般的なJDBC 接続文字列です。

jdbc:azuresynapse:User=myuser;Password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind;

Embulk で Azure Synapse ののデータをロード

CData JDBC Driver をインストールしてJDBC 接続文字列を作成したら、必要なEmbulk プラグインをインストールします。

Embulk の入力・出力プラグインをインストール

  1. Embulk にJDBC 入力プラグインをインストールします。
    https://github.com/embulk/embulk-input-jdbc/tree/master/embulk-input-jdbc
  2. embulk gem install embulk-input-jdbc
    
  3. この記事では、同期先データベースとしてMySQL を使用します。出力プラグインを使用して、SQL Server、PostgreSQL、またはGoogle BigQuery を同期先として選択することもできます。
    https://github.com/embulk/embulk-output-jdbc/tree/master/embulk-output-mysql
    embulk gem install embulk-output-mysql
    

入力プラグインと出力プラグインをインストールしたら、Embulk を使用してAzure Synapse のデータをMySQL にロードする準備が整いました。

Azure Synapse ののデータをロードするジョブを作成

まず、Embulk で設定ファイルを作成します。ファイル名はazuresynapse-mysql.yml のようにします。

  1. 入力プラグインのオプションには、CData JDBC Driver for Azure Synapse、ドライバーJAR ファイルへのパス、ドライバークラス(例:cdata.jdbc.azuresynapse.AzureSynapseDriver)、および上記のJDBC URL を指定します。
  2. 出力プラグインのオプションには、MySQL データベースの値と認証情報を指定します。

設定ファイルのサンプル(azuresynapse-mysql.yml)

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.azuresynapse.jar
	driver_class: cdata.jdbc.azuresynapse.AzureSynapseDriver
	url: jdbc:azuresynapse:User=myuser;Password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind;
	table: "Products"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "Products"
	mode: insert

ファイルを作成したら、Embulk ジョブを実行します。

embulk run azuresynapse-mysql.yml

Embulk ジョブを実行すると、MySQL テーブルにAzure Synapse のデータが格納されます。

フィルタリングした Azure Synapse ののデータをロード

テーブルから直接データをロードするだけでなく、カスタムSQL クエリを使用してロードするデータをより詳細に制御できます。また、クエリフィールドのSQL WHERE 句で最終更新カラムを設定することで、増分ロードを実行することもできます。

in:
	type: jdbc
	driver_path: C:\Program Files\CData[product_name] 20xx\lib\cdata.jdbc.azuresynapse.jar
	driver_class: cdata.jdbc.azuresynapse.AzureSynapseDriver
	url: jdbc:azuresynapse:User=myuser;Password=mypassword;Server=localhost;Database=Northwind;
	query: "SELECT Id, ProductName FROM Products WHERE [RecordId] = 1"
out:
	type: mysql
	host: localhost
	database: DatabaseName
	user: UserId
	password: UserPassword
	table: "Products"
	mode: insert

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