Databricks(AWS)でAlloyDB のデータを処理・分析
Databricks は、Apache Spark を通じたデータ処理機能を提供するクラウドベースのサービスです。CData JDBC Driver と組み合わせることで、Databricks を使用してリアルタイムAlloyDB のデータに対してデータエンジニアリングとデータサイエンスを実行できます。この記事では、AWS でCData JDBC Driver をホストし、Databricks でリアルタイムAlloyDB のデータに接続して処理する方法を説明します。
最適化されたデータ処理が組み込まれたCData JDBC Driver は、リアルタイムAlloyDB のデータを扱う上で比類のないパフォーマンスを提供します。AlloyDB に複雑なSQL クエリを発行すると、ドライバーはフィルタや集計などのサポートされているSQL 操作をAlloyDB に直接プッシュし、サポートされていない操作(主にSQL 関数やJOIN 操作)は組み込みSQL エンジンを利用してクライアント側で処理します。組み込みの動的メタデータクエリを使用すると、ネイティブデータ型を使ってAlloyDB のデータを操作・分析できます。
CData JDBC Driver をDatabricks にインストール
Databricks でリアルタイムAlloyDB のデータを操作するには、Databricks クラスターにドライバーをインストールします。
- Databricks の管理画面に移動し、対象のクラスターを選択します。
- Libraries タブで「Install New」をクリックします。
- Library Source として「Upload」を選択し、Library Type として「Jar」を選択します。
- インストール場所(通常はC:\Program Files\CData[product_name]\lib)からJDBC JAR ファイル(cdata.jdbc.alloydb.jar)をアップロードします。
ノートブックでAlloyDB のデータにアクセス:Python
JAR ファイルをインストールしたら、Databricks でリアルタイムAlloyDB のデータを操作する準備が整いました。ワークスペースに新しいノートブックを作成します。ノートブックに名前を付け、言語としてPython を選択し(Scala も利用可能)、JDBC ドライバーをインストールしたクラスターを選択します。ノートブックが起動したら、接続を設定し、AlloyDB をクエリして、基本的なレポートを作成できます。
AlloyDB への接続を設定
JDBC Driver クラスを参照し、JDBC URL で使用する接続文字列を構築してAlloyDB に接続します。また、JDBC URL でRTK プロパティを設定する必要があります(Beta ドライバーを使用している場合を除く)。このプロパティの設定方法については、インストールに含まれるライセンスファイルを参照してください。
ステップ1:接続情報
driver = "cdata.jdbc.alloydb.AlloyDBDriver" url = "jdbc:alloydb:RTK=5246...;User=alloydb;Password=admin;Database=alloydb;Server=127.0.0.1;Port=5432"
組み込みの接続文字列デザイナー
JDBC URL の作成をサポートするために、AlloyDB JDBC Driver に組み込まれている接続文字列デザイナーが使用できます。JAR ファイルをダブルクリックするか、コマンドラインからJAR ファイルを実行します。
java -jar cdata.jdbc.alloydb.jar
接続プロパティを入力し、接続文字列をクリップボードにコピーします。
AlloyDB 接続プロパティの取得・設定方法
AlloyDB に接続するには、次の接続プロパティが必要です。
- Server:AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのホスト名またはIP アドレス。
- Port(オプション):AlloyDB データベースをホスティングしているサーバーのポート。このプロパティはデフォルトで5432に設定されます。
- User:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるユーザー。
- Password:AlloyDB サーバーに認証する際に使われるパスワード。
- Database(オプション):AlloyDB サーバーに接続する場合のデータベース。設定されていない場合は、ユーザーのデフォルトデータベースが使用されます。
AlloyDB への認証
標準認証
標準認証(事前に提供されたユーザーとパスワードの組み合わせを使用)は、デフォルトの認証形式です。標準認証で接続する場合は、これ以上のアクションは必要ありません。
pg_hba.conf 認証スキーム
CData 製品がサポートしている他の認証方法では、AlloyDB サーバー上のpg_hba.conf ファイルで有効化する必要があります。
AlloyDB サーバーでの認証の設定については、こちらを参照してください。
MD5
pg_hba.conf ファイルのauth-method をmd5 に設定すると、MD5 パスワード検証を使用して認証できます。
SASL
CData 製品は、SASL(特にSCRAM-SHA-256)でパスワードを検証することで認証できます。
この認証方法を使用するには、pg_hba.conf ファイルのauth-method をscram-sha-256 に設定します。
Kerberos
Kerberos 認証は、CData 製品が接続を試行している際にAlloyDB サーバーで開始されます。この認証方法を有効化するには、AlloyDB
サーバーでKerberos を設定します。AlloyDB サーバーでのKerberos 認証の設定を完了したら、CData 製品からKerberos
認証を行う方法については、ヘルプドキュメントの「Kerberos
の使用」セクションを参照してください。
AlloyDB のデータをロード
接続を設定したら、CData JDBC Driver と接続情報を使用して、AlloyDB のデータをDataFrame としてロードできます。
ステップ2:データの読み取り
remote_table = spark.read.format ( "jdbc" ) \ .option ( "driver" , driver) \ .option ( "url" , url) \ .option ( "dbtable" , "Orders") \ .load ()
AlloyDB のデータを表示
ロードしたAlloyDB のデータをdisplay 関数を呼び出して確認します。
ステップ3:結果の確認
display (remote_table.select ("ShipName"))
Databricks でAlloyDB のデータを分析
Databricks SparkSQL でデータを処理するには、ロードしたデータをTemp View として登録します。
ステップ4:ビューまたはテーブルを作成
remote_table.createOrReplaceTempView ( "SAMPLE_VIEW" )
Temp View を作成したら、SparkSQL を使用してAlloyDB のデータをレポート、ビジュアライゼーション、分析用に取得できます。
% sql SELECT ShipName, ShipCity FROM SAMPLE_VIEW ORDER BY ShipCity DESC LIMIT 5
AlloyDB からのデータは、対象のノートブックでのみ利用可能です。他のユーザーと共有したい場合は、テーブルとして保存します。
remote_table.write.format ( "parquet" ) .saveAsTable ( "SAMPLE_TABLE" )
CData JDBC Driver for AlloyDB の30日間無償トライアルをダウンロードして、Databricks でリアルタイムAlloyDB のデータの操作をはじめましょう。ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。