ODBC 経由で R から Active Directory のデータ を分析
純粋な R スクリプトと標準 SQL で Active Directory のデータ にアクセスできます。CData ODBC ドライバ for Active Directory と RODBC パッケージを使用すると、R からリモート Active Directory のデータ を操作できます。CData ドライバを使用することで、業界で実績のある標準に準拠したドライバを活用し、人気のオープンソース言語 R でデータにアクセスできます。この記事では、ドライバを使用して Active Directory のデータ に SQL クエリを実行し、R で Active Directory のデータ を可視化する方法を説明します。
R をインストール
マルチスレッドや管理コードによるドライバのパフォーマンス向上は、マルチスレッド対応の Microsoft R Open や、BLAS/LAPACK ライブラリにリンクした R を実行することで補完できます。この記事では Microsoft R Open(MRO)を使用します。
Active Directory にODBC データソースとして接続
Active Directory への接続情報と、Windows および Linux 環境での DSN 設定手順を説明します。
ActiveDirectory 接続プロパティの取得・設定方法
接続には以下の情報が必要です。
- 有効なユーザーおよびパスワード情報 (例:Domain\BobF or cn=Bob F,ou=Employees,dc=Domain)。
- 接続するサーバーのIP、ホスト名、ポートを含むサーバー情報。
-
BaseDN: 指定されたname にLDAP 検索の範囲を制限します。
ちなみに、BaseDN を狭い範囲に設定することで大幅にパフォーマンスを改善できます。例えば、cn=users,dc=domain は、cn=users およびその子の範囲に戻り値の結果を制限します。
DSN を設定する際に、Max Rows 接続プロパティも設定することをお勧めします。これにより返される行数が制限され、レポートやビジュアライゼーションの設計時のパフォーマンス向上に役立ちます。
Windows
まだ設定していない場合は、ODBC DSN(データソース名)で接続プロパティを指定します。これはドライバーインストールの最後のステップです。Microsoft ODBC データソースアドミニストレーターを使用して、ODBC DSN を作成・設定できます。
Linux
Linux 環境で CData ODBC Driver for Active Directory をインストールする場合、ドライバーのインストール時にシステム DSN が事前定義されます。システムデータソースファイル(/etc/odbc.ini)を編集して、必要な接続プロパティを定義することで DSN を変更できます。
/etc/odbc.ini
[CData ActiveDirectory Source] Driver = CData ODBC Driver for Active Directory Description = My Description User = cn = Bob F,ou = Employees,dc = Domain Password = bob123 Server = 10.0.1.2 Port = 389
これらの設定ファイルの使用方法の詳細については、ヘルプドキュメント(インストール済みまたはオンライン)を参照してください。
RODBC パッケージを読み込む
ドライバを使用するには、RODBC パッケージをダウンロードします。RStudio で、[ツール] -> [パッケージのインストール]をクリックし、[パッケージ]ボックスに RODBC と入力します。
RODBC パッケージをインストールした後、以下の行でパッケージを読み込みます。
library(RODBC)
注意:この記事では RODBC バージョン 1.3-12 を使用しています。Microsoft R Open を使用すると、Microsoft の MRAN リポジトリのチェックポイント機能を使用して同じバージョンでテストできます。 checkpoint コマンドを使用すると、MRAN リポジトリでホストされている CRAN リポジトリのスナップショットからパッケージをインストールできます。2016年1月1日のスナップショットにはバージョン 1.3-12 が含まれています。
library(checkpoint)
checkpoint("2016-01-01")
Active Directory のデータ にODBC データソースとして接続
以下の行で R から DSN に接続できます。
conn <- odbcConnect("CData ActiveDirectory Source")
スキーマの検出
ドライバは Active Directory API をリレーショナルテーブル、ビュー、ストアドプロシージャとしてモデル化します。以下の行でテーブルの一覧を取得できます。
sqlTables(conn)
SQL クエリを実行
sqlQuery 関数を使用して、Active Directory API でサポートされている任意の SQL クエリを実行できます。
user <- sqlQuery(conn, "SELECT Id, LogonCount FROM User", believeNRows=FALSE, rows_at_time=1)
以下のコマンドでデータビューアウィンドウに結果を表示できます。
View(user)
Active Directory のデータ をプロット
これで、CRAN リポジトリで利用可能なデータビジュアライゼーションパッケージを使用して Active Directory のデータ を分析できます。組み込みのバープロット関数を使用して、シンプルな棒グラフを作成できます。
par(las=2,ps=10,mar=c(5,15,4,2)) barplot(user$LogonCount, main="Active Directory User", names.arg = user$Id, horiz=TRUE)